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旧暦 太陰太陽暦について

2023年1月22日は、旧暦のお正月でした。
旧暦というのは太陰太陽暦のことで、月の満ち欠けの周期29日半をひと月とする暦のことです。この太陰暦では、一年(12ヶ月)が354日となり、太陽の周期・季節との間にズレが生じてしまいます。
そのズレを解消するために32〜33ヶ月に一度、閏月を設けて、このズレを解消するのです。

月の満ち欠けは、植物の生長や動物の行動と密接に関わっています。女性の生理周期や妊娠月齢・出産時期などは、この月の満ち欠けによる周期で見る方が正しく計算されるため、月数を4週でひと月として計算していきます。
また、農業や潮の満ち引きの影響を受ける漁業でも、月の満ち引きによる影響を大きく受けるため、太陰暦が重宝されてきました。

それでも、太陽の動きによる季節の変化も重要になるため、季節の移り変わりの目安として設けられたのが、二十四節気・七十二候です。
この旧暦というものは、中国から伝えられたものですが、漢方同様に日本の気候風土に合わせて変化を繰り返し、より日本に合うものに進化してきました。

上の表は、2023年1月20日〜2月18日までの二十四節気と七十二候です。

大寒は、寒さが最も厳しくなる時期のことです。そして、2/3の節分を機に日が長くなり、春に向かって行きます。

こういった季節のことを知って、暮らしの中にその気候に応じた食品や飾り・行事ごとを入れて楽しむことも、心と身体の健康にとってとても良いと感じます。
興味を持っていただいた方は、こちらの旧暦を楽しむ記事もぜひ併せてご覧ください。



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