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大好きなゲーム(SLG編)

ゲーマーとしての趣味をネットの大海にさらけ出し、
何かのタイミングで誰かとワイワイ盛り上がりたい!
好きなゲームを語り合うのは何よりも素晴らしいひとときだ!

というだけの感情から始めることになった不定期企画第4回です。
ただ思い出を語りたいだけなのでレビューチックな内容ではなく、
そのゲームにまつわる思い出をグダグダと書き連ねていく感じです。
未定ですが惚れ込んだゲームを上げ尽くすまで全6~8回くらいの予定!
いやはや、振り返ると超好きなゲームっていっぱいあるもんですね!

あと、youtubeの『ゲーム夜話』が好きすぎるので、
紹介した好きなゲームの特集回があればリンクを貼るようにします!
ゲーマーの方なら見ていて飽きない素晴らしいチャンネルだと思います!

はじめに

第4回はSLG編となります。
多分自分自身の趣向から言えば一番好きなジャンルと言える気がします。
経営SLGや育成SLGと言われるとそれだけで面白そうだと思っちゃいますね。
長くなりがちなプレイ時間につられてか、今回はいつもに増して長いです。
他の回に比べてゲーマーより一般人が好みそうなラインナップなのと、
自身の趣味から競馬ゲームがかなり多めなのでちょっとつまらないかも。
適宜飛ばしまくってご参照ください!

★過去の回のおさらい★
第1回 RPG編
第2回 ギャルゲー編
第3回 ノベル・ADV編


①ダービースタリオンⅡ

アスキー 1994年2月18日発売 SFC

我が家ルールではゲーム機を買って良いのは兄が高校に行ってからということになっていたのですが、ルールの抜け道的に兄がSFCを本体ごと借りてきたことがありました。恐らく兄の友人がPSを入手したタイミングで借り受けてきたものだと思われます。そんな兄が本体とともに借りてきたゲームがダビスタⅡです。本作が私が初めて触れたダビスタでして、その後はSFCのⅢと96、PSの無印、PS2の'04と複数シリーズをプレイしましたが今でも一番心に残っているのは本作です。
リアルの競馬にも小中学生とは思えない程度にはハマることになるのですが、ベースの競馬知識(毛ヅヤがどうとかトモの張りがうんぬんとか)は本作で培われました。今でもスプリンターズは12月3週のイメージが強いなど重賞のプログラムは本作のイメージが強く残っていますし、一流ジョッキーと言えばおたべ(岡部)とたき(武)ですね。
一般的にはSFCのダビスタといえばⅢのほうが人気だと思うのですが、私がⅡのほうが好きな理由はただ1点、レース中の勝負根性の反映度合いです。Ⅱの場合は他の馬と競って走っている時だけ根性のステータスが関係してくる(ように見える)のですが、Ⅲの場合は先頭を走っている場合以外は常に影響するように感じられました。実際はゴールまでに他の馬を抜かなければいけない=根性大事だとは思うのですが、逃げのほうがむしろバテてるのに頑張るんだから根性いるだろ!みたいな気もしていたので、他の馬と競っている時だけ根性なしがバテるⅡのほうが感覚と合っていると感じました。
随分ハマったおかげで自宅にはSFC本体よりも先にターボファイルツイン(対応ソフトが超限定されるSFCに付けるメモリーカードのようなもの)が導入されました。ダビスタはSwitchで久しぶりに新作が出たようですが、楽チンなウイニングポストに慣れてしまった今の状態ではおまかせ厩舎をフル活用してもかったるく感じてしまうような気がしてなかなか手が出せないですね。



②ウイニングポストEX

光栄 1995年12月29日発売(PS版)

