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【ゲーム感想】7 Days to End with You

この記事の文字数は約2,600字です!

おはこんにちばんは! 富井サカナです。
今回は先日プレイした有名インディゲームの感想記事となります。
なるほど、そのアイデアはなかった!と着想に驚くとともに、
ゲームの完成度・満足度を上げるために真似できそうな部分も感じました。


1.どんなゲーム?

今回紹介したいのは、Lizardryの「7 Days to End with You」です!!

👆上記のパブリッシャー(PLAYSM)サイトからゲーム画面が参照できます。

【制作】Lizardry
【プレイ時間】4時間強
【ジャンル】アドベンチャー
【KW】パズル、ビジュアルノベル、カジュアル、記憶喪失、言語読解
【筆者プレイ時期】2024年3月にプレイ(Steam版)
【筆者プレイ状況】全エンディング到達

【あらすじ】
言葉を知り、世界を知り、君を知る。

貴方は、この世界の言葉を、何一つ知りません。
貴方の目の前の人が話す言葉を読み解きましょう。
そして、その言葉をパズルのように1ピースずつ推理しましょう。
貴方は言葉の意味を、自由に感じ取ることができます。
二人の関係は、貴方が感じた言葉によって構成されます。
二人の物語は、貴方が感じた言葉によって構成されます。
二人の世界は、貴方の理解によって、
平凡で短い物語や奇妙で長い物語になるかもしれません。
あるいはその二つが同時に存在していても何ら不思議ではありません。
この物語は、貴方の解釈で完成します。
貴方が感じ、受け取ったすべての物語は、すべて正しいでしょう。
一度では理解できなくても、貴方には物語を何度も繰り返すチャンスがあります。
これは、たった7日間の短くて長い物語。

【一言でいえばどんなゲーム?】
独特な世界観を持った、サクサク周回強化が楽しめるゲーム


2.作品紹介

まずは簡単な紹介の前に、以下のPVを見るのが早いです!

あらすじやゲームシステムの紹介もあり分かりやすいです。
なお、動画はSwitch版ですが私がプレイしたのはSteam版です。
ゲーム中に画面クリックを行う必要がある点や見聞きした単語を推測に基づいてメモする必要があるので、感覚的にはSteam版のが遊びやすそう。

これを見て面白そうと思ったら十分に楽しめることは間違いなし。
プレイのテンポは良く、周回要素も幅広く充実しています。
戦略性などの部分での奥深さややりこみ要素は不十分かもしれませんが、
プレイ時間における満足度はかなり高かったです。


3.良かったところ(微ネタバレ)

・設定やゲーム性が非常に斬新で興味を惹きつけられる
あらすじ段階での興味の惹かせ方がとても秀逸だと感じました。全く言葉が分からない状態で少女とふたりきり。どのような物語なのかの解釈がプレイヤーが言語認識に委ねられる。今までプレイしたことがないゲームであることがそれだけで伝わります。ありそうでなかったゲームだ!とADVが好きな身としては本作を認識した瞬間に遊ぶことは確定した感じでした。

・直接語らずに状況証拠+推測で物語の背景を理解させる
主人公が誰で、彼女が誰で、どんなことがあって、今どこにいて、二人がどういう関係性なのか、ということについての直接的な会話や回想シーンでのやりとりはあまりありません。ほとんどの事柄は2人が住む家の隅々を調べて推測した上での彼女との会話の中から読み取ることになります。が、この直接語らず匂わせて想像させる手法が上手くハマっていたと思います。小説などでもそうですが、ほとんどの読み手がハッと気付けるような直接的でない表現は自分の心の中でイメージが広がるので効果的だと感じました。

・サクサクプレイのためのサイト
本作に登場する謎言語については、遊ぶ側としては少し残念なことにかなり早いタイミングで気付いてしまいました。一方で登場する言葉をひとつひとつ特定するのはそれなりの手間がかかるため、有志の方が作ったサイトにはかなり助けられました。本作の言語に関しての直接的な答えは見ていないので手間を省いた、ということで自分的に良しとしました。なお、開いた瞬間に完全にネタバレになるので、未プレイで自力攻略したい方は絶対に見ない方が良いです。(ご参考までにこちらのサイトです)


4.改善できそうなところ

プレイ中に少しうーんと思ったのは以下のような点でしょうか。
トータルでは満足なのですが、傑作だ!!とまではならなかったかも。

・「謎言語の真実」が少し期待していた形とは異なるものだった
・早めに謎言語の真実に気付いてしまうと一気に作業的になってしまう
・二転三転があまりなく、プレイ冒頭が一番ワクワクした
・様々なミニゲーム的な要素に関して特に意味合いを感じなかった


5.プレイを迷っている人へ

超楽しかった!楽しかった!良くできてるとは思うけどそうでもなかった!とどのような感想になるかはやってみないと分からない気がします。プレイ前にあまり情報収集するとネタバレ食らって全く楽しめなくなるので、興味を持った方はあまり考えずにswitchやsteamでプレイしてはどうでしょうか。
あまりうまく紹介できた気もしないので、以下に興味を惹くような良さげな紹介記事を並べておきます。

👆開発者インタビューはメチャクチャ興味深い


【各サイトの紹介記事】

インディー作品らしい奇抜なワンアイデアでプレイヤーの興味を惹く、周回しながら徐々に物語の真相に近づくタイプのADVでした。プレイ時間は人それぞれで早ければ最短3時間くらい?ああでもないこうでもないと10時間くらい楽しめる方も良そうです。プレイヤーごとに異なるゲーム体験ができそうな、設定や世界観の提示が上手いと思った作品でした。


6.おわりに

というわけで「7 Days to End with You」の感想はこれでおしまいです。

本作、やはりプレイ前に面白そう!と感じさせることがいかに大事かということが改めて実感できました。たまにはやはり色んなゲームを遊んで面白さの引き出しを広げるイメージを持つことも大事っぽいですね。

というわけで今回はそんなところで失礼いたします。斬新なアイデアのインディゲーが好きな方には是非遊んでみてほしいです。そして逆に何かオススメを教えてもらえると嬉しいです!

以上、富井サカナでした。


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