【酒蔵修行】初めて造った日本酒を飲んだ時の感想 → マーケティングに転用
早速ですが『初めて日本酒を造った』は言い過ぎかもしれません、、、笑
酒蔵修行1年目の僕は技術的なことは何も分からずに、上司に指示して貰う作業を一生懸命やるだけです。
間接的にその作業は、酒造りの一部であるものの、その時は全体の工程など全く分かってないんです。(1年目は大体そんな感じらしいです)
それでも、必死で作業をして、走り回って、酸欠で倒れそうになるくらいまで力仕事をして・・・
そんな感じで携わった日本酒が気付いたら上槽(日本酒として飲めるようになる最終工程)の日だったんです。
その日の晩酌に皆んなで利酒をした
上槽して出来立ての日本酒を、その日の夜に利き酒をするんです。
上司や同期の日本酒好きな人達は、「今回の日本酒は・・・」「少し香りが・・・」など味や香りについて意見を言い合っていました。
そんな中、僕は「味の表現方法はよく分からないけど、なんかめちゃくちゃ美味しく感じる」というバカみたいな感想を持ちました。笑(流石にこんなことは言えませんでしたけど)
やっぱり、必死になって携わった日本酒の味は美味しく感じるんですね。
多分、「自分でスパイスから作ったカレーが美味しく感じる」的なノリです。
以前の記事でも書いているのですが、こんな業界で修行しているのに日本酒が凄く好きとかではないんです。(むしろお酒はそんなに強くないです)
日本酒という素晴らしい文化を世界に届けたいという気持ちや、酒造りの技術の工程、海外の市場などに魅力を感じて『日本酒』を選びました。
そんな僕でも、やっぱり自分が携わった酒は美味く感じた。
ここについては、深掘りしていくと面白そうだと思ったので、急にマーケティングに転用してみたいと思います。(急すぎるだろ)
”体験”が感じ方を激変させる
ここだけの話、今まで日本酒を飲んで「めちゃくちゃ美味しい!!」と思ったことはなかったんです。
むしろ、日本酒というと罰ゲームで飲む、酔っ払いたい時に飲む、二日酔いするみたいなイメージありませんか?(このイメージが日本酒市場を縮小させているかも。という話は別の記事でまとめます)
それなのに「なんかめちゃくちゃ美味しく感じる」と思ったんです。
『自分で作りに携わる』『酸欠になるくらいまで本気で関わった』という”体験”が日本酒の味を変化させる要因になったんです。
確かに思い返してみると、
自分で手作りしたスイーツは美味しく感じるし、陶芸体験で作った器は大切にしたくなるし、イヤフォンで聞く音楽よりもLiveで聞いたほうがいいし、チームラボの作品は体験することで最高なものになってるし、、、
どんな情報や画像や映像よりも、”体験”して得るものは非常に重要ポイントだと感じました。
まとめ
今回は、『【酒蔵修行】初めて造った日本酒を飲んだ時の感想 → マーケティングに転用』という内容についてまとめました。
考えてみると思い出や感じ方、味覚までもが”体験”によって激変するな〜ということが分かりました。
深掘りして色んな視点からみると発見がたくさんあります。
このnoteでは僕が想ったことや感じたこと、勉強になったことなどを書き留めているアウトプットの場としています。(つまり、SEOに最適化しようとしておらず人間味の残った文章を発信しています。)
こんな形の文章なので、届けられる人には限りがありますが、このスタンスで発信していければと思いますのでよろしくお願いします!
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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※この記事は酒蔵内での造りの様子などを公開ものではありません。あくまでも私個人の想いなどを綴る日記みたいなものになります。