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大好きなゲーム(ギャルゲー編)

ゲーマーとしての趣味をネットの大海にさらけ出し、
何かのタイミングで誰かとワイワイ盛り上がりたい!
好きなゲームを語り合うのは何よりも素晴らしいひとときだ!

というだけの感情から始めることになった不定期企画第2回です。
ただ思い出を語りたいだけなのでレビューチックな内容ではなく、
そのゲームにまつわる思い出をグダグダと書き連ねていく感じです。
未定ですが惚れ込んだゲームを上げ尽くすまで全6回くらいの予定!

あと、youtubeの『ゲーム夜話』が好きすぎるので、
紹介した好きなゲームの特集回があればリンクを貼るようにします!
ゲーマーの方なら見ていて飽きない素晴らしいチャンネルだと思います!
(ギャルゲーなのでほとんど取り上げられているものはないですが)


はじめに

第2回はギャルゲー編となります。
後にエロゲにハマるきっかけとなったホップステップの辺りです。
小学生の終わり頃から急激な大ブームが来て完全に飲み込まれました。
エロゲに手を出すまでは『ギャルゲ以外買わない』という
鉄の掟を自分に課していたこともありPS・SSののみかなり詳しいはず。
今回、特に思い出深い作品群をまたもや時系列で紹介します!
前回同様10作品となっているのは完全にたまたまです。


①あいどるプロモーション ~すずきゆみえ~

アルュメ 1996年5月31日発売 PS

いきなり1作目から超マイナー作ですがご安心ください。恐らくこの並びでは本作が圧倒的に知名度に劣るゲームです。発売当時も別に全く有名ではなかったであろう実在のアイドル『すずきゆみえ』をプロデュースするアイドル育成型のSLG。SFCからPSに移行したことでこれならできるぞ!ということで実写のゲームは結構出ましたが、多分それなりにヒットしたと言えるのは街とか428とかくらいだと思われます。私がプレイした実写ゲーで直ぐに思い出せるのはウイニングポストEX、アナザーマインド、ユーラシアエクスプレス殺人事件、卒業Rくらいでしょうか。そういえば最近だとSteamでHer StoryやDeath Comes Trueもやりましたが。
本作は作りとしてはオーソドックスかつちょっと安っぽい作りだと思うんですが、なんだか独特の魅力があってかなり好きなゲームでした。フォントの文字がやけに小さかったり演出がチープだったり、スケジュール決定前に挿入されるムービーのすずきゆみえの演技がやたら棒読みだったり。
でもなんだかずーっと心の片隅に思い出として残っているゲームで、いつか本作みたいなアイドル育成ゲーを作りたいという謎の野望があります。顔出し大歓迎の地下アイドルとかネットアイドルとかがいたらテイストを踏襲していつかオマージュ作を作ってみたいなぁ、なんて思ったりします。



②ときめきメモリアル

コナミ 1996年7月19日発売(SS版)

