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糖尿病患者さんから学んだ、「全てやったらうまくいく」というお話。

こんにちは、上田です。

GW明けから体調を崩していた兼ね合いでリカバリから仕事に忙殺されていましたが、なんとか復旧しました。

みなさん、ほんと体調にはお気をつけください。

さて。

本日は、専門家の言うことを全てやったら上手くいくということを改めて体感したお話。

前提が大事

とある糖尿病患者さんの相談を3ヶ月ほど前に受けていたんですよ。

50代の女性
3か月前時点でHbA1c:7.1
昔、スポーツをやっていたのかな?という感じの体格
ケーキや炭水化物は好き
運動するのは苦じゃない
会話する限り、向上心があり素直。

その方は、自分で改善できるところはどんどん取り入れようとする派だったので、糖尿病治療における大切な前提づくりをまずしました。

・がんばりすぎない
・無理せず続けられる習慣を身につける
・数字と向き合う(特に、摂取カロリーとHbA1c)

患者さんと接していて感じるのは、
「どうしたらいいですか」という方法論だけにフォーカスをする人がいるということ。

大事なのは、「なぜ、それをするのか」「どういう状態がベストか」というゴールや目的を事前に共有しておくことなので、特に治療意識の高い患者さんには、まずは前提づくりをすることを意識しています。

糖尿病という疾患に関していうと、特に日本人はまじめな人が多いので、最初に糖尿病といわれると、できる努力を一気にやってしまう人が多いということ。

食事制限に、運動に、徹底した服薬・・・と頑張りすぎて、続かなくなって惰性で徐々に悪化したり戻ったりを繰り返すパティーン。

しかも、この時困ったことに、頑張りすぎて一気にA1cを改善させすぎると、今まで「糖」という栄養が豊富にあったものだから、身体が急に飢餓状態になったと勘違いして、より血管から栄養を吸収しようとして不要なところにもろい血管ができる「血管新生緑内障」など最悪なオマケが付いてくることがあるということ。

なので、徐々に継続できる習慣を作ることが大事といわれています。

患者さんの現状

今回の患者さんは
・夕食後、寝る前に運動をしている
・食事の内容も野菜中心にしている
・動物性のプロテインの使用を検討している

という状況だったので、今回は下記のアドバイスをしました。

・食後の運動は消化の観点から時間をずらした方がいい・
・寝る前の運動は、運動により交感神経優位になることで不眠の原因になるので、寝る前の運動は避けた方がいい。
・野菜中心にしすぎると大好きなケーキなどが食べれないストレスで続かないので、摂取カロリー制限を意識してその範囲内で調整するのはどうか・
・プロテイン選ぶときはカロリーが低く栄養価が高いものがオススメ。
厳密には気にしなくていいと言われているが、自分の印象では動物性→筋肉をつけたいとき、植物性→体を絞りたいとき という使い分けなので、
どちらかというとソイプロテインが個人的にはオススメ。

結果、どうなったか。

その患者さんが、まさに昨日来局されたんです。

結果
・A1cは6.1(正常範囲)まで低下
・筋肉が付いたので体重はそこまでかわらないものの、見た目の印象がスリムになった
・摂取カロリー制限は1500kCalで維持されているようだが、その範囲内で好きなケーキなども楽しんでおり、全く無理せず続けられている状態
・運動も、晩御飯から寝るまでの時間を4時間以上あけるように生活習慣を変えたため、食後1時間以上してから寝るまでに2時間以上空くような工夫で継続。
・プロテインからたんぱく質をちゃんと摂取しているからか、周りからも言われるレベルで肌ツヤがよくなった。

なにより、最初にお会いしたときに、肌ツヤが全く違ったのでちゃんと継続されていたんだろうなとは感じていたのですが、
実際は僕が思っていた以上に楽しみながら基準の高い生活を継続されていたんです。

この時、改めて専門家の意見、成果を出している先輩方の意見を全部取り入れているか、自分を振り返るいい機会になりました。

何事も、準備と努力したことが結果になる。

僕も、今自分の会社の売り上げアップの転換期のため、とことん学びながら事業を拡大していきます!

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