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TOEIC365→900へ 私の英語(コンプレックス)遍歴

ロンドンに来て4カ月。さけとばです。大した観光もせずに自宅に引きこもってIELTSと戦っておりましたが、どうにか区切りがつきました。

心が折れそうになった時には、英語学習を頑張っている皆さんの記事を読むことが私のモチベーションの源でした。ありがとうございます。

私も誰かの力になれたらと思い、私が人生でどんな英語歴(主にTOEIC指標で)を辿ってきたのか紹介させてください。

私の英語歴は、英語コンプレックスの歴史と言っても過言ではないでしょう。笑 海外大学院に行けるレベルまでたどり着くまで足掛け10年、そして、未だに英語コンプレックスに苦しんでいます。そんな私の情けない経験も、誰かの励みになると願って晒します!

1.大学: 東北訛りの日本語ネイティブ(TOEIC~400)

田舎の公立学校で日本の教育システムどおり英語を学びました。

自分の周りは日本人。海外経験者もほぼいない生活環境で育った私にとって、英語は大学受験(≒一人暮らしするチャンス)のための手段であり、コミュニケーション手段ではありませんでした。よって、一人暮らしという目標を達成した大学入学後は、英語の勉強もほぼ放棄しました。

就職活動の結果、日系のグローバルメーカー(入社するまでグローバルだと認識していなかった)に入社を決め、内定式でTOEICを受けますが、スコアは365点。ここで私はドメスティック人材として生きるのだな、と覚悟を決めました。

2.社会人:突然海外へのドアが開く(TOEIC600)

私は国内事業の担当として、ドメスティック街道まっしぐらのキャリアを歩んでいました。英語を難なく駆使する同僚たちの中で、英語のできない私はレアキャラ。よく「英語が苦手な人のための英語研修」を開発するための実験台(トライアルや効果測定)に使われていました。 笑

とあるグローバルでのイベントの事務局を担当したときに、英語ができればもっといろんな事ができたのに。。と後悔することがあり、会社の英語学習プログラムを使いながら勉強を開始。ここでどうにかTOEIC600 到達します。

そんな私の変化を知ってか知らずか、入社5年目、シンガポール駐在(育成を兼ねた2年間)のチャンスが巡ってきます。

3.シンガポール駐在:歯がゆい時間(TOEIC700)

私の同僚は「海外に1年留学してTOEIC900超え」みたいな人が多かったので、私も1年位生活していれば彼らのようになれると思っていました。しかし現実はそんな甘くはありません。

生まれて初めて、現実世界で繰り広げられる英会話。フレンドリーに話しかけてくれる同僚にも返答できず、会議にもついていけず、簡単なメールの返信すらできず、ほぼ毎日フリーズしていました。

1年経ってもTOEICは700を超える位でした。日本人の上司が帰任し、日本語を話さないローカルの上司の元で仕事をすることになってからは、より自分の無力さを感じることになります。上司に「残りの期間で何を成し遂げたいのか」と聞かれたときに、仕事も英語も大した成果のない自分が情けなくなり、思わず泣いてしまい、上司を困らせたりもしました。

シンガポールの2年間はかけがえのない時間でした。自分の価値観を大きく変える経験・出会いばかりだったのですが、帰国後に受けたTOEICは800程度で、2年間海外で仕事したのに。。というコンプレックスを抱きます。会社に投資してもらったのに応えられなかった、、という申し訳ない気持ちもありました。


4.海外現地採用:失敗を繰返さない(TOEIC 800)

その後、幾年かの時を経て、再びシンガポールで働くチャンスが巡ってきました。前回と異なるのは、駐在ではなく、現地採用だったということです。

前回の駐在時は良くも悪くも、ちょっと過保護な環境でしたが、今回は違います。任された仕事も、多数のローカルメンバーとの協働と関係構築が求められる仕事であったことから、意識的にカジュアルな会話の頻度を増やしたり、会議でイニシアチブをとっていく必要がありました。自分からコミュニケーションを仕掛ける機会がだいぶ増えました。

そして何より、「前回シンガポールを離れた時のような消化不良の気持ちは絶対に残さない」という意志がありました。約1年が経ち、シンガポールを離れることになったとき、任された仕事をやり遂げた充実感で溢れていました。帰国後に受験したTOEICのスコアは900点を超えました。

5.大学院進学:何を目指すのだろう(TOEIC900~)

大学生の頃の私は、TOEIC900なんて夢の世界でした。きっとペラッペラなんだろうなと。しかし、実際に獲得してみると、英語ができるようになった、という実感がないのが率直な現実でした。いつになったら、この英語コンプレックスから脱出できるのか、私にはまだ答えがありません。笑

おそらく、イギリスの大学院に行ってからも、自分の英語力の低さに打ちのめされて、落ち込むことになるのでしょう。先が思いやられますが、私はその悔しさをいつも燃料にしながらここまでやってきたのも事実です。

悔しい、情けない、そんな自分の感情と向き合いながら、これからも少しずつ英語の階段を登っていきたいと思います。


長文をお読み頂きありがとうございました。かなり自分語りな記事になってしまいましたが、お付き合いくださったあなたに感謝です。。

次回からは、直近で取り組んだIELTSの試験対策についてご紹介していきます。

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