日本中に一大ギャルゲーブームを巻き起こした超有名タイトル。
今でもはっきりあの日のことは覚えています。中学生になったばかりの私は夏休みに入ってすぐに別々の中学に進学した猪狩君からの電話を受け、「面白いものを手に入れたから遊びに来て」と言われ、詳細不明のまま彼の家に向かい、そこで目にした本作にハマりにハマったのでした。。。
今更良く考えてみると猪狩君、ほぼ発売日に買ってるやないかい。
当時はまだ中学生で共学だったけど恋愛なんてものに当事者意識は一切なく、何人かの女子生徒に恋愛感情に似た淡い感情くらいは持っていたけど、ステップを踏んで付き合うまでこぎつけてうんぬんみたいなイメージは全く湧いていませんでした。そんな中で突然訪れた恋愛革命。
ゲームとしても非常に完成度が高いというなんだか言い訳みたいな評論もかなり目にしましたが、結局のところみんな当時は画面の中のキャラクターに文字通りときめいていたように思います。とはいえ、それなりに自由度もあり、攻略要素もあり、ミニゲームなども非常によくできていた良くできたゲームであることも事実でした。
例によってゲーム機NG家庭だったので兄が高校に行くまではゲーム機が家になく、仕方がないので攻略本3冊とゲーム機がないのにゲーム(SS版のメモリアルパック同梱版のヤツ!)を買って雰囲気だけ一足先に楽しんでました。ときメモボーカルコレクションの1と2(特に1は矩形波倶楽部の素晴らしさ全開の名曲山盛りの名盤中の名盤)を購入したり、確かサウンドトラックも買った気がします。ドラマCDだけは手を出したら出費が凄そうなので買わずになんとか耐えた記憶があります!
学校内ではそれこそ『友達に噂とかされると恥ずかしいし』ということで遊んでるヤツはみんな学校では隠していた記憶があります。ちなみに猪狩君は本当にツワモノで、親の目の前で何も気にせずプレイしていました。私は最後まで家族の前でギャルゲーはできませんでした。(今思えば3階建ての一軒家で自分の部屋があるというのは超絶恵まれた環境でした)
あの日あの時猪狩君がときメモを紹介しなければ、私のその後の青春時代の想い出の大きな一角をギャルゲやエロゲが埋めつくすことはなかったでしょう。良かったのか悪かったのかは謎。PSで出たファンソフトとかゲーセンでぱずる玉とかはそれなりに遊んだけど、ドラマシリーズや続編は結局遊ばずじまいでした。(あ、携帯機で出た4は買ってちょっとだけやった)
今となっては乙女ゲーであるGSの方が人気な感じでしょうか。
ちなみに私は清川さん派でした!



③サクラ大戦

セガ 1996年9月27日発売 SS

ギャルゲじゃないのでは?と言う人はいるかもしれませんが、じゃあキャラクターが全員無個性な男でADVパートなかったらゲームとして成り立ちますか?誰も遊ばないでしょ!というわけで私の中ではまごうことなきギャルゲーです。時間制限付きの選択肢は某学園ソドムから、移動画面や場所に応じてアイコンが変化するのは某同級生などのエルフゲーからのアイデア拝借と勝手ににらんでいますし。
本作はリアタイでプレイしていた頃はかなり熱中して面白いなぁと思っていたのですが、数年前にPS VITAで遊び直してみたところゲームとして面白いかと言われれば全然そんなことないことに気が付きました。ぶっちゃけると『つまんなフロントミッション』といった感じです。セガのセガサターン起死回生の一手が「サクラ大戦」と知って激怒・落胆した生粋のセガファンの気持ちも今なら分かります。(ちなみにPSではなくSSを買ってしまった普通のゲーム少年はSSのラインナップ的に本作を買わざるを得ないパターンはあるあるだった気が。他にはエネミーゼロもMust buy状態)
とはいえ本作が名作だということは今でも揺るがない事実だと思います。じゃあ何が魅力なのかと言うと、世界観設定とキャラクターの個性(見た目、性格、声)、そして素晴らしい音楽だと思います。そもそもプロデューサーの広井王子氏は「サクラ大戦」よりもその後の一連の「歌謡ショウ」の方に比重を置いていたような節もあるので、ゲームとしての面白さよりも世界観・キャラ・音楽を優先したとしても何もおかしくないです。
あかほりさとる氏(当時)&藤島康介氏(当時)&田中公平氏という布陣はかなりオタ寄りではあるが最強すぎる!発売時はバンバンCMもうっていたし、当時としては物凄いクオリティで友達が遊んでいるのを後ろで初めて見た時にとてもワクワクした記憶があります。藤島康介氏の絵がとにかく綺麗で攻略本とかももう映える映える。関連本は5,6冊近く買った覚えがあります。
ちなみに戦闘は前述の通り実は全く面白くないのですが、ミニゲームは非常によくできていて凄く面白かったです。ボルシチ作ったり掃除したり。なお、シリーズは4まであって(最近出た新作は除く)全て購入しましたがちゃんとプレイしたのは2まででした。2は正統派続編で、追加キャラのレニの方はかなり好きでした。2の花札ゲームも面白くてずいぶんやり込みました。残念なことに3が出た頃にはもうエロゲしか遊ばなくなっていたので3はほとんど遊びませんでしたが、シリーズ最高傑作という声もあるのでちゃんとプレイしなかったことを深く後悔しています。
ちなみにサクラ大戦のOP曲といえば超名曲で、思わず演奏を聴くためだけに社会人野球のセガサミーを応援してしまったりしますが、埋もれがちな3のOP曲も同レベルの超名曲だと思います。なお、サクラ大戦が『歌謡ショウ』に力を入れていることを証明するように音楽CDのクオリティはメチャクチャ高かった。1も2もメチャクチャ聴き込みました。でもやはり3は買ってない!その頃はもうオタソング枠としてはほぼI'veばかり聴いてた気がする。



