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サカナ月報(2024年4月)

年度初めの4月が終わり、もうすぐGWに突入です!
会社が休みでも子どもが家にいるので時間の捻出は常に課題です。。


1.ゲーム制作

ゲーム制作に関する記事は基本的にCi-enにお引越ししました。
ご興味ある方は以下をどうぞ!できればフォローもよろしくお願いします!
今はゲ制デーと月報くらいしか記事を上げられていませんが、
もう少しゲ制時間が確保できるようになったら更新頻度を上げます!!

ちなみに現状最新作が公開中です!(次作が出るまで言うことに決めた)
プレイ時間はアンケート結果を見ると2時間弱くらいという感じです!


2.ゲームプレイ

祝!TGF2023閉幕!

というわけでノベコレは永遠の心のホームなので嬉しいです。
閉幕と同時に部門賞やスポンサー賞が発表になったので、
受賞作のうちで遊び漏れていたゲームを17作ほどプレイしました。

あと10作ほどプレイしたら総決算おススメ作まとめ記事を作成予定ですが、最近のリアル生活の余力のなさから6月にずれ込む可能性が高そうです。

また、気が早いですが例年ならTGF2024参加対象期間となる1月以降の公開作につき、バッジ搭載ゲーは先に遊んで良いというマイルールを作って13作ほどフライングプレイを終わらせております。参加できるように制作を頑張らないと。


3.note活動

今月の投稿回数は本記事含めて7回でした!
以下、並べていきたいと思います。

出張が増えて映画を観るタイミングが増えたこともあり、映画記事の割合が増殖中なのを必死でゲーム制作者っぽくしようとしている、というのが最近の自分の実態です。

来月以降も週1+α更新としたいと思いますが、
「今日のゲーム制作」みたいなショート記事企画を始めることにします!
内容薄くても気にしないでゲーム制作者っぽさを優先します!!


4.読書

今月は12冊!出社が求められる会議体や打ち合わせ、セミナーなどが増えると途端に電車内で読書量が増えるのは世の常。九州で車通勤していた頃は1年で10冊も読んでなかったのを思い出しました。

■開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― 皆川 博子
気になっていた一線級の超ベテラン女性作者の作品をようやく読了。18世紀のロンドンという慣れない舞台設定のため序盤はページのめくりが進まなかったが、様々な個性豊かな関係者の登場とともに謎が謎を呼ぶ展開が続き冒頭から結末まで常に右肩上がりに楽しく読めた。ラストの意外性もかなりのもので、傑作と呼んで間違いない一作。振り返ると伏線だらけで無駄な描写が一切ない構成も素晴らしい。本格度高めのミステリが好きな方に特にオススメ。

■経験 この10年くらいのこと 上田 晋也
さらりと読めるくりぃむ上田本。芸人としての力量は素晴らしい作者だが、エッセイとしては普通に面白いレベルかなぁ、と。というよりも口が達者すぎるので自然とハードルが上がり、かつ能力的にも喋り>文章ということかと感じた。例えツッコミは瞬発力とテンポと抑揚が完璧なのであって、活字で読むと胸焼けしちゃう。普通に楽しく読めるという点では間違いない。

■冷たい校舎の時は止まる 上 辻村 深月
メフィスト賞をもうちょっとちゃんと読もうと思い立ち、未読の中で頭一つ抜けて売れっ子になった作者の本書をまず選んだ。文庫で上下巻千ページ越えの一作で、確かにこの分量は懐の深いメフィスト賞と相性が良さそう。作者の文体&高校生が主役の作品なので非常に読みやすくサクサク読める。

■冷たい校舎の時は止まる 下 辻村 深月
形式にとらわれずにスケールの大きな魅力のある新人を発掘しようというメフィスト賞の理念を体現したような受賞作だなぁと読了後に感じた。今となっては国内トップレベルのヒットメーカーとなった作者の粗削りな魅力作だったと読後に感じた。先に映画を観た『かがみの孤城』の原典にもあたるような作品だった。やや文章量過多とも感じたが、文章は平易かつ読みやすく、思春期の若者の心情描写は素晴らしく、外連味もある作品でした。

■激変 めまぐるしく動いた30代のこと 上田 晋也
さらりと読めるくりぃむ上田本2冊目。慣れただけかもだけどこちらの方がくどさを感じずに面白く感じた。単純にボキャブラや気分は上々の話があって嬉しかっただけかも。通勤1往復以内で普通に読めちゃうお気楽本もこれはこれで良い感じ。

■古本食堂 原田 ひ香
日常周りの描写には非常に定評のある作者の作品。とても面白かった。神保町の古本屋をめぐる人間模様。品の良さと教養の高さと読みやすさがいずれもハイアベレージで、派手さはないが万人がほっこり楽しめると思われる。続編の文庫が6月に出るようなので出たらすぐ買いたい。様々な過去の名著が触れられているほか、神保町グルメの名店がたくさん実名で登場するので聖地巡礼もはかどりそう。

■六法推理 五十嵐 律人
個人的には相当ヒットな連作短編集。読みやすさやキャラ造形は悪い意味でのラノベっぽさの手前で踏みとどまりつつ、構成や展開はきちんとミステリの作法に乗っているバランスの良い作品。探偵役と助手役の設定や関係性にも随所に工夫を感じた。反応次第で続編はありそうだし、いつでも若手俳優陣で連ドラ作れそう。硬すぎるタイトルだけが惜しいかも。法廷遊戯レベルのヒットが狙えると感じたが果たして。

