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サカナ月報(2024年6月)

ぎゃーす!今月でもう今年も上半期が終了です。
スピード違反で捕まえたいくらい時間が経つのが早い。。。
大雨が降ったりとまだ天気は不安定な感じですが、
来月になればもう夏真っ盛りで暑くてしょうがない時期に突入です。


1.ゲーム制作

ゲーム制作に関する記事は基本的にCi-enにお引越ししました。
ご興味ある方は以下をどうぞ!できればフォローもよろしくお願いします!
ゲ制デーと月末には欠かさず更新を続けています!

ちなみに現状最新作が公開中です!(次作が出るまで言うことに決めた)
プレイ時間はアンケート結果を見ると2時間弱くらいという感じです!


2.ゲームプレイ

今月は割と仕事が忙しくなったため、ノベルゲームを遊ぶのはかなり控えめな1か月となりました。

ですがSteamではちょいちょいゲームを遊んでおります。今後は月イチ~くらいの頻度で簡単なゲーム紹介記事も上げていきたいと思っています。紹介記事は書かないまでも、割と面白かったゲームを以下に並べてみます。

👆「A Space for the Unbound 心に咲く花」が良かったのでプレイ
こちらは画面クリックパズルのようなもので、演出が良かったです

👆なぜか無性にクッキークリッカーゲームを遊びたくなりプレイ
ストーリー部分は若干間延びでしたが、実績フルコンまでサクサクでした


3.note活動

今月の投稿回数は本記事含めて9回でした!
世にも奇妙の濃度を薄めるためにたぶん過去最高の更新ペース。
以下、並べていきたいと思います。

メフィスト賞に関してはちょっと前から記事を準備していたのですが、今後も読了数が増えるたびに紹介していこうかと思ってます。ゲ制記事はかなり時間がかかるのですが、内容薄くても記事更新しないとゲーム制作がメインという信憑性が全くないような。。。


4.読書

今月は8冊。通勤片道で大体100Pくらいなので、それと諸々の待ち時間などを加えると週に1,000PくらいがMAXペースといったところでしょうか。ドキュメントまではサクサク読みやすい作品が続いたのですが、仕事のピークで疲労度が高かったことも序盤退屈気味だったこともあり、絞首商會だけで2週間弱かかるほどペースダウンしました。やはり余裕がなくなると活動量は全体的に停滞しますね(当たり前)

■Another(上) 綾辻 行人
長年積読だったヒット作をようやく崩した。積読だった理由は恐らくホラージャンルという認識だったからだが、新本格ミステリの旗手らしくロジック立てたルール構築のおかげでホラー設定もすんなりと受け入れられた。ミステリ×ホラー×サスペンスの融合という観点で語られるイメージがあるが、どちらかというと最近はやりの特殊ミステリの走りと言えるような印象を受けた。舞台設定が整い、ややキャラ造形はベタながら魅力的なヒロインとの距離もほどよく近づいており、下巻で見られる結末がとても楽しみ。

■Another(下) 綾辻 行人
これは面白かった!さすがの綾辻先生。ここぞというシーンや重要な情報が開示されるシーンでも唐突さや不自然さを極力感じさせないような伏線の張り方やそれっぽい雰囲気の演出の仕方が秀逸で、このバランス感覚はお見事と思った。全く同じプロットで小説を書いても腕がないとここまで満足度は高まらないだろうな、とも感じた。ミステリ好きなのにホラーだと思って気を抜いていてうっかりビックリしてしまい負けた感。クライマックスでの盛り上がりと着地の読後感も美しい。

■愛なき世界(上) 三浦 しおん
自分自身が個性を美徳と考え、悪意のない変人は愛おしい存在と捉えるタイプなので、今作のヒロインはかなり魅力的に見えた。植物がテーマなので有川浩の「植物図鑑」っぽい部分もあるかと想像したが、完全に恋愛メインのあちらと比べ、こちらは東大で基礎研究に真面目に没頭する研究者の話で似てもなく非なるものだった。舟を編むのようなお仕事小説的な面白さに溢れる。生物学はそれほど興味のある領域ではないが、マニアックな話も素直で好奇心旺盛で柔軟性があり、かつ優しい主人公の存在のおかげで楽しく読めた。にしても主人公の造形は女性の理想が詰まっている感が凄い。

■愛なき世界(下) 三浦 しおん
研究者ヒロインの本村さんの研究が本格化したこともあって、上巻と比べてもかなり具体的な研究内容や手順の描写が多かったように感じた。植物のふしぎにはそれなりに興味があるが、研究の具体的な描写はそれほど興味がないのでそこまでのめりこめなかったのが残念。主人公⇔ヒロインというよりはダブル主人公、もっというと本村さんこそ本作の主人公なのだなと遅ればせながら気付いた。有川浩慣れしているのでもう少し恋愛要素が欲しかったのが本音のところかも。

