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家庭農園冬の陣 ライムギ栽培 総集編

昨年からの自由研究は「ライムギ栽培」と「黒パン作成」でした。この8か月を通して、土作りからはじまり、最終的に黒パンを作成することができました。これまで13回にわたって投稿してきたことを振り返ります。

10月下旬。家庭農園にたい肥を投入し、土をフカフカにしたうえで月末にライムギの種を播種しました。ここからスタートです。

11月初め。ライムギは出芽し、しっかりと葉が育ってくるようになりました。日々寒くなる中で元気なライムギたちでした。

12月初めには麦踏を行いました。麦踏は日本の冬季小麦栽培における独特な作業です。分げつを促すとともに根切れを防ぐために行います。

寒波が何度か押し寄せる中でライムギは耐えしのぎ続けました。その間も春に成長する力を蓄えていたのです。

2月になり、大寒波を耐えたライムギたちです。いよいよ穂が出現しました。実りの春が待ち遠しくなってきました。

3月にはライムギの背丈は高いもので大人の身長を超えてきました。普通、1.8mくらいの草丈になるのだそうです。

4月になると穂も色づき始めました。強めの春風に耐えながらすぐ近くに来ている収穫の時期を今か今かと待ち望んでいたのです。

5月の連休明け。ついに収穫の時を迎えました。ざるにいっぱいのライムギを収穫しました。まだ青いままの穂もあったので、それは後日収穫するとして、9割方は収穫することができました。

5月18日に脱穀作業を行いました。穂からライムギ粒を掻いて粒にしたのち、もみ殻を風で吹き飛ばして、全粒にしました。黒パンを作る時はこれをコーヒーミルで粉にします。

6月10日に収穫第2陣のものとあわせて製粉を行いました。コーヒーミルでライムギを粉々にしていきました。

収穫量が230gと少ないので、収穫したライムギを使用したパン作りは一発勝負になりました。スキルアップのため、市販のライムギ粉末を使用して予行練習を行いました。

最後は収穫祭として黒パンを作成しました。合わせて黒パンを食べたロシアの地(ユジノサハリンスク)を偲んでロシア料理(きのこのポットシチュー)を1品作りました。

総括になりますが、パンをライムギから自作するという8か月間の活動が自家製黒パンという1つの成果になりました。他の方にも参考になるよう記録集としてこの投稿に残すことにしました。これが自主研究の成果品です。

次の自由研究はシュガービーツを晩秋から栽培し、甜菜砂糖を作成します。是非ご期待ください。


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