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なんじゃこりゃ!!!!

ババア達の愚痴祭りになってます。
2ヶ月経てば病棟の患者も人が変わって空気も、
民度もめちゃくちゃ変わってました。

2ヶ月前

とても快活でサッパリした方が多くて

お互いに頑張ろうね!
退院したらどこに行きたい?
移植終わったら私はダイビングをまた絶対するねん!

なんて前向きで、自分の夢や目標を語る方が多かったです。その中でも正義感が強いリーダーみたいなマダムがいて、共同で使用するもの(お風呂やトイレ)が汚れていたら『汚れているよ!みんな感染症に弱いんだから気をつけて使おうよ!』と看護師や周りに明るく声をかけてくれる方もいました。
私が移植で無菌室に入る時も先に移植されてた方が

つらい治療になるけれど、また必ず病院の外で会おうね!

と、約束して送り出してもらいました。
そして辛い治療を乗り越えて、2ヶ月後に無菌室を出た今。
あの頃いた方々は皆さん、完全退院を遂げられて病棟にはいません。それは皆んなが元気に今暮らしているということだから、素直に嬉しいです。どうか、もう病院では会うことがありませんようにと祈るばかりです。

2ヶ月後の今

最初に思ったのは共同部分が汚い。お風呂場は髪の毛落ち放題、予約制だけど時間を過ぎててもお構いなし、出てきても『待たせてごめんね』等の声かけや謝罪もしない。もちろん慌てて出たから使いっぱなし。トイレも後の人のことなんて考えてない使い方。洗面も使いたい放題のびしゃびしゃ。なんじゃこりゃ。と。
そしたら、そこにいる人達もやっぱりそんな感じ。
4人部屋で3人が椅子を出して病室内でお喋り。
数人でお話しをする時は同室の方の状態を想って、
デイルームに移動するのがマナーだったり、
本来なら部屋の行き来は禁止だけど守ってなかったり。
お構いなしに人の噂話しばかりしていて
目が合えばこちらの情報を引き出そうと話しかけてきて、最後に救う気もない『可哀想に』を吐く方々。
それも私のことだけでなく『お母さんが可哀想』『家族が可哀想』『恋人が可哀想』と。そんなことは私が1番よく分かってるわけです。親に申し訳ない。家族に申し訳ない。恋人に申し訳ない。そう思って3ヶ月過ごした上での他人に言われる『可哀想』。


2ヶ月前はもっと明るくてサッパリした空間だった。
先ずはあぁいう空間に戻るところから!と思って
無菌室から出たのは良いものの、
いざ出てみたら、人様のことをネタにクスクス笑い
周りへの配慮のない人たちばかり。
さらに私の部屋は短期(2.3日や数時間)で帰る人が多く、
人が変われば病室の環境も変わるから、来る人来る人がどんな人なのかドキドキする毎日で落ち着かず。
自分より後に来ては先に帰る人達を見送る焦りもありました。
言い返したい。でも嫌な人間になりたくない。
あと少し我慢。あと少し、あと少し。と思いつつ
あと肝臓の数値さえ……と思いつつ
中々安定しない肝臓。あと少し我慢…あと少し…
病室に引きこもっても話しかけてくるおばあちゃん。
この人に悪気はないから。だからあと少し…あと少し
あと少し我慢……誰かに話そう、誰か、心理士さん呼んでもらって…あ……あ……明日土曜日だ……心理士さんいないわ。

いつまで我慢すれば帰れるの……

言い返したりもしてみたものの、周りの環境は全く変わらず『あぁ……無駄だ。この人達、分からないんだ。話しが出来る人がいない…。』とプツンと糸が切れた感じがしました。
もう全部無駄だ。肝臓なんてもうどーでもいい。カテーテルぶち抜いてコンビニ行くフリして帰ろう。1分1秒でもここにいたくない。思いやりも品もない。もうこんな人達と同じ空気を吸うのも嫌だ。今すぐ帰りたい。

中々理解してもらえないつらさ

そして母や恋人に話しをきいてもらうとやっぱり
『無視しなさい』『そういう人だと割り切って』
『あと少しなんだから』と。
看護師さんに話しても師長さんに言っとくね。と。
違う。そういうレベルじゃない。私はもう、ここにいられないんだと気付いてもらうのに3人目の看護師さんに話してやっと気付いてもらえました。
『髙道屋さん。髙道屋さんは一度帰った方が良いです。試験外泊出来るか、先生に掛け合います。帰りましょう。』と。

処置室で良いから病室じゃない所で寝かせて下さいとお願いをして、『いや、処置室は看護師が作業するからうるさいし、寝るためのベッドじゃありません。有料の個室が今空いてるので、そっちに行きましょう。精神保護の為に必要な処置として特別に通します。』と言って頂いて、昨日は個室で寝かせて頂きました。
朝にはなかったことにしないといけないし、1回ごとにシーツも変えないといけないのに、申し訳ない…申し訳ない…と何回も思いながら、それでも1人になってやっと息が吸えた感覚がしました。やっと、開放された……。と、久しぶりに朝まで起きずに眠れました。

先生の判断も変わりました

デイルームで自閉モードの私の元に主治医がいらして、『明日、諸々の検査をして大きく問題がなければ試験外泊しましょう。一度帰った方がいい。そして、通院が多くなると感染のリスクが上がるから安定してから…と思っていたけれど、少しでも早く帰ったほう髙道屋さんにとっていいと思います。通院で対応出来るようにして、早く退院出来るようにします。』と約束してくれました。

更に今晩も担当の看護師さんから『個室使っていいよ!沙姫ちゃんが辛い治療頑張ったのはみんな見てたし、みんな知ってるから。治療しに来てるんだから。それ以外のことで悩まないで。沢山我慢させてごめんね』と。
看護師さんや先生が優しい人達で良かった、気付いてもらえて、伝えて良かったと思いました。

病棟の人たちは変わらず『なんじゃこりゃ』状態ですが、月曜日になって病院が動きだしたら何か変わってくれるのかも。そんな期待も持ちながら、今日も有り難く個室を使わせて頂けます。


これ以上、この話しが出なければいいのにと毎日思いながらTwitter荒らして本当に申し訳ないです。
いつも、応援して頂いて有難うございます……!

白血病の私はコロナや特発性大腿骨頭壊死症などで働くことが難しいのが現状です。頂いたサポートは医療費や生活費として大事に使わせて頂きます。私の経験がお役にたてば、応援して頂けると幸いです😌