2023.7.9★富山★志の輔らくご 杮落し公演2日目!
二日目は和装のお姐さん方が多数!紗や絽や夏着物勢もりもり!いやー凄いなーかっこいいな。私のようにラフな猫柄浴衣の奴などおりませんでしたよ。
さて、7月9日には北日本新聞に掲載あり!
こちらでは動画での志の輔さんを視聴できます♪
さて、開演。
昨日と同じく三番叟を舞い踊り、高座に着席。
「昨日、さらりとリハをして本日を迎えました。」
(三番叟は)ちゃんと習ってきたんですよ(拍手)
拍手まだ早いですよ(苦笑)松本幸四郎さんのお姉さんのお弟子さん以下同文。
私もたくさんこけら落とし公演をやらせてもらってますが、思い違いをしていたことがありましてな…。
福岡とか有楽町とか色々やりましたが…その時には、開口一番とか前座がおったっちゃ。ということは初めて会場で声を発するのが、お弟子さんやがー。
それに気がついたから、今日は私だけやが。
途中で他の人の落語も聴きたいがー思っても、出るのは今日は私だけちゃいうことにご了承ください。
昨日来ているお客さんがいないと思って言いますが、今日のお客さんの方がいいですねー。(根拠不明)
今日杮落しに来ている方は誇っていいですよ。
杮落しは今後は20~30年はありません。皆さんの税金で建てた建物、そんなにすぐに壊されちゃ困るちゃ。
今の建築技術なら70年くらい建物は持つでしょう。
ここを壊して次の新しい会場のこけら落としは皆さんは見れません。
もちろん、私も見ることはできません。
きっとここはとてもいい会場になるでしょう。杮落しを3回やって、和太鼓と人間国宝の舞・ジャズ・落語・長唄と色々なジャンルの芸能がこの会場で公演されました。
まだ色々なことがなじんでいない、楽屋に入ってもまだまだ新しくて、ホールの入り口ではヒノキの香りがするくらいの新しさです。
このヒノキの香りも多分一年くらいはきっと香りがすることでしょう。
それが、ここで公演を重ねて、音がなじんでいくと、また来られた時に、ああいいホールになったなあと思ってもらえることでしょう。
今日来られた方も、またオーバードホール中ホールに来てください。
40年前、新湊の公民館で初めて落語会をしました。
お客さんが笑ってあげんとと気ぃつこてくれて、変なところで笑う。私が何も言っていないのに笑うから変な空気になる。
落語は、演者とお客さんの間合いのコール&レスポンスで出来上がっていて、それで話が長くなったり、短くなったりする。40年経って、富山のお客さんは一番いいお客さんになった。でも、富山の人だけじゃなく、富山に全国から人が来てくれるようになった。とても嬉しいです。
そしてまた神様の会議の話から…
●一席目: #ぞろぞろ
今日は着物のことには言及せずに、これから少子化で駅前で小学生見るのが珍しくなるかも…チャットGPTの話をしつつ、ちょっとGPTじゃないですよ…と言いながら、どこまで想像できるかお客さんチェック(笑)
●二席目: #親の顔
●仲入り●
ダッシュしてトイレに行って2回転目で入れましたが、出たらずらあ~と長蛇の列。
2Fも空いてますよーという案内だったけれど、それでも激混みで1F のお客さんが4Fまでトイレに行ったそうです。
●長唄五連者:ながうたゴレンジャー
・1曲目:花見踊
・2曲目:こきりこに乗せて、富山の名物の替え歌
♪名物昨日食べました。あとは鱒ずしお土産に~。
・3曲目:ちゃんと弾けることも証明します。曲は「まじめ」ってと仰っていましたが、大薩摩からの長唄メドレーとのこと。
志の輔さん:
長唄ゴレンジャーなんて言ってますがね、照れ隠しで言っているんですよ。あの人たちは歌舞伎とかそういう伝統芸能の凄い人たちなんですよ。こけら落とし公演のために、ああやって色々とこしらえてくれました。
三味線の松永鉄九郎さんにはもう20年くらい出囃子を弾いてもらってます。海外の公演にも着いてきてもらっています。
出囃子は色々な人に弾いてもらってますが、彼の演奏が一番好きです。
私を鼓舞するような、行って来いと押されるような、心がわくわくするような三味線を弾いてくれます。
素晴らしい三味線方だと思っています。
私は彼に長唄の世界を教えてもらいました。
きっと、今日初めて長唄に触れた方もいらっしゃるでしょう。
落語を生で聴いている人は…日本の人口が2億2000万人で、その1割の2000万...1000万、いや500万人くらいしかいないでしょうなあ。富山県民が全国に散らばって聴いているくらいの感じでしょう。
うちの師匠の談志が作った笑点のおかげで、落語家っていうのは着物を着て座布団の上に座っているもんだっていうのは広めてくれました。
でも、高校とかに落語に行くと、皆反応はいいんですよ、でも最後の拍手の時になーんか「んー?」って感じの表情になっているんですよ。まあそれは私もわかりますよ。
拍手しながら、なーんでこの人こんなに頑張ってやってるのに座布団増えんがや?って思ってるんでしょうねえ。
●三席目: #抜け雀
素人に毛の生えたような…(初日は赤子のようなという表現だったような気がする…)
父親の書いた「カゴ」を見た時の息子の表現が膝立ちしきないくらいの姿勢からの落胆でしたが、初日はがっつり膝立ちしてからの落胆の表現だった。
この日は、かごを書く場面での会場の集中力と静けさは凄かった。
●カーテンコール
今日来てくださった皆さん、それから、ここにきて色々やってくれたスタッフ。初めての会場で、あれこれしてくれたからこそ、私達がこうして公演ができるのです。
それがなければただの箱なんです、スタッフがいなければなにもできません。
三本締めで終わろうと思いますが、私からは以上ですが、みなさんなにかありますか?
まあ、あっても困りますので(笑)と三本締めにてこけら落とし公演二日目も無事終了!
この三本締めの時の志の輔さんの表情がとても柔らかくてあたたかくて、いやー神様降臨したんでは?と思ってしまった。
●●● #長唄五連者 (ながうたゴレンジャー)●●●
長唄: #杵屋勝彦 さん
三味線: #松永鉄九郎 さん
https://twitter.com/tetsu9ro
少しだけ「梅は咲いたか」が聴けます。本当に少し…(T_T)
松永さんの動画が多いのは気にすんなー(*'▽')。
小太鼓: #望月左太寿郎 さん
https://twitter.com/satanakadaja
小鼓: #福原鶴之助 さん
ささら使ったり、摺鉦(すりがね)使ったり大忙しな兄さんでした。
https://twitter.com/wakazishikai
笛: #福原寛瑞 さん
https://twitter.comkansui_mizuki
お目汚しでごめんな推しコーデ
この日は和風館の猫柄浴衣に志の輔さん手ぬぐいの帯でした。またスタッフの方に呼び止められて、そんな柄の浴衣があるんですね!!と驚かれた。志の輔さん猫好きだし、紅白縞だし、めでたかろう!!っていうセレクト。(鏡で反転しているだけで死装束ではございません)