同僚とリフレクションを読み合いながら書くことの心地よさを再認識する。いい歳こいてまだ認められたいのかよジジイ、と言われそうだし、誰よりも私が私をそう罵倒しているのだが、この場を借りて褒めて欲しいジジイを返上したい。書き連ねることこそをエクスタシーに。
「うへぇ、あいつナルシストやん」 よく耳にする嫌な言葉の1つです。覚えられるや否や擦りきれるまで使い倒される便利なネガティブ用語として、巷では悪名を馳せています。 一方でナルシストを連呼する頭の弱い人たちほど、回りとの関係性を強く意識し、悪目立ちしないように悪目立ちしないように、それなりに自らを整えていました。 そんな矛盾を孕んだ世間が息苦しくて仕方ありませんでした。 一部の特権階級気取りがナルシストと非ナルシストの境界を勝手につくり、出る杭をハンマーで叩きまくる。
「人はいつかどこかで苦労ばせんといかんごたるね」 そう父が口にしたのは、家庭の問題に頭を悩ます弟の話題に触れたときでした。 弟は昔から要領がよく、人の懐に入るのも得意だったので、実に上手く人生を立ち回っているように見えました。 父から勘当に近い形で家を追い出されたときも、これ以上ないくらいに有耶無耶にし、父の機嫌を上手くとりつつポジションを取り直していました。 風向きが変わったのは5年ほど前。詳細は書けませんが、弟の苦悩は想像を絶するものでした
先日のサッカー日本代表戦を息子と見ていたときのことです。 私「ウルグアイのユニフォームださくね?」 息子(小2)「日本はかっこいいよね」 まぁ日本開催なんで、日本代表は究極の晴れ着、イカした1stユニフォーム、アウェーのウルグアイは2ndユニフォームのシンプルなデザイン。サッカー知ってる人には当然のことなんですが、息子にこれをどう説明しようか。 やっぱり例え話かなと。 ホーム:家 アウェー:出先 として… 「ほら、家ではいい服着るやん?
清潔とは,一般的に身の回りの細菌という細菌を無慈悲に破壊する行動であるといえるだろう。あるいは,行動の阻害要因となりうる物を徹底的に取り除くことか。 いずれにしても,身の回りの事象に対する働きかけである。 しかし,私は「心の清潔」の重要性についてまとめたい。 そもそも心と体はつながっていることは先人の活躍からも明らか(打倒海南大付属の闘志で怪我の痛みを押し殺した赤木剛憲,盟友の死を嘲笑われサイヤ人としての真価を発揮した孫悟空等)である。
大相撲初場所。貴景勝の優勝で終えた。 横綱を怪我で欠き,正代,御嶽海も低迷。 重圧を一身に背負わねばならぬ中,立派な成績だと思う。 そして,惜しくもあと一歩及ばなかった琴勝峰や阿武咲の活躍も見事だった。 全ての力士に今場所も命を削って盛り上げてくれたことに感謝したい。 さて,貴景勝が大関の意地を見せて締めた場所となったが,昨年の若隆景や逸ノ城,玉鷲に阿炎と,毎場所のように主役がころころと入れ替わる近頃の展開を皆さんはどう
我が家のトイレにはそれはそれは綺麗な女神様がいる。 私は元来,「ながら○○」が癖であり,ただ食事をする,ただ風呂に入る,ただ運転する,といったことが苦手だ。もちろん,ただ大便を垂れ流す,といったことも。 そんな大の大冒険のお供をしてくれるのが,トイレの女神様。壇蜜様である。 彼女の日記の魅力をご紹介しよう。 壇蜜日記 (文春文庫) まず,1日あたりの日記が短文なので便秘気味の日も,快の日も,腸の調子に合わせて読み進めることができる。そこが,個人的にトイレの女
千秋楽。 言うまでもなく、この一番。 立ち合い、高安がどう出るかが一つの見どころだったように思う。 今場所非常に猛威を振るった右からのかち上げか。 あるいは得意の左を差して四つに組む形か。 左四つの形であろうと組み止めることができれば、高安だ。 しかし、そう簡単に組み止められないから本場所の玉鷲がある。 さて、いかに。 立ち合い。激しくぶつかり合う。さすがここまできた両力士。 高安の選択は左差し。 だが、玉鷲の右からの強烈な攻め。高安は左を差せず、
