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ラジオを聴いて笑っていたら離婚したことなんて忘れた

振り返れば色んなことがあった昨年度。

父を亡くし、事業転換の舵を切り、精神的にも極限に追い込まれるシーンが数多くあった。

そして、再び、春かよっていう気温になってきた。
私は昔から春が好きじゃない。

何でもかんでも「新」とか「初」とかつけて、なんか「始まりますぞ」っていうテンションに勝手に疲れる。

別にワクワクはしないし、むしろ冬眠したままいたいなとか思う。けど、毎年やってくる。今年もきた。

ただ、なんだか今年の春は少し気分がいい。少しだけ心が軽くて爽快。公私共に、なんだか発芽する感じの、そんな気持ち。

女は離婚すると強くなるのか?

導入にとりあえず、「女は離婚すると強くなるのか」について書いてみる。

私は世間でいう今どきの子なのですぐにググったら、離婚後に強くなる女性の特徴パターンがこう書かれていた。

  • 自己主張がハッキリしている自己完結型バツイチ

  • 甘え下手の頑張り屋さんバツイチ女性

  • クールなキャラの期待を裏切らない(裏切れない)バツイチ女性

という。まぁカテゴライズしたらいいものではないけど、何かしら当てはまっている部分はあるのか。ただ、結婚しててもこれに当てはまる人もいるので、あまり参考にはならなかったのが本音。なにをググってるのか私は…

どうにかなるというより「どうにかする」

なんてことをしながら好きなラジオを聴いていたら、「休日はラジオ聴きながら寝てたな〜」なんて、5ヶ月前急に死んだ父のことを思い出して悲しくなった。

の一方、ラジオトークの内容があまりに面白すぎて手術したばかりの肩が痛むくらいに笑い、1年で離婚したことなんて忘れていた。アホも時には悪くない。

離婚は悲しいことという印象はあるが、私は実際に経験してみて全くそうは思わない。

もちろん頼れる場所がなくなったり、重い荷物は自分で持つとか、力仕事もやるとか、そんなことはあるが、父が亡くなった時にも同じことを考えていた。そして、結局どうにかなった。というか、生きる力はつく。たぶん。

インパクトを持ち始めた25歳女子。

離婚の理由についてはここでいうつもりはないが、先祖はきっと見ているんだろうなぁと思う。こわいね、こんなふうに書くと。けど、良くも悪くもそう思う。

女は結婚したら苗字が変わり、他にも色々変わり、ましてや最期にインするお墓も変わる。女まじハードじゃんね。

だから、雪解けした父のお墓へ行き手を合わせ、「再びお世話になります、齊藤(元の苗字)家」と挨拶をしてきた。父はきっと笑っていたと思う。私の最期は何家なのだろう。まぁ、どうでもいいか。

で、離婚したら強くなる説については今後も検証は続けようと思うけど、少なくとも離婚までの過程でどんどん強くなっていった気がする。

結論を出すことより「覚悟を決める」

こんな私でも言いたいことがはっきりといえず、相手の顔色を伺って、いつしか言いたいことも言えなくなっていた。我慢したらいいと、ずっと何かを押し殺していた。なんなんだろうね、あの感覚。私がそうだったということは、きっと元旦那もそうだったと思うけど。

ただ、そんなんじゃダメだと思い、思い切って思ってることを全部吐き出した。そして、苦しくても自分の思いや考えを言葉にして伝えた。私は相手と本気で向き合い切った。

そして、その過程で覚悟が決まっていった感覚があった。悲しみや苦しさから抜けて、どんどん前に進んでいる感覚。

新オフィス。土間がかっこいい。

「今だけを見て恐れるな」と、話し合いの最中、色んな感情で震え続ける手を押さえながら私は自分に言い聞かせていた。

で、離婚が決まったとき、私は車の中で思わず自然と笑みがこぼれた。何かしがらみが取れたのか、解放されたのか、自分の人生に戻った気がして嬉しかった。今だけを見て恐れないこと、とても大事です。

もちろん父が亡くなった今、ただでさえ家族のことやお金のこと、不安なことはたくさんある。ただ、不安にとらわれて今の自分を生きられない方がよっぽど不幸だったと思い、この決断には何も後悔はない。

人生に「バツ」がついたことはなんかムカつくが、今どきそんな言葉に惑わされることはなく、これも経験だと捉えている。

結論はいつも「どう生きたいか」

仕事もプライベートも、どちらかといえば何もしない、何もない人生とは真逆の生き方を選んでいるから、そりゃ何か起こるし、大変なことは何かとある。こうしてあらゆる角度から「幸せとはなんなのか」を常に探っている感覚が、やっぱりたまらなく好きなのだと思う。

今年行った箱根旅行。夏か秋には一人旅しよっと。

そんなことを考えていると、「神様はその人に乗り越えられる試練しか与えない」的なフレーズが頭に浮かんだけど、そりゃ乗り越えんとやってられないし、しんどすぎてずっとこのまま抜けないと死ぬし、とも思う。

から、離婚後女性が強くなる説同様、これも大して参考にならない気がした。

そんなこんなで怒涛の一年が過ぎて、私も25歳になった。20代後半に差し掛かっている。

周りで「きちんと」結婚している友人たちをみて、心からおめでとうと思うし、本当に本当に幸せになってほしいと私も一緒に神に誓いたいくらい。離婚は離婚で結構大変なのでね…苦笑

おじさんより「ドラえもん」

そんな離婚のことすら吹っ飛んだラジオの中で、ドラえもんの映画の話が流れてきた。

実は、今になって私にもドラえもんブームが到来した。なぜだろう、どうでもいいか。

けど、行く先々でドラえもんのグッズを見ると買おうかどうかその場でじっと本気で悩んでしまう。怖い絵面だろうなぁ。

ということで、最後に崇めるドラえもんの名言をここに遺します。

道を選ぶということは、かならずしも歩きやすい安全な道をえらぶってことじゃないんだ。
by.ドラえもん

もちろん何でも行き当たりばったりは危ないが、最初から答えが見えたり求めるより、未知の世界で多くの経験を積むのも、なんだか一つのいい人生な気がする。今はね。

ドラえもん、その辺のおじさんよりええこと言うなぁ…なんて。

先人から如く、ドラえもんから学ぶでした。
では!

どうしてもどら焼きを載せたかった。

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24歳、北海道生まれ。2022年に日本一寒い村である北海道旭川市江丹別町への移住を決めると同時に、「&SHEEP」の立ち上げを決意🐑羊を通じて、心も身体も環境もととのう、そんな新しい衣食住のかたちを発信します⛄️🏠