ダビスタきっかけで競馬と競馬ゲームにハマった我ら兄弟はかたっぱしから競馬ゲームを遊んでいたのですが、やはり当時からダビスタと双璧を成し、今となっては残存者利益で一人勝ちのように見えるウイニングポストシリーズが同じレベルで遊べたと思える唯一の作品です。シリーズはそこそこプレイしているつもりで、EX以外にもPSで出たやつのほとんどとPC版の3作品くらいは遊んでいます。
その中でも一番印象に残っているのは恐らくシリーズ唯一、秘書の有馬桜子が実写で登場している本作となります。何が良いってとにかく雰囲気が大人っぽくて良いんです。今プレイしてどう感じるかは分からないのですが、小中学生の身には大人の世界の憧れが眼前に広がっているぞ!という感覚でした。どの音楽も洗練されているし、馬主部屋のオフィスみたいなところは高級感があるし、美人秘書がついてるし、新聞読めたりしちゃうし、月の初めの演出とか週終わりの演出とかもセンスに溢れていました。
レースシーンはダビスタと比べると迫力があったような気がして、特に自馬が光る演出とコーナー曲がるところの画面が用意されているのがテンションが上がった部分です。ほかで印象に残っているのは活躍していない馬を引退させようとすると10万円で馬肉として販売する悲しい演出です。調教師が暗い顔をして(というかそう見えるだけですが)「細かいことは聞かないでください。10万円です」みたいな反応をするのがやけにリアルで、このゲームで命を頂くことの重みを学んだ気すらします。ゲームとしての作りは結構大味な部分があって、賞金や重賞がまだ少ない時期のプログラムが採用されているゲームなのに連闘に次ぐ連闘が可能で、一番稼いだ馬は総賞金40億円を超えました。いや、勝ち負け以前にそんな走ったら死んじゃうから!というスケジュールも体重が減るくらいで余裕でこなしてましたね。コメント的には「疲労が溜まっています」とかなのですが、なんか無事に勝てちゃう。
一番印象に残ったEXを上げましたが、シリーズ作は数多くの個性的な馬主や調教師、新聞記者などのキャラクターも登場して、シリーズによっては秘書が選べたりしたはず。PS版の確か3は凱旋門賞に勝つと良く分からない歌が流れたり、PC版では過去をやり直して条件を満たすと実在名馬を保有することができたり、特定条件で一連のイベントを発生させると名馬が生産できたり、単調にならないようにシリーズ毎にいろんな要素を盛り込もうとする姿勢も素敵です。老後までシリーズが続いていたら腰を据えてしっかり遊ぶことになる気がします!



