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Buen Camino_Portugués-10【pilgriming】ポルトガル巡礼の道

これまでのあらすじ。
スペイン巡礼道の1つ、ポルトガル巡礼路を歩く旅がスタート。今までで一番静かで、そしてゆっくりとした時間を感じたアルガルベを後にし、喉と鼻の痛みに耐えつつ今日も進む。
今日はBriallos→Pontecesures(20.27km)の予定。
昨日のNoteはこちら。


Buen Camino_Portugués-10【pilgriming】ポルトガル巡礼の道


暗すぎてわからない午前7時。
カメラもまだ就寝中。
仕事をしてくれない
1時間歩いてようやく明るく。水場も認識。
1つの街に最低1つは教会がある
巡礼者を狙うネコ
ネコの形の穴に見えた
Caldas de reisに到着。
温泉街と聞いたが日本とはやはり違う。
川がきれい
45kmを切りました
今日もたくさんの巡礼者と合う。
人が途切れない。
教会は空いていないな
石棺が庭にあるケースは初めてかも


眠そう猫
各カミーノの道のりを表した画
You are here。 
Camino del NorteとCamino Inglesはもうおなじみの道。
Silver routeが気になる。
ちょっと休憩
異国のベンチより。
葡萄棚が日差しを防いでくれている。
知らない花の向こう側にはひょうたん。
何かの口から液体が。
飲めますマークが付いています。
衝動買いしたのですが、スイカはスイカを食べるのがいいね。タイのスイカスムージーが懐かしい。
本日のベット。下を取れてご満悦。
これはかなり揺れてうるさいタイプのパイプベッド。
Pontecesuresの教会へ。やっぱり空いていないな。
これも口から水をはきだすタイプ。

お昼または夕方の時間ご飯を食べる際は「本日のメニュー」こと「Menu del Dia」を探します。
ただし時間に注意する必要があります。
そもそも日本と文化が違うため、午後1時から開始とか、午後3時から午後7時までシエスタで休みとかが普通の国なので注意。
でも普通に日中ずっとやっているお店もあるので探してみてください。

Menu del Diaは日替わり定食セットみたいなものです。
でもシステムはお店によってまちまち。
ドリンク+前菜+メインのところもあればドリンク+メイン1+メイン2のところもあります。
食事の最後は大抵の場合コーヒーをつけてくれます。

巡礼者が通る店ですとPilgrims Menuという巡礼者用のお得なメニューもあるのですが、結構当たり外れが多かったり、また歩くことを考えてか小さいサンドイッチ1個とコーヒーなど朝食のようなものを出すところもあるので注意が必要です。
これを望んでいる人もいますが、私が今望んでいる食事ではありません。

私は大抵の場合、宿泊先の町について一息入れてからMenu del Dia探しに出かけます。
美味しいものがお腹いっぱい食べられるので夕飯いらなくなります。

「本日のメニュー」あった! 
テンションが上がる。さて何を食べようか。

さて、メニューに書いてあるとおりここは1品からも行けるお店。
そして12時頃に1度来ていて午後1時スタートと聞いていた店。
炭火でいろいろ焼く店だから火入れに時間がかかるかなと踏んで午後3時に来ました。

そして選んだのは、

Rapantes plancha


Churrascoとワイン

メイン2個注文。
そしてコークと言ったのに白ワインがやってくる始末。
伝わっていない。
発音が悪かったのでしょう。

隣の巡礼者がワイン美味しいよと教えてくれたので、普通に飲んでみたいとは思っていたため、そのままいただきました。

昼間からしっかりと飲んだ。
これまで、ワインはそんなに体に合っていないと思っていたのですが、これは飲みやすい気がする。
異国の雰囲気がそう感じさせるのか!?

食事の最後はCafe con leche

食事終了。
気のいい店員、気のいいお客さんたちだった。
ここはクレジットカードが使えるということでお会計して、クレデンシャルスタンプをもらって後にする。


町並み。
暑いよ。16時前で27℃
Ponteグループ。
メジロ〇〇やナリタ〇〇マチカネ〇〇みたいな
アルガルベの目の前が学校。バスで帰るんだね
隣の幼稚園の子どもたちが書いた画。
地元に愛されているAlbergue。


さてゴールを目指すとともに帰る事も考えなければならない。
何も考えずとりあえず歩けばどこかにアルガルベはあるから気の向いたところに泊まればいいやという考えで行動していた。
しかし、サンティアゴ・デ・コンポステーラも含めて観光都市は人で溢れているのだ。
当日安い価格で泊まれるところなどあまりないのだ。
とりあえずポルトとマドリードのアルガルベに予約を問い合わせたところ平日にも関わらず既にいっぱいだった。
既に30ずつの巡礼者ベッドは埋まっている。
飛行機も埋まってきており、どんどん価格が上がっている。
早く決めねばならない。

だがとりあえず明日だ。
試しに今日の巡礼者数確認してみた。

1879人の巡礼者が到着。

少なくとも1879人流入している。これは多いのか?少ないのか?

