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2023.3.1 とるにたらない生活

昨晩Netflixで映画を観ていた。『ちひろさん』という映画。
とても素敵だったぁ。
ちいさな違和感、のようなものを取り除いてしまわない、純粋でまっすぐで、どこかほの悲しい、なのに明るい方向へ向かわせてくれる映画だった。
人には説明できないような思いとか、感情を、抱いて生きていかねばならないことって、きっと誰にでもあると思うけど、それを否定も肯定もせず、ただ描いてくれた。
言い表せないものを、言い表さないまま、ちゃんと作品にしてくれた。
そんなふうにわたしは感じました。
あと主演の有村架純さん。素朴で、上品すぎず、でもそこら辺にはなかなかいないだろうなぁって春の陽気のような空気をまとった、素敵な雰囲気。憧れます。健康美。可愛いのに美しい。
登場人物がみんなよい雰囲気をまとっていて、素敵でした。原作が漫画らしいので、それも読んでみたいなぁって思いました。

そして今朝はとてもよいお天気で。
きのうが退職日だったので、今日は年金だの諸々の切り替えをしに出かけるつもりでしっかり用意をして、お化粧もして。

メイクの手順を1個ずつ踏んでいくうちに心のなかが整理される気がする。わたしはメイクすることが好きだ。

役所で手続きを終えたあと、パン屋さんでパンを買った。
それから図書館に寄って、本を借りた。

料理本を2冊と、江國香織さんのエッセイ『とるにたらないものもの』、そして石井ゆかりさんの『星をさがす』という本。
江國香織さんはその文体が好きで、読むたびにため息を吐きそうになるほど美しい言葉づかいだったり、面白い比喩。紅茶を飲みながら読むのがぴったりの文章だなぁって思う。紅茶にクッキーを添えればさらによし。
石井ゆかりさんは星占いの方で、まったく詳しくはないのだけれど、最近占いに興味があるので初めて借りてみた。読むのが楽しみ。

そして銀行に行き、最後にクリーニング屋さんに寄って、帰宅。
クリーニング屋さんの雰囲気がとてもよかった。
年配のお店の人で、店内に入る前、ガラス越しからも常連さん? とおぼしき女性と楽しそうに話をしていて、わたしが入ってからも、すご~く自然な態度と笑顔がとってもよかった。
晴れのクリーニング屋さんってなんかいいよね。
きっと当分は着ない服をきれいにしに来るんだろうなぁって、なんとなく。

お昼ご飯にはオムライスを作りました。
薄焼き卵でご飯を包むやつじゃなくて、ふわふわの半熟卵をご飯の上にのせる、ちょっと贅沢なやつです。
卵を2個使い、牛乳をちょっと混ぜて、多めのバターをフライパンの上で溶かして、ジュッと卵を注ぐ。いい匂い。
淵が固まってきたら菜箸でゆるく混ぜて、卵をまとめていく。

上手にできてよかった。とっても美味しかった。

午後からは、ラジオ聞いたり、本を読んだりして過ごそうかなぁと思っています。3時のおやつにはパンを食べて。

こういう生活のことを、文字に起こしておくこと。
特に意味なんてなくても、誰の役にも立たなくても、あとから読み返したときなんとなく前向きな気分になるってこと、ありますよね。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。

よい1日をお過ごし下さい。

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