③Jリーグ プロサッカークラブをつくろう!2

セガ 1997年11月20日発売 SS

もしかしたら今までの人生の中でプレイ時間が一番長いのではないかという気すらする、超ハマったSLGがこちらです。当時は日本が初めてW杯に出場するということでJリーグ発足以来のブームが起きていたはずです。ご多分に漏れず本作も地味目な1に比べてとても売れた印象があります。もうホントにメチャクチャ面白くて時間が溶けた溶けた。
まず魅力的なのは圧倒的なデータ量と自由度。日本全国好きな市区町村をホームタウンにして始めることができたり、自チームのユニフォームや名称はたくさんある選択肢の中から選べたりするおかげで「おらがチーム」感MAXの状態から始めることができます。そして凄いのが登場する選手の数。実在のモデルがいるレジェンド勢を含む架空選手の数々に、実写で登場する当時のJリーグの主力選手の面々。サッカーは野球に比べて全く詳しくなかったのですが、おかげさまで海外スター選手も過去~当時の有名選手くらいはそこそこ知ることができました。
本作が最高に素晴らしいのは経営SLGと育成SLGが高度に融合しているところでしたね。チームを強くするとそれに伴い広告費や放送権料、入場料などの収入が増え、それをもとにスタジアムやクラブハウスを増設していくこのザ・SLG感がたまらなく好きでした。お金を使う先や選択肢がたくさんある中で順々に増設していくのはメッチャ気持ち良いです。芝を張り替えたり照明を増設したり、スタジアムに売店を設置したり、プレイヤーの意思決定に沿って選択できて、そのフィードバックも明確に体感できるのが素晴らしい。購入を決定すると効果音とともに一旦所持金ががくんと無くなって工事中になる演出も良かったです。
当時の技術としてはかなり頑張っているゲーム中の画面も綺麗でした。プレイヤーは選手ではないので試合中は攻めろ!とか守れ!みたいな意味があるかも分からない適当な指示しか出せずにほぼ見ているだけなのですが、当時としては綺麗なゲームシーンを見ることができます。ちなみに転校してきたサッカー大阪市代表だった友人にゲームシーンを見せたら普通のシーンを見て「こんなん人間技じゃない。ありえない」とのことでしたが、数年先に進めて選手の能力がかなり上がってくると通称「光プレイ」が発動し、超カッコ良い演出とともに更に人間離れしたスーパープレイを決めてくれます。また、場合によっては「光プレイ返し」のDFやGKのスーパープレイが見られるのも斬新でした。ゲームシーンではかなりのバリエーションのある実況も凄く臨場感がありましたし、ちょい悪親父でその後ブレイクしたLEONモデルのジローラモさんは本作にかなり目立つ形で登場しているので、私はいまだにジローラモさんには本作のイメージしかないです。
さて、逆に本作の微妙なところを挙げて締めくくろうと思います。プレイした人は必ず共感してくれるはず。まず1つはとにかく進行に時間がかかる点です。ロード時間も常にそこそこあったような気がしますし、1か月が8ブロックに分かれており、Jリーグのシーズン期間中は進行が滅茶苦茶遅いです。色々気を配りながらプレイすると1か月に1時間くらいかかっていた気がします。試合を飛ばしていきなり結果を見ると、通常よりも悪い結果になるような気もするので飛ばせないんですよね。そして最大の微妙な点はW杯優勝が超難しい点です。普段の自チームはチームの戦力パラメータを表す6角形が完全に最大値までいっているのに、W杯になると突然海外とのレベル差補正で普通くらいの強さになってしまうのです!なんで!?我が選手たちはメッチャ強いのに!しかもW杯はもちろん4年に一度しか行われないため、戦力的に良い線行っても次のチャンスは数十時間後。というわけでW杯に優勝することなく本作のプレイからは足を洗うのでした。もしかしたら自分が下手だっただけかもしれませんが、Jリーグは完全に無双していたし最強キャラ揃えてたからバランスの問題だと思うですけどねぇ。
なお、シリーズ作はヨーロッパを舞台にしたものやDSのやつなど、以降もちょこちょこと評判の良いものを3作ほどプレイしましたが、私側の問題なのか当時と比べて全く楽しめない感じでした。



④プロ野球チームもつくろう!

セガ 1998年2月19日発売 SS

サッカーよりも圧倒的な野球派だった自分が待ちに待ったゲーム。今思えば相当な情報弱者だったのか、サカつく2もやきゅつくも発売からプレイするまでかなり時間が空いているようで、待ちに待ったというよりはとっくに世の中に存在してたようです。
さて、サカつくのグラフィックはかなりのリアル路線だったのに、本作は差別化のためかパワプロ意識なのかかなりのコミカル路線でした。とはいえ骨太のゲームシステムはサカつく同様素晴らしい出来栄えで、野球特有のキャンプやらトレードやらドラフトやらも綺麗にゲームに反映されていました。おぼろげな記憶だとドラフトは逆指名制度が導入されていたような気がします。今思えば一瞬しか存在しなかった制度ではありますが。野球はサッカーに比べて試合数も多いのでさすがに試合シーンは結果を見るを多用した記憶があります。
以下、サカつくと比べた自分が感じたメリデメを記載しときます。

■メリット
・個人的に歴代選手の知識量が相当にあるのでその点でも相当楽しめた
・投手はローテーションなのでより多くの主力選手を保有できる
・試合シーンを飛ばすことでかなり展開は早い
■デメリット
・記録の水準が染みついているので無双した際の成績に対する違和感が凄い
・WBC開催前なので日本一連発してからは何の目的も持てない