④ヒロインドリーム

マップジャパン 1996年10月10日発売 PS

ときメモでギャルゲーに一気に心を持っていかれた私はコレクション魂に火がついてしまい、発売されるギャルゲー、特に面白そうなものは全部手に入れたいという感じになってしまいました。それまで集めていたものはスノードーム(海外の観光地で売っている逆さにすると水の中を吹雪みたいのが舞うやつ)とか千円弱くらいで売っている小さなガラス細工で作られた動物とかドラえもんのマンガとか可愛らしい感じだったのに突然のオタまっしぐら。4番キャッチャーの野球少年からも華麗なるオタ転身でした。
発売順に並べたのでここに来ましたが、ときメモ以降に最初に目を付けたのがヒロインドリームです。本作はアイドル候補生となるヒロインを育てる育成SLGですが、ヒロインの4人のライバルとその指導者が登場します。他の指導者は普通に指導しますが、主人公だけはなぜか正体を隠して占い師としてヒロインに接触するという今思えば随分謎なストーリーでした。ゲーム中のセリフは全て音声再生のみで発言が文字として表示されないという仕様も今思えば謎です。(文字表示なんて大したプログラムじゃないのになぁ)
SLGとしてはちょっと難易度が低めではあるものの非常によくできていて、パラメーターやプレイ中に行った仕事によってエンディングがかなり細かく分岐します。特定のライバルの個別エンドも存在します。
発売当時はまだゲーム機を持っていなかったので、闘神伝とかクラッシュバンディクーを本当は遊びたいであろう福田君の家にゲームCDとメモリーカードを持って行ってちまちま遊んでいました。
ちなみに本作はシステムやグラフィックがより洗練された2も出ていて、確かそちらは売上が50万本を超えるヒット作だったと記憶しています。そっちも結構遊んだ想い出があります。
その後制作陣はエアプランツというメーカー名でエロゲを複数出すことになるのですが、それはまた別の話ということで。(初めの2作は購入しましたが特に面白くなかったのと、サービスでヒロインドリームの上裸CGが見られるというのも本家に汚された気がして微妙だった記憶があります)



⑤ゲーム天国

ジャレコ 1997年6月6日発売 SS

ギャルゲなんだっけ?と言われると自信がないですし、95年にアーケード版が稼働を始めたことから考えるとギャルゲバブルとは関係なく開発されたように思うのですが、とりあえずアニメ絵+声優推しということで一旦ギャルゲということにしておきます。
それなりにゲーセンに通ってはいたものの本作をアーケードで見たことはないのですが、何の気なしにSS初回限定版の極楽パックを購入してプレイしたところ見事にハマりました。本作以降もあまり見覚えがないプレイ中に喋りまくるシューティングゲームで、出演する声優さんは当時の一線級をずらりと並べた豪華仕様。硬派なゲーマーもうなる高難度&良くできたシューティングゲームでありながら、萌え絵やかなりの名曲であるOP、挿入歌、ED、ジーニアス山田のテーマが楽しめます。SSのゲームはCDラジカセ(!)に入れると曲が再生できるものがほとんどで、本作もプレイするよりも曲を聴いている時間のほうが長かったかもしれません。
ちなみに私が購入した初回限定版にはVHSの特典ビデオが入ってまして、出演声優さんがロケバスに乗っていた映像だけかすかに記憶があります。本作の歌を歌っていたような記憶もありますし、ごきげんようみたいなサイコロを振ってテーマトークをしていたような記憶もあります。うろ覚えです。
それにしても本作やはるかぜ戦隊Vフォースなど、ゲームの特典でVHSが付いていることが稀にありましたが、今となっては再生のしようがなさそうですね。時代を感じます。人生ってあっという間。



