フェミニズムについて考えてみる
フェミニズム
この言葉とあまり向き合ってこなかった自分がいます。Me Too運動やジェンダーについて、耳にしていたもののあまり考えたことがありませんでした。
友達のお勧めで読んだこの本、今まで何気なく受け取っていたことに問題意識を持つきっかけになりました📖 ここにその考えと、自分の意見をまとめていこうと思います。
フェミニストってわけじゃないけど、どこか感じる違和感について / パク·ウンジ
「女性社員」という言葉
この会社は女性社員も沢山採っています。
このような文面を何の疑問も抱かずに見ていました。しかしこの言葉自体、「ここは男の世界だけど、例外的に女が入っている」という前提があるのかもしれません。やはり稼ぐのは男性、という考え方が一般的なのだと感じます🤔
妻を蔑んで笑う慣習とは
うちの妻は小言が多くて。妻に使うお金を制限されている。といったような結婚してから不自由が増えた、という結婚ジョークが存在します。テレビで既婚男性に共有されているこの笑いのコード、本当にそれで良いのでしょうか。筆者の述べる通り、その冗談が面白いと思う世の中の方がおかしいのかもしれません。
フェミニズムと文学の関係性
表現の自由。しかしこの自由を主張することで、誰かを傷つけることに気づいているでしょうか。私たちは言葉を通して思考します。いつの間にか差別的な表現ですさえ身に染み込んで、無意識にその思考パターンに馴染んでいるのかもしれません。自由と配慮、そのバランスを考える必要がありそうです💬
互いの気持ちに共感する姿勢を
以前私の彼氏と話していた際。防犯の為ベランダに男性物の下着を干しておく、という方法もあるんだよと述べた私に対し、彼はとても驚いていました。私たち女性に取ってはよく知られていることでも、そんな方法あったんだ!と驚かれるくらいには知らない世界だったのだと気づきました⛈
他にも男性とエレベーターで2人になると少し警戒してしまう、1人でタクシーに乗る時に眠ったりしない、といったことも男性に取っては知らない不安なのかもしれません。何に対して恐怖を感じるのか、相手にとっては当然のことでも、私にとってはそうではないこと。それらの問題に対し「自分だって大変なんだよ!」と見なかったことにするのではなく、相手の世界を知り、共感する姿勢が大切なのだと思います🍃
中絶は女性だけの問題ではない
長い間避妊薬を飲んでいたという筆者。しかしその薬の服用を忘れた際、夫にこんな風に言われたそうです。
そんなことじゃ妊娠するよ
薬を持って脅しているかのように受け取れたその言葉。筆者はこのように返したそうです。
何、脅してるの? 妊娠は私だけの問題じゃないでしょ
その通りだと思います。避妊も妊娠も、出産に至るまでの過程も、どれも女性だけの問題ではありません。そもそも何故避妊の主体が女性に偏っているのでしょう。
いまだに男性用の避妊薬が商用化されていないのは、技術の問題ではなくあまり歓迎されないからだそうです。正直この本を読むまで、私は男性向けの避妊薬の存在を知りませんでした。使用を躊躇う理由の1番が副作用だと知ったものの、それをすでに女性が引き受けているというのに。
加えて避妊法であるコンドームでさえ、使用するか否かの意志は男性に委ねられています。その使用を無理強いすることは出来ず、使わなくても違法にはならないからと、女性側はただ不安になる以外にはありません。何が安全なのか、まだまだ知識不足の私にとっても避妊についての正しい勉強が必要そうです🤔
洋画の字幕、女性は敬語
小さい頃から男らしさ、女らしさを教えられます。それはどこにいても目にすることで、洋画の世界でも同じようです。敬語が無いはずの英語でさえ、男の主人公は使わないのにヒロインは敬語で訳されていました。ディズニー映画では、多くのお姫様が救い出してくれる王子様を待っています。
今まで疑問に思っていませんでしたが、私たちはこれらの映画からステレオタイプな女性像を学んでいたのかもしれません。男は男らしく、女は女らしく、という価値観に、いつの間にかさらされていたのかもと考えるようになりました🥲
まとめ
これまで1人の女性として生きてきて、やはり男性と同じようには生きられないと感じることがしばしばありました。しかしそれは世間的な常識であり、あまり疑問に思ったことはありませんでした🍃 そんな私に問題提起してくれたこの本はとても興味深いものでした。
この本で知ったことを誰かに共有したい、周りの意見を聞いてみたい、と強く思っています。話し合うことで、女性がより生きやすい社会になると思って動きたいです✊🏻 それでは今回はこの辺りで。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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