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#仏教

8~13冊目-ユーラシア横断宗教本の旅~『アルケミスト』から『親鸞と道元』まで(後編)

8~13冊目-ユーラシア横断宗教本の旅~『アルケミスト』から『親鸞と道元』まで(後編)

2月の「宗教本強化月間」の記録を綴る三部作の、ラスト3本目。

1本目で『アルケミスト』の始まりの地であるスペイン・アンダルシアから、聖書の舞台である中東世界へ、そして2本目でそこからダライ・ラマの故郷であるチベットを経由して、ブッダの言葉に近づくべくインドまでやってきました。

最後はブッダの語った「無我」の意味を追って、日本への伝来の道を辿ります。

公方俊良『般若心経90の智恵―276文字

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8~13冊目-ユーラシア横断宗教本の旅~『アルケミスト』から『親鸞と道元』まで(中編)

8~13冊目-ユーラシア横断宗教本の旅~『アルケミスト』から『親鸞と道元』まで(中編)

神と「罰」2月の「宗教本強化月間」の記録を綴る三部作の、2本目。

1本目、パウロ・コエーリョの『アルケミスト』を読む途中で改めて聖書を勉強してみたっていうことを書いたのだけど、そのなかで気になったのは、聖書の、特に旧約の神の、「罰」についてで。

たとえば有名なところでは「ノアの方舟」。欲情に支配され堕落した人々に失望した神は、ノアの一族を除いて、残りの生き物を滅ぼすことを決める。
さらっと書い

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