■不器用で ニシダ
ラランドの平社員のほうの短編集。純文学は全く読まないので比較しての良い悪いは評価できないものの、単純に面白かったし表現力が高いと感じた。少なくとも自分にはこのくらいしゃれた文章は書けないし、本職作家や一般人でなくニシダが書いたと言われればスゴ!と思う、というレベルにはあるかと。割と比喩表現や装飾を過剰に感じる部分はあったが、人物造形や切り取る角度も上手い。しばらく書き物仕事が増えるかも。

■フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人 佐藤 友哉
いかにもこれがメフィスト賞だ!という粗削りで熱量の高い作品でした。ホント、懐の深いメフィスト賞ならではの一作。マルチだ芹香お嬢様だとサブカル臭もプンプン。元エロゲオタ的には明らかに『痕』に着想を得ていると感じる部分もむしろプラス評価。ストーリーは荒唐無稽であり、終盤の展開には縦横無尽感があった。

■○○○○○○○○殺人事件 早坂 吝
電波系の後はバカミス、というわけでメフィスト賞に相応しい作品を立て続けに読んだ。下品な展開も多く、ミステリの流儀からは外れているとも言えるので読む人は確実に選ぶ。が、個人的には既存の概念から外れた本作のメイントリックは大好きだし、個性の際立つ意欲作でありつつ、地味な伏線配置も効果的だったので不思議なバランスで楽しめた。ラストは少し弱い気もするが、短めでサクサク読めるし、クローズドサークルものなので読む価値はあると感じた。が、あまり自信はない。

■スペードの3 朝井 リョウ
表現力、特に人間関係の機微の描き方に定評のある作者の長所が存分に出ている連作短編集。宝塚をモデルにしたであろう劇団員のファンクラブ会長、その新規会員、対象となるスターの3人を順に主役に置き、それぞれの持つコンプレックスや複雑な感情を描いた一作。特にドロドロの1話目が一番好きかも。個人的には連作短編は色んな展開があって最後は大きな結末に着地する作品が好みなので、ちょっと消化不良感があったかも。各人が最後どうなったかももう少し明確に描いて欲しいかも。思い返すと朝井リョウは結末は読者に委ねる系の作品が多い気がする。

■まずはこれ食べて 原田 ひ香
古本食堂に続き妻購入本。スーパー家政婦の素朴だが味わいのある料理によって、殺伐気味なベンチャー社員一同の心が温まり、関係性も回復していく様を描いた作品。作者らしい美味しそうな食事描写とほっこりする展開が楽しめる序盤中盤は良かったが、中盤以降はサスペンス要素が増えてサイコスリラーみまである結末だった。ミステリ好きな自分ですら温度差で風邪を引きそうになったので、メイン読者層と思われる一般主婦は思ってたんとちがーうとなることウケアイと思われる。妻が読んだら感想を聞いてみたい。


5.映画

当月中に観た中で一番良かったものの予告編を今後は貼ることにします。
というわけで今月はこちら!いやぁ、良かったです!!

全く知らない作品だったのですが、ゲーム制作者の友人が紹介していたのを見て興味を持ち、即映画館に足を運びました。こちら、一般的な映画ではなくドキュメンタリー作品ではあるものの、子どもから大人になる成長過程で一番精神と肉体が不安定?な時期を切り取っているので、リアルなドラマがありました。普段映画を観ない人にも非常におススメです。

ちょっとした感想やおススメ度は別記事でまとめ(て)ます!
上段のリンクは今月まとめた記事。下段は今月観た映画です。

今月観た映画は以下です!★は自分の評価です!ご参考までに!
■14歳の栞(映画館) ★★★★★
■パーフェクト・トラップ(Amazonプライム) ★★★☆☆
■サラリーマン・バトル・ロワイアル(Amazonプライム) ★★★☆☆
■still dark(Amazonプライム) ★★★★☆
■パーム・スプリングス(Amazonプライム) ★★★☆☆
■V フォー・ヴェンデッタ(Amazonプライム) ★★★★☆
■スーパーサイズ・ミー<再>(Amazonプライム) ★★★★☆
■BLUE GIANT(Amazonプライム) ★★★★★
■悪魔を見た(Amazonプライム) ★★★☆☆
■ニューオーダー(Amazonプライム) ★★★★☆

今月観たのは全10本でした。
つまらない!という映画がなくどれも面白かったです。
来月こそ、というかGW中になんとかオッペンハイマーは観たいところ。


6.運動

ランニング
今月は仕事の都合で平日に走れるチャンスが全く巡って来ず、走行距離は記録を付け始めて最低だったような気がします。自分のカロリーの収支からしてこの走行距離だと体重増まっしぐらです。走る頻度減る⇒太って重くなる+運動強度に耐えられなくなる⇒膝への負担がダブルで増える⇒回復のために走る頻度減る(スタートに戻る)という悪循環になるので、走る機会は無理やりにでも作らないとまずいんですよね。

7日(日)   11km
13日(土) 29km
21日(日) 15km
25日(木) 15km
29日(月) 12km

計  82km

というわけで今月もお疲れ様でした。

以上、富井サカナでした。
来月も頑張っていきましょーい!!


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