好きなことに出会えたらソレを本当に大事にしたほうが良いよって話
『好きなことや、これをやっていきたいと思えることがあったらとっくに会社員辞めてるし、転職だってしてる。やっぱりさ、そう思えることがあるってなかなかないことだと思うんだよね』
焼き鳥屋に女ふたり。
目の前に出てきたせせりを頬張りながら40歳の先輩は言う。
何気ない先輩の一言にこれまでの仕事を振り返る。
ちょうど3月で個人事業主になり4年目になる。
見切り発車的にはじめてしまったところはあるし、根拠の無い自信という若さありきの感情もあった。
私ならやれる、の気持ちで保っていたようなものだ。
その潔さが既に懐かしく感じてしまうから時の流れは恐ろしくもある。
4年の月日はどちらかと言えば順調だったのかもしれないが、心にしこりのようなものを感じなくもない。
本当に順調だったと言えるのだろうか・・・
良かったかなんて今の段階ではわかるはずもない。
本当の意味でOKサインが出せるときってもっと年を重ねてからだと思うし。
今から約4年前に、会社員を辞めてヨガで食べていこうと思った。
ヨガって何もないから面白くて、この身ひとつでどこまで何ができるんだろうと試してみようと思った。
0→1
下世話な話だが何もないところから本当にお金ってうまれるものかとも興味があった。
今まで組織に守られてきたぶん、お金ってどうやって自分でつくれるのかなって何だかちょっと中2をこじらせてる感もある。
はじめから箱を持つ気は無かった。
なぜなら固定費がかかるものをわざわざ持ちたくないのと、語弊があるかもしれないがスタジオ経営することが人生の目的ではないからだ。
それと既存のやり方ではみんなと同じになってしまうと思い、出張ヨガ講師という名目でスタートした。
究極に右も左も分からないしコネも無ければ何もなかったけれど、なんとかいける気がした。
そこに面白さを見出したんだ。
これだから怖い。だけど面白い。若さだよね。
人にはどこか怖いものみたさというのかな、あえて理性を働かせてコントロールする瞬間がある。
人間のどろどろした黒いダークな一面は本能としてみんな持ち合わせてるのだろうが、理性でもってコントロールしながら生きている。
似たような感覚で、営業活動を一切せずにwebだけでどれだけ仕事が入ってくるのかを試してみようと思った。
そもそもコネも付き合いも無いから、そうするしかなかっただけなんですけどね笑
それが有り難いことにwebを通して仕事の依頼をいただきながら、なんとかこうして生活できている。
行政、各種団体様、イベントでのステージヨガ、講座の講師等々。
この4年はいろいろやらせてもらったし良い経験にもなった。
経験が増えると、その中から何が良くて苦手かも選択できるようになる。
ようやくかもしれない。
そして昨年からのコロナでは、箱を持たずに仕事をしていたことに助けられた。
固定費がかからないことはものすごく大きなことで、リスクを考えた選択の意味が痛いほどわかった。
スタジオ経営をしている同業の方が廃業することも少なくはないからだ。
意思のある選択
何が正解か不正解かはわからないし、そんなものありゃしない。
ただ私たちができることは意思のある選択をすることだと思う。
全てのことには意味があると思っていて、行動をおこすとき何事においても理由を聞かれたときに答えられることを明確にしておくことが大事だ。
小学生の頃に母によく聞かれたものだ。
どうしてそう思ったの?
これは魔法の質問だと思う。
なんせ、めちゃくちゃ考える。
それに母に聞かれる前に、こう考えたからこう思ったのかといった思考ルールも自分にできる。
この2つは仕事において、いや日常生活でも常に頭に入れていることだ。
いま1人起業とかインターネット起業とか女性で何かはじめる人も増えている。
会社単位で副業もオッケーになりつつあるし。
これからひとり起業する方へ誠に勝手ながらアドバイスをすると、
コンテンツも大事だと思うけど、それよりも自分がやっていきたいことを明確に人に伝わるかのほうが大事だと思う。どうしていきたいかどうなりたいか。
結局は人対人なので、自分の軸が整っていなければ良い人間関係も築けないし良い仕事だってご縁が繋がらないもの。
なんか怪しい人は怪しいもん、怪しいグループで関わる。
(わたしはそれだけは本当に嫌だ)
前回の記事で、環境と人は選んだほうが良いと書いたが仕事なんて特にそうだ。いや人生きっと全てそうだ、大事なことだ。
0→1が好きな私は今年新たな1をつくろうと思っている。
そういう私に気づけたのも4年があったからだとも言える。
得意なことや好きなことが磨かれていくのがこれから30代なのかもしれない。
だからこそ20代で好きなこと打ち込めること得意なことに出会えたら、それを大切に育てて欲しいなとアラサーの私は思うっていうのがまとめです。
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