こういったゲームは試行錯誤している序盤こそ面白いというのは間違いないですね。無双状態に突入しちゃうとその後のプレイは数字を積み上げるだけの惰性にしかならないですからそこがネックですよね。良いタイミングでクリア!終了!というほうが今思えば自分にはピンと来るのかも。SS版よりもDC版やPS2版のほうがプレイしたような気もしないでもない。



⑤アストロノーカ

エニックス 1998年8月27日発売 PS

知る人ぞ知る名作という感じで、今回の記事の中で一番プレイヤーが多いような気がしないでもない逸品。本作は兄がどこからか体験版を仕入れてきたのが出会いなのですが、こりゃまた随分面白いゲームだなぁという感じで一発で好きになりました。世界観が独特で宇宙を舞台にしているのにやることは作物を育てる農業というこのギャップ!育てる作物そのもの、作物のステータス、キャラクター、育成を邪魔してくる害獣などのデザインやセンスが個性的で凄く良かったですね。
作物を育てるには種を仕入れて植えなければいけないのですが、農地には害獣がやってくるのでトラップを仕掛けて撃退しなければ畑が荒らされてしまいます。でもこの害獣が賢いしダーウィンもビックリなスピードでどんどん罠に適用して進化していくんですよ。ジャンプ台で何度かふっ飛ばすと体重が重くなって飛ばなくなるとかそんなイメージ。様々な罠を上手いこと設置し続けた結果、無敵モンスターみたいなやつが爆誕して頭を抱えた記憶があります。結構難易度は高めだった気が。
ゲームの目的としては品評会みたいなコンテストで優勝を目指すのがメインだった気がしますが、ゲームの進行に合わせて主人公に確か郵便物が届いてそのあたりはうまく誘導してくれてたはず。強化種を作りまくって色んなコンテストを制覇して郵便物が全く届かなくなってくる頃には張り合いがなくなった気もしますが、独創性も高くて本当に面白いSLGでした。続編・類似作など出たら遊びたい感が一番強いかも。最近シェアゲでドラゴノーカというゲームが出ており、無茶苦茶興味あります。



⑥STARHORSE

セガ 2000年稼働開始 AC

過去にゲーセンで大ハマりしたゲームと言えばいくつかあるのですが、普通にハマったら一番時間が吸い取られそうなのを気合と理性で何とか離脱したゲームがこちらスタホになります。ゲーセンのメダルゲームコーナーに足を運んだことがある人ならご存じでしょうが、巨大スクリーンと複数のサテライトにより、多くのゲーセンで一番場所を取っているのがたぶん本作です。
競馬好きにもギャンブル好きにもSLG好きにもメダルゲーム好きにも超高度な魅力を放っていて、初めてこのゲームの存在を知ったときは心を奪われまくりました。この頃はダビスタの新作を筆頭に競馬ゲームのリリースも全然ないし、前年にゲーセンで稼働したダービーオーナーズクラブは金の掛かり方が尋常じゃないし(ちょっと調教したらすぐ100円なくなる)、競馬ゲームの暗黒期だったからです。そんな中で颯爽と登場した抜群のクオリティを誇る本格的競馬ゲームに完全に心を奪われました。

心を奪われたポイントはいくつかあるのですがおおよそ以下です。
・専用カードによって馬主・馬のデータを記録できる(QMAみたいな感じ)
 ⇒重賞制覇のコンプリート欲を刺激しまくり
・競馬ファン超納得の作り込み
 競馬会のレジェンド、杉本清さんの実況
 実在馬は実際と同じように世代まとめて登場
・超豪華なメインスクリーン+座り心地抜群なサテライト
 特に脚色が良い時の直線でのカラフルなライト演出の刺激がやばい
・名馬を育てると歴史的名馬とのドリームレースに挑める
・せっかちでも納得できるほどやることだらけで待ち時間がない

