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私の体の思い出

明日は春分だ。
宇宙◯旦という言葉は、商標登録があるため使用にはお気をつけなさいと、昨日知ったばかりだ。
ゆうて発信で使ったことはないし、使うつもりもなかったのだけど、ダメなんだと知るとなんかムズムズしてくる。(だからやめてって)

なんとなく区切りがいい(?)ので、過去の話でも、と。

幼稚園の頃、友人の家に何人かで集まっていた時のこと。その友人にはお姉ちゃんがいた。
何年生だったんだろう、だいぶお姉さんに見えた。私は一番上なので、お姉ちゃん・お兄ちゃんにとっても憧れていた。
今考えると私の持ち物は全て新品で、時代的にもユニクロはなし、安いECなどなし、なのでブランド物も多かったはず。そんなに恵まれていたのに、その頃は“お下がり”が羨ましくて、なぜか“お下がり”ってだけで大人っぽく見えた気がする。

(書いてて気づいた、だから私は今も古着が好きなの?笑)

お姉ちゃんの膝の上に乗る(座る)遊びが始まった。座るだけ。
お姉ちゃんは、ストップウォッチを持って何分か忘れたが時間を測っていた。時間がきたら、ハイ次の子、と。
今書いてても一体何の時間だったのか想像もつかないので、自分の記憶違いかと疑うけど違わないはず。
この時の素直な感情としては、なんとなくみんな盛り上がってお姉ちゃんの膝の上に行きたがってるから、自分もノリ合わせとこう。
私の番は最後だった。この時点で全然乗り気じゃないのが行動で分かる。

お姉ちゃんは、並んでる幼稚園生たちを見ながら彼女のお姉ちゃんらしい振る舞いを全うしていた。
最後尾にいる私のことを見た時、お姉ちゃんが言った。
「わー、〇〇ちゃん(私の名前)はちょっと重そうだなー」

幼稚園生ながらも、凍りついた。
この時はまだ、重いことが悪いとも、太っているとも思わなかったはず。でも確実に、
『私ってみんなと違うんだ』
と、漠然と他人から見た時に基準値の外であるとしっかり認識した。
そして、言われた瞬間にバッと全員振り向いたように感じて、とても恥ずかしかった。

そして、お母さんたちがみんなを迎えに来る時間が迫り、私は最後尾だったために残された猶予が少なかったので、
「あ、私はダイジョウブ」
とお姉ちゃんに言った。
お姉ちゃんは、
「いいの?あと◯分ちょっとくらいなら乗ってられるけど」(マジなんの遊び)
もう一度、「ううん、いい」と言って、お迎えの保護者たちと合流した。

最後尾でみんなにノリ合わせてただけのはずなのに、あれ?
私が順番を待ち侘びてるように見えたのかな。
もし小柄な子だったら?

ううん、そーじゃない。

その遊び楽しいの?って聞ける勇気があればよかったよね。友人のお姉ちゃん、何人も膝に乗せておつかれさま。
今の私は、小さい子がたくさんいるだけでちょっと逃げたいです。

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