見出し画像

2023.5.9 メイクとお弁当

ずっと家にいるようになってもっぱら、メイクをする回数が減った。
メイクをすること自体は好きだけど、「どうせ誰にも会わないし」と思うとやはりしなくなってしまうものだなと思う。
だけど最近“いい塩梅”のメイクの仕方を見つけた。
人と会うときのようにしっかりメイクするわけではないけれど、自分のテンションが上がるように、ほのかにメイクする。

ETVOSのミネラルUVベールというパウダーがあって、それがとても重宝している。お肌がきれいに見えるし、紫外線対策もできるし、ササッとつけられるし。それから眉毛はパウダーでふんわりと描いて(わたしはもともと毛がしっかりあって太眉なので、ぼかすように描いている)、目尻の部分にだけ明るめのブラウンのアイライナーを引く。

家では眼鏡をかけるので、でも、眼鏡をかけると目がちいさく見えるのが嫌だったのだけれど、かといって目周りをフルメイクするのも面倒だった。そこで明るいブラウンのリキッドラインだけ目尻やまつ毛の下がり具合に沿ってスッと引くと、いつもより目が大きく見えるという発見をした。
ちなみに濃いブラウンや黒だと引き締まりすぎてノーメイクの目元に合わないので、明るいブラウン、というのが気に入っています。

チークもリップも普段はつけないけれど、今日は軽くピンクベージュのチークとリップをつけて、ほんのりテンションが上がるビジュアルにできたのだった。(自己満足の権化)


弟がいて、まだ学生なので、たまにそのお弁当を作ったりもしている。
今日は鶏の磯部天を入れた。
昨夜鶏むね肉に下味をつけておいて、今朝天ぷら粉に青さを混ぜたものをつけて揚げた。

働いていたとき、余裕がなくて、朝から揚げ物をする元気なんてとてもなかったなと思う。でも、今家にいて、少し余裕があるから、揚げ物の好きな弟が少しでも喜んでくれたらいいなと思って、朝から揚げ物を揚げたりできる。
人のために何かしようと思える感覚が、わたしにはとても新鮮だった。

思えば働いているときは、全部が自分のためだった。
お弁当を作るのも、お昼休憩に弁当箱のふたを開けて、少しでも癒やされたいからだったし、自分の体にいいことをしているという実感がほしいからだった。
働くこと自体も、自分のためで、お金のためで、ほしいものを買ったり行きたい場所に行ったりするためだった。

それはそれでとても充実した感覚だったと思うけれど、人のために何かする、という感覚もまた、同じようにとても充実した、それでいて自分のためにすることとは少し感じの違う感覚だなと思う。


ちゃっちゃと仕事に就いてちゃっちゃと働けたらいいし、自分もそれを望んでいたけれど、それがうまくいかない今、気を挫かれることもある。
それが不安だし嫌だった。このぶらぶらした期間から、早く脱出できたらいいのにと思っていた。

でも、もしかしたら今のこの期間も、働き出したら味わえなくなる感覚を味わわせてくれる大切な期間なのかもしれないと思ったら、この状態もそんなに悪くない気がしてきた。

そんな今日のことを、言葉にして残しておきたいと思った2023年5月9日の夕刻だった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?