特にライト演出のドーパミン放出量が尋常ではなく、自馬が大きなレースを追い込みで勝つ時なんて脳波的には完全にイっちゃってる状態くさい。
一方、本作はプレイデータを記録するメダルゲームですので、メダルを稼ぎまくる最強の名馬を作るには必然的にそれ以上にメダルを使う(通称飲ませる)必要があるわけです。全重賞制覇なんて尋常じゃないほど時間を食いますし、最強馬を作るためには色んな攻略要素はあるものの結局は大量にメダルを飲ませまくる=お金が必要になってくるわけですし、このゲームにハマってはいけないという必死の理性でそこまで沼にハマらずにすみました。一生遊んで暮らせるだけの資産がある石油王の息子だったら死ぬほどプレイしていたに違いないかなり危ないゲームでした。
小竹向原にあるメダルレートの良い郊外ゲーセンまで足を運んだこともあり、大学時代に費やしたのはお金で3万円くらい、時間で100時間くらいで済んだような気がします。(低く見積もり過ぎかも)



⑦レミュオールの錬金術師

犬と猫 2004年4月29日配信開始 PC

今でもNscriptorで面白いシミュレーションゲームを作り続けているサークル犬と猫さんのゲーム。毎年必ず新作を作るそのアイデア力と弛まぬ実現力は心から尊敬しており、ほとんどの作品は購入させていただいています。初めてゲームを遊んだ時はまだ水色散歩道くらいまでしか出ていなかったはずなのでそこそこ古参ファンなはず!
犬と猫さんは実は処女作からプレイしているのですが、初めて触れたのは中国留学時代でした。ゲームをやると時間が湯水のように消えるタイプだと自覚していたので持って行ったPS2のコントローラーを友達に預けて物理的にゲームができないようにしていましたが(そもそもPS2を持っていくな)、例外的に中国語版の現地のゲームPC同人ゲーだけはあり!という謎ルールを適用した際に見つけました。本当に本作や水色の塔は砂漠のオアシスでしたね。モバイルPCは海外旅行中や海外出張中にも持ち運んでいましたが、当時はPCフリゲやシェアゲなどはほとんど遊ぶ習慣がなかったため、海外のお供といえば犬と猫さんのゲームという感じでした。お客さんとの3日間くらい実施された詳細技術仕様打ち合わせ中に会議室の後ろの方でこっそりムーンライトバスケットを遊んだのも良い思い出です(仕事しろ)。
本作は経営シミュレーションの超王道な感じで、店を発展させていく要素と商品リストを全部埋めるコンプ要素が完璧に融合していると感じました。一度購入すれば後は金を生む卵と化す鶏や牛を購入したり、お金を貯めてドボックさんに拡張してもらったり、加速度的に儲かるスピードが上がって扱うお金が増えていくのが気持ち良いです。あと、確実に最高だと言えるのが商品が売れた時のお金のレジ音でした。あの効果音はホント麻薬的。ちょっと終盤は作業チックになりますが、それはこの手のSLGの宿命ですし、それがまたいいんじゃないか!と。
他のおススメ作は「海洋レストラン☆海猫亭!」「ハーヴェストグリーン」「ムーンライトバスケット」「ラクノープリンセス」あたりでしょうか。最近のゲームは買うだけ買って遊べていないので、ファンの方がいたらおススメを教えてほしい!



