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コロンビア・ナリーニョ

旅行記を読むことが好きです。最近、コーヒー産地めぐりを疑似体験できる本に出合いました。
それが滝野沢優子さんの「来て見てラテンアメリカ」(凱風社・刊)なのですが、まだ全体を読み通してはいなくて、記事としてまとめられずにいます。とにかく面白い本です。追々、ちゃんと読書感想文をアップしたいです。

滝野沢さんは1994年から翌年にかけメキシコからブラジルまで旅をされて(しかもバイクで)、その記録としては一繋がりのものです。でも地域別・国別に章が分けられているので、好きなところから読んでも問題ないと思います。

コロンビアは南米の入り口。滝野沢さんが旅行された当時、パナマのコロンからコロンビアのカルタヘナまでフェリーが週3日出ていたそうです。現在得られる情報から総合して結論するに、この船は休航と再開を繰り返しているみたいです。ちなみに、岡崎慎司選手の所属するFCカルタヘナのあるカルタヘナは、スペインの同名都市。
北アメリカと南アメリカは陸続きですが、繋がっている部分がジャングルで道はないため、飛行機か船を使うのが一般的です。

首都ボゴタは、カルタヘナと標高差が2,600mほどもあります。この街で愛されているコーヒーについての記述が。

市内にはあちこちに熱いコーヒー(カフェと発音)を売る人たちがいて、注文すると、ポットに入ったコーヒーを小さなプラスチック製のカップに入れてくれる。濃いめで砂糖も多めに、甘くして飲むのがコロンビア流。一杯10円くらい。

―「親切なツーリストポリス」

高地に位置する首都の朝はかなり寒いようで、屋外で熱くて甘いコーヒーを立ち飲みしたら、めちゃくちゃ五臓六腑に染みわたりそう。私の脳は、カルディ店頭でサービスしてくれてたコーヒーを勝手にはめ込んで妄想しています。普段コーヒーに甘みはつけないのですが、たまにいただくと素直においしい。

ボゴタは1995年の治安政策以降、犯罪率が急減しているそうです。ちなみに1991年から2000年までは「サンタフェデボゴタ」という名前でした。(出典はWikipedia)

さて
豆の基本データはこちらをどうぞ。

深煎りをチョイスしてます。
焙煎後12日で開封しました。
ハリオV60使用。ついにペーパーフィルターが無くなってしまった。メリタの台形型しかない、早く買わなければ。

低温好きですし、深く焼いてもあるので85℃で。
豆16gで160cc落とします。

花の大地

とても好ましい苦味。
どっしりとボディがあります。
すごーく落ち着く。深煎りのすばらしさ。
日本人好みだなあという感じ。でも、日本でも本当にいろんなコーヒーが受け入れられ広がっていますから、一概には言えませんね。

私も苦いのが好きですが、実はこのカップが特に苦味をキャッチしやすい形状のようです。縁が広がらない厚めのカップは、苦味やまろやかなコクを感受しやすい形だそうです。
逆に、縁が広がっている(ティーカップに近いフォルムの)カップは酸味を感じやすくなります。カップが厚手ならコクを、薄手ならキレを楽しむのに向いています。
なんとなくイメージ通りかもしれませんね。

わざわざ豆皿を出してくるほどでもないけれど、ちょっと苦味を和らげたいなというときは、キャラメルやこってりミルク系あめちゃん。深煎りにすごく合うと思っています。

トフィーという名称だった
貯金箱にもなる可愛いカンカン

トフィーの入っていた円筒形の容器に、使いかけのコーヒー豆を袋ごと入れてます。
ちなみにこの英国調イラスト、別の角度から見ると

慈愛に満ちた表情のおっちゃん


参考文献
『LDK コーヒーの便利帖』(普遊舎)

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