映画『明け方の若者たち』

「私と飲んだ方が、楽しいかもよ?笑」から始まるあらすじ。
なんだかとてもエモそうな映画ですね。

この映画のレビューを見ると、人によっては胸糞映画だそう
私は映画を月に2、3本は見ますが特に胸糞でエモくて
万人受けしないが情緒を感じられる作品が大好物なのです。


アマゾンプライムに入っていたので
日曜の朝から視聴しました。
(いい日曜のスタートじゃないかね?)

さて以下より肝心な私の映画を見た感想です。

ちょっとうらやましいエモい青春

最初の飲み会のシーン、コンパの騒がしさと楽しかった思い出を彷彿させました。4年生の卒業間近の楽しさといったら半端ないですよね。このシーンで出てくる居酒屋、私のどストライクな雰囲気でちょっと行ってみたくなりました。

そして主人公がコンパに来ていた一目惚れした女性と抜け出してしまうエモさといったら。。。抜け出した彼女とホテルにもお互いの家に行ってしまうわけでもなく、公園で飲み物片手に語り合うだけで解散なんて最高では?

そんな青春を過ごさなかったので正直二人の状況が羨ましかったですw

思い出してしまったしんどかったあの頃…

そして大学を卒業し働き始めて社会人の現実に打ちのめされていく主人公。そりゃなかなか現実は思い通りに進まないよね。希望に胸を膨らませ頑張っていた新卒初期の自分を思い出しました。

新卒時代の私はこの映画の主人公と同じで「せっかくこんな仕事がしたい!」と思いその会社に入ったのに、希望していた部署には入れず、会社の業務形態は古臭くて、聞いていた以上の残業は当たり前でその割にこの給料か〜〜とか、すごい上司に追いつくまでにはこの過酷な業務に有無を言わずほぼ休みなしでこなしていかなければならないんだ…など想像以上の社会のしんどさを痛感しましたね。本当に新卒一年目は自分の人生の中で1、2位を争うくらいに辛かったです。

主人公の思う退屈な毎日というよりも、地獄のような毎日を過ごしていたので、映画の主人公の会社みたいに頼れる同期や先輩が少なからずいる状況はまだマシだなと思ってしまいました。

風邪で寝込んでる時に世話をしに来てくれる同僚がいるってなかなかないことじゃないですか?ちなみに私は3日無断欠勤した隣の席の先輩のことが流石に心配になって(その先輩は普段から割と無断欠勤していた)上司と自宅を訪ねたら、先輩が玄関でぶっ倒れていたので病院搬送まで付き添ったことはあります…なんの話やねんて感じですねw

ラストの衝撃的な事実

映画の終盤の方では彼女の秘密が明かされ二人の関係性が明らかになるのですが、その辺りが賛否両論な所なのでしょう。私はマイナスな意見ですが、今までの彼女との思い出がすごく薄っぺらく感じてしまいました。確かにこれはある意味胸糞ですね。主人公が彼女と旅行した時に流した涙に特に苛立ちを感じました。

「え?その事実知ってって今まで付き合ってたのに今更苦しいとか何なの??」とちょっと彼の気持ちに同情できませんでした。彼女サイドの気持ちもよく分からないし謎が多かったので原作の小説も今度読んでみようと思います。

あの喫茶店は?!

レトロな喫茶店に目が無い私は、映画やテレビで出てくる喫茶店はすぐにGoogleマップにクリップしてしまうのですよ。

主人公が働き始めた時に彼女と一緒にご飯を食べていたあの喫茶店、なんか見たことあるぞ??と思ったら御徒町にある『喫茶 丘』さんでした!

ずーっと行きたいと思っているのですが、私がいった時に限って営業しておらずなかなかご縁のない純喫茶なのですよ。。。泣

どうかこれを機にご縁がありますように。いやちゃんと営業時間調べてから行こうな?!ここでナポリタン食べてコーヒー啜りながらゆっくり『明け方の若者たち』を読破したいところ。


薄っぺらいラブソング

作品としては深夜の小さいシアターで、一人リラックスしてみるのにはピッタリな映画だなと思いました。あまり誰かと一緒に見たい映画ではないです。最後の当たりちょっと薄っぺらいJpopのラブソングの歌詞を読んでいるような気恥ずかしい気分に苛まれます。でもこういう作品が最近の若者には刺さるのかなとも思いました。

個人的なエモい度は★★★☆☆かな。彼女との出会いのシーン、初めてのラブホテル、彼女とのご飯が純喫茶、社会人になっても深夜に友達と彼女と深夜の街を徘徊するところ、が個人的エモいポイントで割と好きです。

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