⑧CivilizationⅣ

2K Games 2005年10月24日発売 PC

世界的に超有名な本作ですが、海外ゲーム事情に明るくなかったのと大学に入ってからゲームとの距離がかなりできていたこともあって、長いこと全く本作の存在は知りませんでした。そんな私と本作は運命的な出会いをしたのでした。
当時の私は入社1年目で意識高い系海外営業マンとしてバリバリ働いてました。当時はかなりのレベルで中国語が話せる状態だったので、インド・東南アジア営業ながら特例で上海の現場で研修兼通訳ということで2か月ほどの滞在をすることになりました。独身の意識高い系なので日本にいる頃は平日は残業or飲み会で日付が変わる前に自宅に帰ることはほぼなく、土曜は割と仕事、日曜は飲んでるかテニスしてるかみたいな生活でゲームに触れることは完全になくなっていました。出張先の現場では毎日朝早く出発するものの夕方はお姉ちゃんのいるお店でみんなで飲み、夜の10~11時頃には身体が自由になる状態でした。夜の時間が暇だな~ということで、ちょうど場所が大学時代に留学していた上海ということもあり、留学当時もたまに現地のPCゲーム(現地製の三国志SLGがメイン)を買ったりしていた家電量販店に出かけてゲームソフトを探すことにしました。そこでなんとなく面白そうと手に取ったのが本作でした。中国語名は「文明Ⅳ(ウェンミンスー)」です!
何の気なしに会社PCにインストールしてプレイしたが最後、私はこの研修が終わるまでの2か月間、毎日の睡眠時間が常に3時間になりました! 何が意識高い系だよ!と。さすがに毎日フラフラで、現場ではいつ転んで大けがするのかというしたが、ホテルから現場への通勤の車中や昼寝でごまかして何とか乗り切りました。このゲームの危険性に関しては、まさに上でリンクを張ったWIKIにもきちんと記載されている通りだと思います。
なお中国版Civilizationの特徴として、偉大なる指導者である毛沢東のデフォルメなど許されない(画像がないだけだったか存在もないかは忘れた)のと、中華民族の誇りである万里の長城が人の手で簡単に作れるなんて許されない(存在がない)と言うところが興味深いです。これらは攻略ページと比較して気付きました。
当時ネットで調べると欧米のエリートの多くがこのゲームの中毒になるとの情報がありましたが、文字通り文明をテーマに人類の始まりから様々なクリア条件の結末までをゲームで追えるという割と知的なモチーフのゲームなのでさもありなんと感じました。テレビゲームに初めて触れてから20年弱が経ち、特に若い頃は相当ゲームに触れていたはずなのに、ここまでゲームシステムに衝撃を受けるなんて信じられない思いでした。シドマイヤー天才過ぎる!テレビゲーム史上に輝く名作だこりゃ!となりました。
確かクリアデータは指導者とどのクリア条件でクリアしたかを組み合わせ別で記録が残る形になっていて、「まずい、こんなのコンプ目指したらマジで廃人になる」と思って心を鬼にして帰国前にアンインストールしました。というわけで私にとってCivilizationは上海在住の愛人のような存在でした。
その後はまた10年くらい意識高い系リーマンとして働いていましたが、結婚、子どもの誕生、自宅の購入などを経て価値観が変わり、仕事(+おまけで家庭)に全エネルギーを注ぐのはやめて家族→趣味→仕事という優先順位をセットした頃にたまたま家電量販店でCivilizationⅤのパッケージ版を見つけた時には本作との因縁を感じました。購入→PCスペック足りずPC新調→本作を遊ぶために個人PCを出張先に持って行くほどハマる→一念発起してゲ制を始めるみたいな流れになったので仕事人間がゲ制おじさんに変わる合間のつなぎを果たしてくれたような気もします。
調べてみたらCiv5のプレイ時間は100時間超くらいだったので大したことないですね。Civ4はたぶん2か月で200時間くらい遊んだはずなので、ゲームに対するスタミナが落ちすぎですね。今からプレイするならどちらが面白いかは分かりませんが、Civ5も相当面白いのは間違いないですね。



⑨信長の野望・革新

光栄 2006年2月2日発売(PS2版)

