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大好きな人へ(失恋備忘録①)

世の中はもうすぐクリスマス。
イルミネーションで街中がよそよそしくなるこの季節。
心は満たされていてもなんだか寂しい気分になるこの季節。
私は苦手だ。

12月21日。
彼氏と過ごす初めてのクリスマスに向けて事前に購入しておいた、
奮発した、彼を想って買った、大切なクリスマスプレゼントが
棚から音をたてて落ちた。
嫌な感じがした。

その日彼からコロナになったからクリスマスは会えないと連絡が来た。
25日にランチを予約していたのに。とも来ていた。
嬉しかった反面、文面に違和感を感じた。少し問いただした。

”コロナになったのは事実。でも好きな人ができた。”
”だから別れてほしい。”

プレゼントが落ちた時に感じた、
その時のわたしの違和感は間違いではなかった。

しばらくして彼と電話をした。
短くて長い48分間だった。

話の辻褄が合っておらず、彼の本心はわからなかったが
要約すると私と会う時間がなかなか取れていなかったから
その間に別の人を好きになってしまった。ということかな。

何も言えなかった。私が引く以外選択肢がなかった。
何も言い返せずにただ事実を受け入れることしかできない自分が情けなかった。

次回に続く。。


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