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様々な愛のかたち

こんにちは。こうのさきです。

「きみはポラリス」この本のタイトルを聞いて、どのような内容を思い浮かべるでしょうか。星に関する話かな?それとも何か神秘的な話かな? そう思うかもしれません。どちらも近いようで少し違います。これは様々な愛のかたちを表現した本なのです。

それでは始めます。

きみはポラリス / 三浦しをん

まずこの素敵な表紙にうっとりします。どんな想像の宇宙が待っているんだろう、そう思わせてくれます🪐 ここにはひとりひとりが持つ感情、そして愛の宇宙が広がっています。いくつもの短編からなるこの本は、恋、さらに愛について様々な視点を私に与えてくれました。

その中でも好きなセリフとそのシーンを紹介します。


「俺がずっと一緒にいるよ。」

これは友人のラブレター作りを手伝う岡田の言葉です。このセリフが手紙の内容ではなく、友人への気持ちであることは岡田しか知り得ません。胸がキュッと締め付けられます。


「あたしが言いたいのはね、裏切っちゃいけないってことだ。」

これは田舎でおじいちゃんとひっそりと暮らすおばあちゃんの言葉です。彼らは夫婦ではなく、きょうだいなのでした。同じ名字で一緒に暮らす、彼らのようなひとはたくさんいるのかもしれません。


「もう絶対にだれにも、私たちの秘密を話さない。」

数年ぶりに再会した俊介と朋世。かつて2人は恋人同士でした。過去の出来事に囚われていた朋世を、開放したのは俊介でした。それが、彼の望んだ日常だったのです。


俺がいなくなっても、麻子は絶対に一人なんかじゃないんだ。

これは大好きな麻子と共に暮らす春太の心の声です。自分が死んだときのことを考えた、彼の気持ちが伝わってきます。麻子のことを他の男、米倉に託すことを認める彼の心境の変化に胸を打たれます。


これらの他にも、たくさんの印象的なセリフがあります。素敵な異性をただ愛するだけが恋愛じゃない、と知った気がします。愛のかたちは人それぞれなのです。こんなふうに、私も誰かを大切にしたいと思いました😌

それではこの辺りで終わります。また記事をのぞいて頂けると嬉しいです。


#読書感想文 #読書の秋2020 #三浦しをん #きみはポラリス




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