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『王様ランキング』から感じたこと

こんばんは、加藤です。
先日Netflixで観た『王様ランキング』というアニメが、あまりにも示唆に富み、私自身も内省の機会とエネルギーをもらったので、紹介させてください。

【概要】
生まれつき耳が聞こえず、口もきけず、まともに剣すら振れぬほど非力なボッジ。第一王子として過ごすものの、周囲の冷ややかな視線を感じながらも、常に笑顔を絶やさず、何事もないように振る舞うボッジ。訳アリの暗殺集団一族「カゲ族」のカゲは、景気よくふるまうボッジの服をゆすろうとする。しかし、ボッジは自ら服を脱ぎ、カゲにすべての服を手渡してしまう。ひとりぼっちだったボッジにとって、新しい繋がりができたことが何よりも嬉しかったのだと想像できますね。ボッジに興味を持ったカゲは、彼のあとをこっそりと追いかけ、王宮までたどり着きます。カゲに全ての服を渡してしまったボッジは、まさにほぼ全裸。耳が聞こえないボッジに対して、「わからないだろう」と周囲の人は言いたい放題。しかし、ボッジは読唇術で誰が何を言っているのかはすべて分かっていたのです。1人、自分の部屋に戻ると、瞳から大粒の涙を流すボッジ。しかし、それもその時だけ。すぐに涙を拭いて、すぐに部屋を出るのです。ここから、王様になるためにボッジは奮闘する物語が始まります。

泣ける作品といったら、そこまでになってしまいますが、
私の内省に繋がったのは「ボッジが期待されている人になろうと振る舞っていること」です。

将来王様になる人がメソメソ泣いていたら、周囲にどう思われるでしょうか。
子供ながらにボッジは、王様に求められる資質は「メソメソ泣くこと」ではないと分かっていたのでしょう。

悔しさや悲しさを跳ねのけて、笑うこと。
これは、単なる楽天家ではありません。
夢に対して本気であり、「僕(私)は、どうあるべきか」を考え尽くし、信念として保持していること。
これに尽きると感じます。

よく「明るい人は、元来明るい人」だと思われています。
実際、性分もあることでしょう。
しかし、元々が悲観主義だったり、繊細だったりしても、周囲を明るくする人になろうと努めることはできるし、前向きでいようと努めることはできます。
それは「変わろう」と、自分で決めたら、実行すればいいだけだからです。

「あの人は・・・この人は・・・」
現実を嘆いて、指をくわえて他人を羨望したり、嘲笑したり、自分視点だけで売れないロック歌手のように嘆いたりしても何も始まりません。
何も変わりません。
ひねくれている暇があるなら、悔しい気持ちを燃料にして前に突き進むだけです。

実現したいことがあるなら。
悔しいことがあるなら。
前を向いて歩こうと努めればいいだけ。

年齢を重ねれば、いろんな出来事に出会うだろうし、
奇想天外な出来事もあると思います。

現状に悲観して、落ち込み続けるか。
それとも、現状打破しようとして、かっこわるくてもいいから、もがいて闘うか。

私は、後者のような人間でありたいです。

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