どうして会社に行きたくないのか、テレワークがつらいのか、会社を辞めたいのか大体わかってきた。回避性愛着障害について。恐れについて。

ずっと理由がわからなかったのです。漠然と辞めたいな、会社はつらいなと思っていて、私の居場所はないような気がしていて、つらい気持ちと手を握りながら毎日毎日仕事していた。

カウンセリングを9月から受けていたのだけれど、「なんだか会社が漠然と嫌で、その理由がわからない。私はいろんなものを読み落としがちで、聞き逃しがちで、仕事が全然できないので、そのせいでつらくなっているかもしれない」というと、

先生が「それはあなたの能力がおいついていなくて読めていないのではなくて、何か見たくないもの、聞きたくないものがあって、それを無意識にはねのけているせいじゃないか」と言ってくれました。

じゃあ見たくないもの、聞きたくないものってなんだろう?という話題になって、そこからずっと考え続けたまま3週間くらい進まなかったので、あらゆる本を読みまくって、私が受け入れたくなかったものは何なのだろうと考え続けました。

そうしたらその中からすごく私の説明書に近い!と思った本があって、それが「回避性愛着障害」。ざっくりいうと、人とつながることを避け、人と深い関係になることを不快に思い、よって人と長期的な関係を気付くことが難しいといったタイプの人について書かれた本でした。

わりと親密にしていた人であっても、一度距離ができてしまうと簡単に心の中から締め出してしまう。人との死別に関しても。付き合っていた人に関しても。

自分のことを話さ(せ)ない。人に頼らない。一人で生きていこうとする。

※ちなみに「回避性愛着障害」というのは病名ではなくて(「愛着障害」はもともと乳幼児に対して使われる障害名で、大人は愛着障害の基準を満たさない)、”アダルトチルドレン”のような一つの概念名だと思ってもらえれば。

この人間関係における回避には、様々な感情が背景にあって、私はその背景のひとつに「恐れ」を持つタイプのようだった。

つまり、人と深く付き合いたいが、それによって引き起こされる何かが怖く、結局人間関係を拒否してしまうタイプ。

私には具体的に「見捨てられることの恐怖」「人間関係のいろいろめんどくさいことに対する恐怖(いじめとか諍い)」「親密な人を喪失したときに引き起こされる恐怖」があるみたいで。

そういえば長期的な人間関係を持つのってものすっごく苦手だなと思っていました。それを会社にも適用していたのだと思います。

成果を出さなければ見捨てられる、うまく先輩にも受け入れられて周りの人との関係性を作らなければ仕事ができなくなる、頑張っている姿を見せなければ嫌われて孤立する………

特に今の部署がもうとんでもなくいい人たちばかりだから。

この人達に嫌われたら私は終わりだ。部署の人たちが好きだから嫌われたくない。成果を出さないと見捨てられる。けど成果を出し続けなければいけないプレッシャーがつらいから逃げたい。でも深く関わったら、私のことを知ったらきっと嫌われる。これ以上は付き合いたくないから、辞めたい。会社行きたくない。

たぶん、「私が好きな人たちにとって”良い私”」のまま消えたいんだろうな。笑

かつては、こういう状況は実際に逃げ出してきたように思う。そして今は、逃げ出そうとしている。会社にまつわることを自らはねのけ、受け入れないことによって。

どれだけ嫌われたくないんだ、という感じですよね………

私は別に全然どうでもいい人たちにとっては何と思われたっていいんですよ。だから変な話だけど、私が長期間仲良かったひとって、「どうでもいい人」「あんまり好きじゃない人」だったりする。もしくは、私のことを詮索してこない人。プライベートに深く入り込まず、共通する趣味や話題のことだけでずっと話していられる人。

仕事や趣味の話なら永遠に話していられるのに、自分や相手のパーソナリティーに基づく話になると急に口をとざしてしまうのはこのせいだろうなと。

本当はもっといろいろ原因や絡んでくる問題があるんだと思うんです。自分はかつて、この人間関係はお互いにとって価値があるのか?に基づいて人付き合いをしていたとか、最初から嫌われる前提なのはなぜなのかとか、どうしてこうも24年間も恐怖を感じながら生きていかなければならないのかとか。

それはまた考えていけないといけないのだと思うのだけど、私の生きづらさの原因において、結構な割合で恐怖が占めているのだなというのがわかったのはだいぶ大きな進歩でした。

ここまで来るのに約4か月。笑

たぶん回避型の性格のおかげで、いろんなものに目をつぶってきたからなかなか気づけなかったんだろうなと思います。今後もカウンセリング進めていきます。がんばる。

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