■恋と禁忌の述語論理 井上 真偽
メフィスト賞全読破という新たなやんわりミッションを設定したので、後の有名作家から読んでみた第X弾。「記号論理学」という、神羅万象を数学的に証明しようという学問を取り入れた非常に野心的な作品。型にハマらないメフィスト賞受賞作らしい。読書時にあまり頭を使いたくないタイプなので小難しいところはやや読み飛ばし気味だったが、それでも十分楽しめた。ラストできっちりすべてを回収する構成は、まさに自分の好きなタイプの連作短編。とても面白い!傑作!という感じではないが作者の可能性はビンビンに感じる。その後のヒット作「その可能性はすでに考えた」はだいぶ前から積んでいるけどそのうち読んでみたい。

■最後のトリック 深水 黎一郎
ミステリのジャンルにおけるフーダニット=犯人は誰か?の最終形態として度々挙げられる「読者が犯人」というトリックを中心に据えた野心作。様々な書店で平積みになっているのを見掛けるのでかなりのヒット作だと思われるが、メフィスト賞受賞作を改題した作品だというのをつい最近知ったのですぐに読んでみた。アイデアとしては面白いとは思うものの、個人的にはあまり刺さらなかった。無理のあるトリックに無理に説得力を持たせようと理屈をこねくり回したような印象を受けてしまった。

■ドキュメント 湊 かなえ
イヤミスの女王として君臨する作者らしからぬ、高校の放送部を舞台にした王道青春小説の続編。と紹介しつつも今作では割と後味の悪い事件が発生したりもした。前作の登場人物や細かい設定は失念していたものの、読みやすい文体とテンポの良い展開のおかげでサクサクと一気読み。登場人物はみな長所も短所も描かれているため、人間らしさが感じられた。自分は少年野球⇒高校球児というナチュラル体育会系マインドのせいか、主人公の言動に全く違和感がなかった。

■絞首商會 夕木 春央
メフィスト賞をどんどん読み進めるつもりで「方舟」で有名な作者のデビュー長編をチョイス。大正時代を舞台にした一作でなかなか序盤は読み進めるのが辛かったが、終盤である趣向が明らかになり読み進めたことが報われた気持ちに。メフィスト賞受賞作らしく粗削りでも確かな真新しさを感じた。現代の設定では決して成立しないポイントがいくつもあるため、舞台設定に必然性があるといえばプラスだが、設定ありきで舞台設定を後付けした感がありあり感じられるといえばマイナスか。そのうち「方舟」も読む予定。


5.映画

当月中に観た中で一番良かったものの予告編を今後は貼ることにします。
というわけで今月はこちら!いやぁ、良かったです!!

コミカルかつテンポ良く進むので鑑賞中ずっと面白いのも良いですが、「全てのシーンに意図がある」というのはまさにこう言うことかと、シナリオのお手本のような作品だと感じました。制作陣がほぼ白人であるということを含め人種差別の描き方に対して誤ったメッセージを送っているという批判の声もあったようですが、意識低い系なのかもしれませんが、エンタメなんだから差別を肯定していなければ別に良いんじゃないの?基本は面白いかどうかが重要では?というスタンスです。ブラック・クランズマンなどの黒人監督作品なども観て色々考えよう、とは思いました。

ちょっとした感想やおススメ度は別記事でまとめ(て)ます!
上段のリンクは今月まとめた記事。下段は今月観た映画です。

今月観た映画は以下です!★は自分の評価です!ご参考までに!
■ドラゴンタトゥーの女(Amazonプライム) ★★★☆☆
■フォロウィング(Amazonプライム) ★★★★☆
■グリーンブック(Amazonプライム) ★★★★★
■エクス・マキナ(Amazonプライム) ★★★★☆
■ターミナル(Amazonプライム) ★★★★☆
■関心領域(映画館) ★★☆☆☆
■メッセージ(Amazonプライム) ★★★★☆
■プラダを着た悪魔(Amazonプライム) ★★★★★

今月観たのは全8本でした。
期待の「関心領域」はイマイチでしたが、「グリーンブック」と「プラダを着た悪魔」は次回の直近50作ベスト10にランクイン間違いなさそうです。


6.運動

ランニング
今月もタイパ的にはベストである通勤ランを3回決められました。これまで通勤ランは荷物を背負っての背面汗だくスタイルだったのですが、思い切って荷物を全て職場に置いて走るスタイルを確立したので、暑くてもそれなりに快適です。なお、先月不眠で2kg減量しましたが直ぐに元に戻りました。そりゃそうだ。

6日(木)   15km
9日(日)   15km
13日(木) 15km
16日(日) 15km
17日(月) 15km
22日(土) 20km
29日(日) 15km

計  110km


というわけで今月もお疲れ様でした。

以上、富井サカナでした。
来月も頑張っていきましょーい!!

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