⑥ネクストキング

バンダイ 1997年6月27日発売(PS版)

確か本作の存在を初めに知ったのはテレビCMだったような気がします。本作のテーマ曲はとてもキャッチーで今でも頭に残っています。
私は爆笑!人生劇場2をプレイして以来のボードゲーム好きですので、ギャルゲー×ボードゲームの本作はまさにドンピシャに面白そうに見えました。
この頃のギャルゲーは声優さんが豪華で(というよりも今と比べて売れっ子声優さんが少ないのでどの作品にも同じ方が出がち&単純に私が今の声優さんほぼ知らないだけ)、高山みなみさんを筆頭にどのキャラも超有名声優さんが声を担当しているのが分かる映像もなんだか記憶に残っています。
本作では王位継承権を巡って王子たちが4人で争います。超雑なざっくりイメージで言うと桃鉄みたいな感じです。で、登場する総勢12名の女の子たちは一人一票を持っていて、最も好感度の高い王子に投票します。より多くの女の子からの票を得て次の王になるのは誰だ!というタイトル通りのゲームです。
好感度を上げるためには様々なイベントで良い結果を出したり、入手したアイテムをプレゼントしたりする必要があるのですが、好感度の上昇値はサイコロでの完全ランダムだったり、女の子キャラも参加してのサイコロでの戦闘なんかもあり、とにかくよくできていて面白いゲームでした。各キャラのルートに突入すると凝ったストーリー展開なんかもあって、セールス的には大したことなさそうですがハッキリ言ってかなりの名作です。それもそのはず本作を作ったのは『俺の屍を越えていけ』で有名な桝田氏でした!
唯一残念なのはいつも夜中に起きてこっそり祖父母のリビングで遊んでいただけで、肝心の対人プレイをできなかったこと。つい先日親戚同士でたくさん遊んだという方のHPを見つけて凄く羨ましく思いました。誰か老後に本作で一緒に遊んでくれるリア友になってほしい!(ゲームそのものはもう手放しちゃったけど)



⑦同級生2

NECインターチャネル 1997年7月11日発売 SS

大ヒットしたエロゲですが、私は圧倒的にSS版に思い入れがあるので勝手な基準でこちらに入れちゃいます。ハードが発売された当初はPSかSSか覇権を握るのはどっちだ!?みたいな時期もありました。ご存知の通りFFがPSに付いた瞬間に勝負ありだったのですが、SSの強い味方が当時は飛ぶ鳥を落とす勢いだったエロゲメーカーの最右翼のエルフでした。(なお、時系列は良く分かりませんが、エロゲ参入によりSSに変な色が付いてしまった可能性はあるのかも)
当時のファミ通などのゲームの販売本数ランキングを見てみると、18歳以上禁止の野々村病院の人々や、18歳以上推奨の同級生if、同級生2、下級生あたりはもうあからさまに売れに売れていました。平然とファミ通の週間1位をかっさらう感じで大ヒットしていましたし、私のようにそこからエロゲに足を踏み入れていく中高生を多数生み出したでしょうから、ビジネスとして見た際にもエルフの先陣を切ってのエロゲ⇒SS移植は最高の戦略だったはずです。なぜ消えてなくなってしまったんだ・・・。
話を戻して本作ですが、ストーリーも絵も音楽も声優さんの演技も何もかも素晴らしかった!ゲーム性はそれほどないのですが、その点を除けば対ときメモで圧勝のクオリティでした。ときメモの主人公はほぼモブですが、本作の主人公はちょい不良タイプのヤンチャな竜之介君なのも個人的には良かったです。絵も綺麗だし個別にストーリーが付いている分だけヒロインもみんなメチャクチャ魅力的でした。
一番感受性の豊かな時期にずいぶんと本作にはハマってしまったので、今でも本作を思い出すとなんだか時の流れを感じて切なくて仕方ないです。大学に入るまでは男子校で筋トレとエロゲに精を出す灰色な生活を送っていたため(高校3年間での女子との会話は同一人物と3回のみ)、普通はリアルな恋愛で感じるような何とも言えない思春期の切ない感情は全て本作とともにあります。
どちらかというとSS版では下級生の方がヒットしていたような気もしなくもないですが、私は断然同級生2が良かったですね。ちなみに同級生はSS版の2とif、PC版の2と以前のリメイクの1は全て全キャラクリアする程度にはやり込んでいます。なおSS版の2とif、リメイク版のED曲は本当に素晴らしいのです。本当にもう切ないのなんのって。曲良すぎるから本当に。
それにSS版の同級生両作や下級生はエロゲの移植としては最高の部類に入ると思います。本当にセンチメンタルグラフティと同じ会社(NECインターチャネル)が発売したとは思えない。
私は今現在趣味でゲームを作っているのですが、サブキャラを個性的にしたがるのは恐らく本作の影響を強く受けている気がします。天道新幹線とか。



