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のびのびと、良い演奏を全国まで!〜心に響く良い音楽を届けよう

お久しぶりです。
ユーフォニアムのさかなです。
夏の発表会(YOUR STAGE)、そして、これから始まる島村楽器音楽コンクールに向けて投稿したいと思います。

①2022.08.14 YOUR STAGE2022 サントリーホール(ブルーローズ)
♪青春の輝き(カーペンター arr.宮本正太郎)を演奏させていただきました。
 本来ならば、この曲は2年前の同じ発表会で演奏するはずの曲でした。YOUR STAGE自体は4年連続出演(2020年のみ中止)しています。選曲当時は、コロナ禍でレッスンも発表会も中止になり、人前で演奏することはないんだろうな…と思ってた曲でした。
 
 仕事も練習も上手くいかず、八方塞がり状態な6月。好きだった楽器の練習も嫌いになり、立ち止まる状態が長く続きました。
選曲当時よりも辛い挫折とスランプ期の到来でした。

練習するのも嫌になったけど、曲の理解を深めるにはいい機会となりました。この曲の歌詞は、『恋愛を理性で抑えようとしていた自分。そして、思いのままに恋愛しよう!と吹っ切ることができた決意』などが表れているように感じました。

曲の背景などを理解し、友人にも話を聞いてもらい…迷いが吹っ切れた自分。
どこかで、『去年のコンクールで全国まで行った人の演奏だから、絶対に上手いに決まってる。と、お客さんは思ってるはず…』と思い込んで、無意識のうちに自分で自分の首を絞めていました。

コンクール曲の練習をしていても同じ思考に駆られました。

迎えた本番。
4年間同じステージで伴奏してくださる先生と過ごす、最後の夏。(先生が他県に行かれるため)
2年間温め続けた曲を披露する日。
演奏は先生の温かいピアノの音から始まります。
過去の自分を振り返り、はじめはそっと語るよう吹くユーフォニアムの旋律。
中間部では、ピアノのゴージャスな演奏に対旋律として交わるユーフォ。
休みの小節では、先生が弾いている姿が目に入り…『もうこれで最後か…』と思うと感情が音楽の流れとともに溢れ出しました。

今も思い出すだけで涙が出てしまうほど、一生の思い出になりました。

終演後、他店舗の教室に通う生徒さんから、私たち宛に一通のメールが届きました。
(以下、原文ママ)

本日午後の部の「Your Stage」に参加をされていました、
髙瀬様の演奏が大変素晴らしかった旨を、ひとことお伝えしたくご連絡いたしました。

音楽に疎く、ユーフォニアムという楽器を初めて知りましたが、とても味わい深い響きで、本日最も心に残る演奏になりました。
ピアノを伴奏されていた先生のバックアップも絶妙で、お二人の最後の清々しい笑顔もとても印象的でした。

勉強のために、今回初めて「Your Stage」に鑑賞に伺った次第ですが、拝聴できて本当に良かったです。
素敵なご演奏を、ありがとうございました。

こんなに素敵なメッセージを送ってくださる方がいたことに、嬉しさと驚きが隠せませんでした。
もらった私が1番号泣。

多少のミスはありましたが、『心に響く良い音楽を届けたい』という大切なことに気づくことができました。

②コンクールに向けて
夏の風物詩『YOUR STAGE』が終わると、すぐにコンクールモードに切り替わります。
こちらも練習すれば、お先真っ暗な状態だし壁にぶつかることばかり。それでも、去年の自分を超える納得のいく演奏がしたい気持ちが高まるので、少しずつでも練習はしています。

やるからには、全国に行きたい。全国大会で今年こそ金賞を取る!
そんな目標です。

全国金賞はもちろん取りたいです。でも、忘れちゃいけないのが『のびのびと、良い演奏を届けること』だと思います。

あと数日で待ちに待った予選。
良い演奏と良い音楽を全国まで届けられるよう、今年も頑張ります。なので、私は諦めません。夢は掴むもの!


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