十四日目。 見応えある一番が多い一日だった。横綱、大関が振るわない中でも感じる、大相撲という文化の強さ。 まずは玉鷲に触れない訳にはいかないだろう。相手はうるさい翔猿だ。 しかし、真っ向勝負。 私は「小さい相手はやり辛いだろうなあ」と思いながら見守っていた。 杞憂もいいところだった。明日への勢いをつけるという意味でも大きい一勝。 ここ一番の集中力。圧巻。 だが、今日取り上げるのは、高安と豊昇龍の一番。 好対照な表情の二人。 立ち合い。高安のかち上げ
十三日目。優勝争いは実質3名に絞られた。 しかし、その3名とも思いの外あっさりと終わってしまったので、竜電ー遠藤の一番を。 立ち合い。すぐに左四つに組む。 竜電としては遠藤に上手を取られたくない。しかし、遠藤は上手を取れなくても下からおっつけて上手を取るのが上手い。とにかく遠藤の上手を警戒するような意図が伺えた。 同時に右の上手を立ち合いの瞬間から探っていた。 したがって、竜電は右からおっつけて遠藤の左差しを封じつつ、上手を狙い、かつ、遠藤の右の上手から距離を
十二日目。先の読めない優勝争い、本日も興味深い動きがあった。 ますます熱気を帯びてくる終盤戦。 その中でも敢えて、ネガティブな文脈で話題となったこの一番。 貴景勝ー北勝富士。 内容については言及するまでもないだろう。 立ち合いで貴景勝の変化。 「そりゃないぜ貴景勝」 「変化は食うほうが悪い。だけど大関なんだから…」 「武士道精神www」 ちょっと待ってほしい。 多くを語らない貴景勝に変わって憶測まみれの代弁をする。 ポイント1 首の状態 私は相当に
十一日目。今日は玉鷲ー北勝富士、といきたいところだが、より気になっていた一番を。 若隆景ー豊昇龍だ。 両者には相撲の型と、体型の両面で大変期待をしている。 まず型に関しては、真っ向から渡り合える力をもっているということ。 そして、体型の面では、そう大きな体をしているというわけではないこと。 (幕内平均体重160kg程度 若隆景132kg 豊昇龍141kg) 力士の大型化に伴い、怪我が頻発しているのは周知の通りだが、その起源の1つに小錦、曙、武蔵丸らの
今場所好調の2人。共に実力者だが、賜杯はまだ手にしていない。 どちらかに必ず黒星が付くのがもどかしくもあるが、せっかくの好取組、楽しみたい。 立ち合い。北勝富士の右のはず押し、左のおっつけで一気に高安を土俵際まで。今場所の好調ぶりの表れだろう、全く迷いを感じない。 対する高安。こちらも状態がいいのだろう。崩れない。 解説の「おっつけごと差し返す」言い得て妙である。さすが安治川親方。納得。 確かに高安は右で踏み込みながら、(HUNTER×HUNTER的に表現すると
私は至って常識人である。 いわゆるレッドオーシャンの住人だ。だが,競争が極端に苦手という,この海で生き抜くにはあまりにも脆弱なメンタリティ。賭博の類はいつだって負けたし,競泳では同レベルの相手だと途端に記録が悪くなる。 だから,生き残る術として,恥と外聞を捨て,ブルーオーシャンへの移住を決めた(当時10才)。あえて,他者とは違う振る舞いを心がけ,他者の下さない判断を選択する変人界へ。 流行には乗らない。「好き」が重なったら身を引く。短所を改善するより長所を伸ばす。
九日目。NHKの殊勲インタビュー担当アナウンサー,何だか雑な印象を受けたがあんなものだろうか。 今日は結びの一番。とにかく照ノ富士の状態が気がかりである。一人横綱,そして大関陣の体たらく。 今,大相撲の看板を一人で背負っている。力士としての,決して長くはないであろう余命を削ってはいないか気がかりである。 立ち合い。高安に、左にずれるように当たられる。上手を警戒してことだろう。 照ノ富士は捕まえにいくが,高安は徹底して距離をとり,押しに徹する。 途中ようやく捕ま
中日。今日は宮城野親方の解説なのに、前半戦は台風情報で中継を見れず。 すごく損をした気分になる。それほどに宮城野親方の解説は毎回目から鱗がボロッボロなのだ。 よほどの相撲マニアなのだろう。心技体,それぞれの整え方,磨き方のノウハウが圧巻である。こうして大横綱は形成されたのかと毎回驚かされる。 以前,元中日ドラゴンズ監督の落合博満氏がバッティングの理論を綴った超専門的な本が出版されたが,親方も同様のものを出せないものだろうか。きっと私はボロボロになるまで読み続けると思