⑧マリーのアトリエ

ガスト 1997年12月11日発売(SS版)

アトリエシリーズはギャルゲじゃない!という声も聞こえてきそうですが、確かに初代はそうかもしれません。でもあなたは岸田メル氏の描いた萌え萌えなロロナやトトリが大活躍する後続のシリーズもギャルゲではないと言えますか?いや、さすがに無理です。ということでアトリエシリーズはギャルゲなのです!(注:岸田先生は描く絵も本人もとても大好きです)
さて、本作ですが、プレイ後には『ゲームにはまだ手付かずのこんなに太い鉱脈があるのか!』と感動した覚えがあります。古き良きJ-RPGの世界観に独特の調合システムのSLG要素が追加された本作の面白さは多くの方が知るところでしょう。1作目のマリーのアトリエは登場キャラクターのキャラ立ちもバッチリで、マップ画面はあるものの実質はノンマップなのでテンポも良くノンストレスで遊べました。マルチエンドもゲームの進行に応じてそれなりに大きな分岐になっていたのも良かったですね。慣れてくると妖精さんを以下に酷使するかというブラック企業運営SLGみたいなプレイングになってしまうのが玉に瑕ですが、ゲーム史にも残るシリーズだと言えるはず。割と最近PSアーカイブスでプレイしましたが、初代は今遊んでも普通にサクサクと楽しめました!
ちなみにマリーのアトリエ以降、リリー、エリーまではそれなりに遊んだ記憶があるのですが、それ以降のシリーズは評判の良いものを中心に恐らく5個以上は購入しては挫折を繰り返しています。どんどん露骨になっていくキャラ萌えはそれほど抵抗がないのですが、せっかちなのでプレイのテンポが遅いのがどうも苦手なんです。オープンワールドのRPGとかにほとんど興味が持てないのは多分そこですね。心にゆとりと余裕が欲しいところです。



⑨みつめてナイト

コナミ 1998年3月19日発売 PS

エロゲ原作を除いた『ベストギャルゲは何ですか?』と問われれば、私は本作と即答することに決めています!(たぶん聞かれたことはないけど)
ときメモのコナミとサクラ大戦のレッドカンパニーの夢の共演。今思い付きましたが本作のキャッチコピーはギャルゲ界のクロノトリガーで決まり!
内容としては中世ファンタジー版ときメモと言えばほぼそれで間違いないのですが、付与された重厚な世界観と各キャラのバックストーリー、ステータスを上げると称号が得られるやり込み要素、明らかに良くなったグラフィック、と言った点から想い出補正抜きに後からプレイした場合はときメモより確実に面白いと思います。
ストーリーは東洋人の主人公がちょっと差別を食らってみたり、戦乱の傷跡がキャラクターに深い影を落としていたり、キャラクターによってはファンタジー展開や超絶展開があったりと自由自在。エポックメイキングなときメモほどではないとしてももう少し売れて流行っても良かったのでは!? 今思えばこのゲームの直前に出た『センチメンタルグラフティショック』によりギャルゲーのクオリティに対する信頼がどん底だったのかもしれません。なお、スピンオフのゲーム「みつめてナイトR」も出ましたがこちらは全く興味を持てずにスルーしましたが面白かったんでしょうか。誰か詳しい人教えてください。
うっかり手持ちのゲームは一旦ほぼ全て実家の取り壊しの際に慌てて二束三文で売っぱらってしまったのですが、本作だけはそのうち絶対に買い直さないと、と思ってます。



