往復note(2):生きていると感じる瞬間への返答

Kさん、さっそくの往復noteをありがとうございます。
しょっぱなから文章のヘタクソさに絶望して1週間ルールを破ってしまいました、、、まずはアウトプットを優先ですね。がんばります!

Kさんには10月の頭から私が主催する瞑想会にお付き合いいただきかれこれ2週間以上になりますが、身体の調子はどうですか?
HSPとADHDの能力持ちの私としては、現象を受容するキャパシティが明らかに増えたのを感じます。
仏陀のふるまいや思考回路はまったくHSP&ADHDフレンドリー(若しくは本人も。)なので、かなり実用的に思います。助かる~
暫く続けたいと思っていますので、これからもお付き合いのほどよろしくお願いします!


さて、前回の往復noteでご質問いただいていた「最近あった生きていることを感じる瞬間」についてお答えします。
そうですね、、、最近あったことだと、やはり瞑想の訓練を行う中で身体に意識を向けた時の気付きは、私に明確な「生」の感覚を与えました。

これを読んでくださっている皆さんに向けて瞑想の方法について説明すると、瞑想は吸って、吐いて、吸って、吐いて、、、呼吸による肩やお腹の動きを観察することから始めます。
(詳しくはNetflixの『ヘッドスペースの瞑想ガイド』、もしくは上座部仏教のYouTube「日本テーラワーダ仏教公式チャンネル」で『ヴィパッサナー瞑想講座』を参照していただくと良いと思います。それにそって瞑想会は行ってます。)
その時に骨盤の位置、背骨の位置、首の位置を呼吸がお腹にまで落ちていくように調整しつつ、心から身体の働きまでゆっくりと観察するのですが、この一連の流れを上手にできた時の感覚がすごくおもしろい。

内臓が私にヒト科としての季節の過ごし方を教えてくれるのです。

、、、何を言うとるんやと思われたらどないしよ(笑)けど、実際体感してみるとおもしろかったですよ。
京都も10月16日以前はいつまで夏なんだろう?というような暑い日が続いていました。そんな夏日の瞑想中、私は内臓の奥の方が小さくぎゅうっとなるような感覚に気づきました。
そのときに、ああ、もうすぐ寒くなるんだな。身体は準備しろと言っているんだなと理解しました。寒くはないけど、寒さに耐えるために縮こまる感じ。
そして4日後ぐらいには半そでTシャツ⇒もこもこダウン!という急激な変化、、、、

命拾いしました。身体のことを無視して前もって温めてやらなかったら寒暖差にやられて瞑想どころでは無くなっていたと思います。
天気予報を全く見ない生活を長く続けていることも功を奏しました。寒さを迎え撃つための準備段階を身体はもっと前からとっているのに、「ああ~明日から寒いんだな~」と悠長にしていたら辛さが増します、、、
太陽と地球の宇宙のリズムを、身体は当たり前のように捉えて発出してるのです。我が恩師・設楽先生おすすめ、三木成夫氏の著書『内臓とこころ』で書かれた内容を改めて体感。
季節の野菜や果物がおいしく感じるのも、世界の循環に対する身体からの呼応だよな~。焼きリンゴがおいしい。


私は芸術作品を見るときも、こういった宇宙のリズムをその形態から直接に体感させてくれたり、匂わせてくれる作品を好みます。
ロスコの絵画から受ける体験は宇宙をみているのと同じなのだろうと理解していたのですが、瞑想でのことからそれは真なのだと身体は答えています。
アンドレアス・スロミンスキーのホワイトキューブに仕掛けられた罠のシリーズに魅力を感じるのも、空間を漂うダークマターの一片を捉えるために無菌室へ設置された装置のように見えるからなんじゃないかな。罠シリーズもっと作ってほしい。


人間として天気予報や作品解説を頼りにして身体の反応に目隠ししていると捉えられない、一億年から七千万年続く霊長類のヒト科とそれを生んだ世界とのやりとり。
どうしたらそれをもっと捉えることができるようになるのか?まだ科学では解明できないヒト科の不思議な現象を当事者研究のなかで明らかにできたらどんなに楽しいか!
そのためにはまず、気付かないうちに優しくかけられた目隠しを外して幕を開けていかなければならない。

そこでKさんに質問です。ヒト科の善性を発揮するために生きる方法をKさんも探しておられると思うのですが、最近目隠しされてるな~と感じたことはありますか?
圧倒的身体優位の私が知らない目隠しをKさんは気づいておられるのではないでしょうか。よければ教えてください!

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