光栄製の歴史SLGは古くから南北戦争、三国志、信長の野望などそれなりには遊んでいた記憶があります。残念ながら私は後年に横山光輝版漫画三国志→真・三国無双シリーズ→北方謙三版小説三国志と興味を持つまではゲーム以上に興味を持つこともなかったのですが、受験戦士時代に全国模試で社会の全国トップを取ったことがある人物が大の光栄ゲーム好きだったので、桃鉄以上に子どもにやらせて大丈夫なシリーズであることは間違いないはず!
ちなみに私自身、高校受験の時の社会は完全なる捨て科目で、科目全体で偏差値30.17を叩き出した(あわや偏差値20台!)ことがあるのが自慢です!
(更に自慢するとその全国模試は三科目でまぐれで3位でした!振れ幅!)
さて、三国志と信長の野望はシリーズ作も多くてSFC以降だけでなくガラケーとかでも結構遊んでいたため、どの作品をやりこんでいたのかあまり記憶がありません。昔の作品は豊作の秋に限度いっぱいまで米を買いまくって飢饉の年の冬場に売るだけで直ぐに超金持ち大名になれちゃう仕様が続いていたような記憶があります。ちゃんとシリーズ作を特定できていて、かつちゃんとやり込んだのはシリーズ最高傑作の呼び声も高い本作くらいです。
シームレスなマップというのでしょうか。城や城下町とフィールドが切り替わることなく同一マップ上で表現されていたり、内政と軍事のバランス・関連っぷりなんかがとても良くできていた印象です。
他の作品に比べてエピソードが薄いので水増し気味の内容になっているのが自分でも気になりますが、覚えていないだけでシリーズのプレイ時間を全て合計すればサカつく2をも超えるかもしれないような気はします。
なお、光栄についてはこちらの記事がメチャクチャ興味深いので、アンジェリークファンの淑女の皆さんも参照マストです!! ゲーム業界一のやり手と噂の超敏腕な奥様のお姿を初めて見た! 孫正義のことを孫ちゃんとか言っててラスボス感が凄いし、乙女ゲーの産みの親なので影響力もパねぇ! 超渋イケメンのシブワサ・コウさんと並ぶと非実在貴族感が凄すぎ!



⑩STARDEW VALLEY

ConcernedApe 2016年2月26日発売

PCを新調したところでSteamなるプラットフォームがあることを知りました。その存在を初めて知ったのは2019年くらい?なのでゲームの中断期間がいかに長かったかと思いました。やはりもはや世の中はプラットフォームを握ったものが世界を制する世界ですね。これはいくらでも沼にハマれるヤバいシステムだ!と思いつつ、安くて評判が良くて自分が好きそうなゲームを探した網にかかったのが世界的にも有名な本作でした。
もう冒頭が最高ですね。都会での生活に疲れた主人公が田舎の土地を受け継いで農家+酪農生活を始めるという、まさに意識高い系リーマンから余暇を充実させたい意識低い系リーマンに生まれ変わった自分にぴったり!本作がリスペクトしている牧場物語は面白そう面白そうと思いつつなぜかあまり縁がなく攻略本だけ読んで満足していたのですが、ゲームで送る田舎生活ってのもメチャクチャ面白いですね。ずいぶん長いこと夢中になってプレイしました。2019年の余暇時間は本作とCiv5にほぼ費やしたような感じです。家族が寝静まった夜中にこっそり起き出して3時間くらい遊ぶ、みたいな感じで日々作物を育てたり釣りをしたりしてました。
田舎でまったり生活みたいな雰囲気をまといつつも効率よくイベントをこなそうと思ったら収穫期間を考えたりタイムアタックのように村を行き来したりと結構忙しいゲームなのですが、根がせっかちなのでそこはむしろ自分にピッタリだった気もします。本作で大金持ちになった作者さんの次回作も遊んでみたいけど時間が溶けそうだからクリアまでのプレイ時間情報がはっきりするまでは手を出さないようにしようっと。



番外編:競馬ゲーム

どうしてなのか全く分からないのですが、2学年上の兄が相当な競馬好きでした。家には競馬に関するムック本がたくさんあり、CATVでグリーンチャンネルを好んで視聴してました。そのせいで私も金土の夜は翌日の追い切り映像や予想番組を沢山見る小学校時代を過ごしていました。伊崎さんや大川さんレベルではなく柏木集保とかよく知ってる小学生、嫌すぎる。
さて、競馬好き×ゲーム好きなのでその流れで数多くの競馬ゲームを遊びました。本当は競馬ゲームで記事1つにしたかったのですが、自分の現在の属性(ノベル系)と合わなすぎるので端折ってここに入れときます。好きだ!という方がもしいたら気軽に語り合いたい!ゲームの特性上大体のゲームはかなりやり込んでいます。
というわけで遊んだものを遊んだ方だけが分かる紹介?をします。