⑩ダブルキャスト

ソニー・コンピュータエンタテインメント 1998年6月25日発売 PS

ギャルゲじゃなくない?と言われればそうかもしれませんが、そういう要素がないとは言い切れないはず。というかそもそもキャラデザが後藤圭二さんですから、ターゲットとしてはアニメファンやギャルゲ好きを狙っているに違いないと思うんですよね。(その割に普通の女性が遊んでいるようなテレビCMが流れていて少し違和感があった)
ソシャゲが存在せずアニメが今のように一般的な趣味として認知されていない時代だったため、『この絵柄は一般に対してはちょっと難しいんじゃないか』と幼心(?)に心配したのですが確かそれなりには売れた記憶があります。それもそのはず、本作は通常のADVのような立ち絵で展開するゲームではなく全編フルアニメの豪華仕様ですし、何よりひねりのきいたサスペンス・ミステリー仕様のストーリーがとても面白かったんです!
『突然現れた記憶喪失の女の子はいったい何者なのか』というキャッチーな掴みも良かったです。本作は「見るドラマからやるドラマへ」をキャッチコピーにしたやるドラシリーズの1作目(ドラマというよりアニメだと思うんだけど)としてリリースされ、その後短期間で4作が発売されました。それは良いと思うのですが、何を思ったのかシリーズ4作とも「記憶喪失の女の子が目の前に現れる」という謎の共通設定があるんです。いや、脚本のコンペじゃないんだからどうして同じような設定で4作も出すの!それぞれ絵柄もテイストも異なるし春夏秋冬割り振ってるって言われてもさすがに飽きるよ!そして確実に一番面白いのは最初に出たダブルキャストだよ!
私は当然のように全作買ってプレイ&達成率100%にしたのですが、雪割りの花に至っては今時点でもはや絵柄以外何一つ記憶にないです。なんだろう。自分が記憶喪失になってしまったのか。
主題歌はシリーズ作のどれも物凄く良くて(やはり『雪割りの花』だけ記憶にない…)、後にカリスマモデルを経由して元日本代表FWの柳澤選手の奥様になる小畑由香里さんが歌うダブルキャストの主題歌『DOOR』は特に名曲だと思います。イントロも特徴的ですよね。
ちなみに忘れた頃にPS2で『やるドラ』のリバイバルプロジェクトで「スキャンダル」と言うのが出たのでそれも即購入してプレイしました。が、女主人公にあまり魅力を感じられず、面白さ的にはサンパギータよりも下くらいという感じでした。セールスも振るわなかった模様でそれ以降新作は出ていません。素人考えでは上手くやれば流行るような気もしますけども、開発費用掛かりそうな冒険をする必要もないですしね。



その他

ここまでで上げたゲームは特に思い入れや面白かった印象が強いゲームになります。ここまで挙げた以外に思い出深いゲームを以下羅列してみます。

・バトルアスリーテス大運動会
・ルームメイト ~井上涼子~
・はるかぜ戦隊Vフォース
・トゥルーラブストーリー
・悠久幻想曲
・Noel
・卒業R
・結婚
・エーベルージュ
・リフレインラブ
・メルティランサー
・ユーラシアエクスプレス殺人事件
・いまどきのバンパイア
・エンジェルグラフィティ
・センチメンタルグラフティ
・ドキドキ文芸部

随分たくさんのギャルゲーが市中に溢れ、上記以外にも随分買いました。
でもエロゲに移行してからは全くギャルゲを遊ぶことはなくなりました。
今思えばコアな客層は18歳以下の男性オタクなんでしょうし、
アニメなどとも客層かぶりそうですのでかなり厳しいビジネスですよね。

というわけで今回はこの辺で失礼します!
なお、エロゲはギャルゲ以上にハマった&買ったので、
好きなエロゲまとめはそのうちちゃんと絶対にやります!
ではまた次回、ノベル&ADVゲーム編(全年齢)でお会いしましょう!

以上、富井サカナでした。


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