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花束みたいな恋をした

映画化するとあって、ゆるっとしたイラストに魅せられて、そしてこの素敵なタイトルに惹かれて。本屋で思わず手にとってしまいました💐

今日はそんな本を紹介しようと思います。

2015年の冬、出会った大学生の麦と絹。そのきっかけは終電を逃したことでした。話していくうちに、好きな映画に本や音楽、そして考え方まで似ていると気づいた2人。これはそんな彼らの恋の物語です❄️


これからこの作品を好きな言葉と共に紹介していきます。


(お店の人に感じいいなとか、歩幅合わせてくれるなとか、ポイントカードならもうとっくに溜まってて)

自分が相手を好きかどうか。その恋の尺度をポイントカードに例えている部分にグッときました💌


キスしている間も信号は赤のままだった。

押しボタン式の信号。少しでも一緒にいたいという思いから、ボタンを押さなかった2人でした🚥


マイホーム探しがロマンとリアリズムの綱引きだとするならば、東京でのそれはリアリズムが圧倒的に優勢だ。

一緒に暮らすことになった2人は新居を探し始めます。こうは思いつつも、明るいガラス窓に広いベランダ、そして広い空と多摩川がある家に決定。ロマンが勝ちました。


顔を見合わせて笑った。これでもうイヤホンのコードはもつれない。

2人で迎えた初めてのクリスマス🎄 お互いへのプレゼントは、それぞれブルートゥースイヤホンでした。イヤホンのLとRの音を、絡まることなく聞くことができます。


花はいつか枯れる。だけど枯れてしまっても、そこに美しい花が咲いていたことは忘れない。

たとえ今は違っても、美しい思い出は色あせない。そのことが伝わってくる文章です。「花束みたいな恋をした」このタイトルの意味がよく分かります💐



これでこの作品の紹介を終わります。この美しく、そして儚い恋をぜひ映画館でも観たいなあと思います🎞

そしてこの作品を読んだ後、今村夏子さんの作品が読みたくなって、きのこ帝国の「クロノスタシス」が聞きたくなりました🎧 

ぜひこのラブストーリーを手にとってみてください。


それでは今日はこのあたりで🍀



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