阪本農園代表あいさつ
はじめまして。阪本農園代表の阪本勇気です。
自然豊かで、気持ちの良い風が通りぬける「福岡県の香春町」で、脱サラしてこの農園を始めたのは2015年のことでした。
私の経歴です。
私は、元々、地元の普通科の高校を卒業した後、西日本リテールカレッジという専門学校において販売員としての勉強に励んでいました。
当時の私は、いわゆる「デパ地下」の食品を扱うお店で働きたいと考えていたのです。
就職も、健康食品をおすすめする会社に入社し、営業の仕事にたずさわっていました。
2年ほどして、リーマンショックの影響で、会社が倒産したため、食品をおろす会社に就職しました。ですが、仕事で身体を悪くしてしまい、転職することにしました。
次に就職したのが、食品加工会社です。
その食品加工会社で工場の生産ラインの責任者として働いていた私は、食品加工の仕事に誇りを持ち、日々知識と技術を磨いていました。
しかし、働きすぎて身体を壊してしまい、作業中に気を失いました。そのまま入院することになりました。
ここで、自分の人生や働き方というものに向き合う時間を持つことになりました。
そして、妻の実家で農家をはじめました
ある時、妻の祖父が残してくれた畑を見て、ここで自分の手で素材から育てて、それまで培ってきた食品加工の技術を生かした仕事ができたらと思うに至りました。
工場における冷凍食品のノウハウは今でも役立っています。
また、私が当たり前のように食べていた、母がつくってくれていた無農薬の野菜を大変おいしく感じ、これを作ってみようと思いました。特に、かぼちゃが大好きでしたので、まずは、かぼちゃを作ってみることにしました。
地元である香春町の良さや私自身の経験を活かして、日々、「身体に優しくおいしい野菜作り」、「加工品作り」に励んできました。当初は農業が未経験な上に、夜勤との掛け持ちでしたが、この活動が認められ、香春町の認定農家にもなることができました。
本当に多くの方々に支えられてきました。
農家でも利益をあげることができます
素晴らしい地元と、自分の経験を活かせるこの仕事を、今では「天職」だと思っています。
自然が相手の仕事ですから、思い通りにいかないこともたくさんあります。
しかし、常に心にある「一番たいせつな人に安心して食べてもらえるものを」という思いがどんなことも乗り越える力をくれています。
今では、多くのイベントで呼ばれるようになり、商品が完売するほどにまでなりました。
いずれはお客様に直接商品をお届けするため、加工場の隣に販売店を作りたいと、考えています。
「成せばなる」ということを座右の銘として、これからも色々なことに挑戦していきたいです。
「農家でも利益をあげることができる」
そのように証明することで、若い方々にも農業という職業の選択肢を提示してあげられたらな、と願っています。
これからも、美味しくて、安心な商品を、素材から作り上げていきます。
私からの動画メッセージです
https://sakamotofarm.com/wp-content/themes/appartement-studio-child/assets/images/message.mp4