■ブリーディングスタッド(2も) KONAMI
・「先頭は黄色い帽子」など味のある棒読み実況
・やたら充実している地方ダートGIとやたら強いマルバツセカイオー
・どんなに頑張ってもスタミナのある馬が生産できない謎仕様
・所持金が数十億円単位で余ると牧場長が勝手に壺を買ってくる
 ⇒競馬ゲームなのに高額な壺を集めるという壺集めゲーの様相

■ステークスウイナー SNK
・ゲージを見つつアイテムを駆使する意外と面白いレースシーン
・取って付けたような配合システムも意外とハマる
・どんな名馬も落とし穴にハマった瞬間絶対勝てない仕様
・メーカーSNKと今知って驚愕した。NEOGEO版も出てるとか!

■ギャロップレーサー(シリーズ) TECMO
シリーズは恐らく全て相当やり込んだので本当は別記事可したい!
・初代の作りは大味で、超絶出遅れでも強い馬なら楽勝で勝てちゃう
・シリーズ作を経る毎に洗練されていくシステムがたまらない
・所持金のやりくりや出走上限制限、成長曲線などSLG要素が超強い
・弱い馬で会心の騎乗で大レースに勝つのが気持ち良すぎ
・ミホノブルボンやサニブーで菊花賞勝つみたいなプレイも気持ち良すぎ
・シリーズで一番好きなのは多分7
・今気付いたけどギャロップレーサーインブリードだけ未プレイ

■クラシックロード Victor
・独自の疲労を表す折れ線グラフが子供心を刺激
・強いライバル牝馬は必ず阪神3歳牝馬の前走は特定の500万下
・強いライバル牡馬は必ずG1の朝日杯3歳ではなく当時G3のラジたんに出る

■ダービー馬を作ろう SEGA
・セガが本気出したオモシロ競馬ゲーだけどダビスタと似すぎ
・独自の建造物建てるモードは建物に対して土地がやや足りずはがゆい
・本作で初めて猫と生活させると気性が落ち着くという馬の習性を知る

こんなに競馬ゲームが好きなのにウマ娘は完全に未プレイなんよなぁ。
自分としては超珍しくアニメも1期をリアタイで見た&事前登録までしたのに、配信時期が遅れた時になんか見逃しちゃったんよなぁ。残念だ!



その他

ここまでで上げたゲームは特に思い入れや面白かった印象が強いゲームになります。ここまで挙げた以外に思い出深いゲームを以下羅列してみます。
(絶対色々漏れてる気がする)

・シムシティ
・三国志シリーズ
・信長の野望シリーズ
・南北戦争
・ザ・コンビニ
・The TOWER
・ネオアトラス
・太閤立志伝Ⅳ
・カイロソフト系

このジャンルはノベル系を除くと一番好きなジャンルという認識なのですが、なかなかこれが面白かった!というのが思い出しにくかったです。なぜだかは結構謎なのですが、育成SLGはギャルゲーが多いからというのがその理由な気もします。経営SLGなどでこれは!というゲームがあれば是非教えてほしいところです。というわけで今回はこの辺で失礼します!

次回はSLGと同じく大好きなジャンルである、ボード・カード・クイズゲームを挙げまくる予定!昔のファミ通ならETCに分類されるものでしょうか。
ではまた次回、ボード・カード・クイズゲーム編でお会いしましょう!
本命のエロゲは最後に持っていって、沢山の名作を挙げまくるつもり!


以上、富井サカナでした。

近いうちにシミュレーション要素もあるゲームを作りたいですね!

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