ここは少し巡礼証明書の発行と今後の予定について考えてみよう。

これはあくまで予想であるという前提であるが、
巡礼証明書の発行ブースは確か10ラインほど。1人の巡礼者対応に5分かけると想定した場合、8時間フル稼働で1ラインあたりのさばける人数は約100人、1000人しか対応できない計算だ。増強しているのだろうか。
前にゴールした際のその日の合計人数は約1200人。11時到着で205番目だったはず。
対応できない場合は次の日発行となるがそんな待つ時間は今回はない。
とすると、いかに早く開店の9時につけるかということになる。
ポルトガルルートは最後の18kmは登りだ。
港町から山の上にある聖地まで一気に駆け上がる。と言っても250m程度ですが。
また山道を歩くため照明がなくヘッドライトが必要となるがそれもない。
その為予定では明日はTeoAlbergeに泊まることを検討していたがその先に進むことにした。
これにより残り距離が14→8kmになる。
登りと体力、足の痛みを加味して1km15分で移動すると仮定すると2時間。
7時に出発できれば十分間に合う計算だ。しかもOmilladoiroであればほぼ街中なので街灯も多いと予測。

そして宿問題。
当然大聖堂に近いところ、安い宿から埋まりやすい。
少なくともと書いているのはみんながみんな巡礼者ではなく観光や修学旅行でも来ている人がいるからだ。
ということはもっと人がいる。
人によっては数日とどまるひともいるだろう。
なので考えなければならない。そこでもう決断する。

明日(ゴール到着前日):Alberge Milladoiro
明後日(ゴール日):Seminario Menor Hostel
明明後日(移動日):Flix Bus
明明後日(移動日):Oporte Hostel
帰りの便:ライアンエアで途中まで移動・
予約

一旦これで決めて予約を確定する。
もっと面白い何かが出てきたらお金のほうを投げ捨てればいいのだ。

まだ空きはあるようだ。
ホテルの予約が済んだところでバスの予約。
Flix Busで便を選択する。
そして例のまた恐怖の時間が訪れる。

このクレジットカードは使えません

Flix Bus予約サイト

いや。さっきのお店でMenu del dia食べて支払ったし。
何だったらその後隣のDiaで買い物したし。
そもそも数ヶ月前Flix Bus乗る際に使ったし。

誰も聞いてくれない。

という、「こんなはずじゃない」の理由がどんどん思い浮かぶ。
いやいや、そんなことは無いと正常性バイアスで楽観的に私は大丈夫と考える。
機械はこちらの事情など微塵も考えてはくれないのに。


深呼吸をして冷静になってから再度同じカードで試す。
深呼吸重要です。


だめ。

別のカードを試す。



だめ。

インターネットが壊れた!?それは世紀の大事件じゃないですか!?
深呼吸意味無し。混乱は加速する。

ふとクレジットカード以外にWalletの文字を見つけた。
携帯を切り替える。
そう言えばWalletの登録していたなと思い出す。最後のトライ。

Pago Aceptado

なんで急にスペイン語?
受け入れられた?

直後に銀行から使用通知が届く。ーーーじ。(DKKから€への換算が頭の中で直ぐにできないが、「多分」大丈夫)
支払いできた。
良かった。

クレジットカードが使えない可能性はまだあるが、一応難局は乗り越えた。
PDFチケットも入手。

今チケットを買う決断は、これで別のお話に続くがそれはまた別の話。


そして私の住処。今日のベットへ。
体調も良くない。が、
今日もいびきに悩まされる。
こちらが寝る前に先に他の巡礼者に寝られてしまった。

Norte routeでのマルコのいびきで慣れた気になっていたがそんなことはなかった。
太っている人に限らず老人も若者もいびきをかく。
私もそうなのだろう。
だがこの世は弱肉強食なのだ。
先に寝たもの勝ちの世界なのだ。

鼻水が止まらない上に黄色い。
これは風邪だな。でも熱はないからインフルエンザではなさそうだ。

でも明日また進む。

それでは今日も良い一日を。

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