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人生を壊しかねないもの「酒・ギャンブル・承認欲求」

 人生を壊すもので思い浮かぶのは「酒」と「ギャンブル」です。
 最近はこれに加え「承認欲求」も危険度が高まっているように感じます。

 依存症は完治が難しいと言われていて、「断ち切る」のではなく「やらない日数を一日一日積み重ねていくだけ」という考えのようです。
 そのため再度接してしまうと、また依存症がひどくなってしまう方もいらっしゃるようです。もちろん「また一から積み重ね」と前向きに捉える患者さんや担当医の方もいらっしゃいます。

 酒やギャンブル以外にも、薬物やセックス、窃盗など様々な依存症が存在します。
 SNSが浸透し、「承認欲求依存症」というものが顕著になっているように感じたため、今回記事にしようと思い立ちました。
 僕は依存症の専門家でもなんでもないため、間違っている部分もあるかも知れません。
 「承認欲求依存症」というものが存在するかどうかもわからず、僕が勝手に名付けたものなので、今回の記事の内容にもっとも適した名称がありましたらぜひコメントいただきたいです。

 正しい情報につきましては専門家のご意見をご参考ください。

 SNSによる承認欲求が度を超すと、死が早まったり、社会的制裁を受けたりします。希なケースとは言え、実際にそのようなことは起きています。

 バズる写真を撮るために危険な場所から落下してしまう。
 目立とうとして差別的な発言を投稿してしまう。
 これらはSNSが無ければ起こらなかったことです。

 多くの人はSNSと承認欲求とが過剰に結び付いていないため、このようなことは起こりにくいでしょう。
 ですがSNSを使って承認欲求を満たそうとする人は日々増加しているように感じます。

 有名人の失敗に対し、日ごろの言葉遣いでは考えられないような酷い文言を用いて徹底的に叩く。
 賛同者を得るためにより目立とうと過激な罵詈雑言を用いているのでしょうが、現実問題それらは名誉棄損となり罰せられます。
 SNSトラブルについて詳しくは『しょせん他人事ですから 〜とある弁護士の本音の仕事〜』(原作・原案左藤真通、作画富士屋カツヒト)に描かれています。

 自分の人生を懸けてまで承認欲求を満たそうとするのは、依存症と言っても良いのではないかと感じます。
 自分は違うと多くの人が思っているでしょうが、その考え方はアルコール依存やギャンブル依存の方々と同じ思考法です。

 SNSによる承認欲求依存症は歯止めが効かなくなることが危険だと感じます。
 エコーチェンバー現象(自分と似た意見に寄っていくことで情報が偏り正しいと信じ切ってしまう状態)とも通じますが、自分の発言が正しいと思い込みやすい構造になっていると思います。
 そして自分が正しく相手が悪だから何を言っても相手のせいなのだ、という思考に陥りやすいのでしょう。
 その思考と承認欲求とが組み合わさった時に依存症にむしばまれてしまうのでしょう。

 自分は正しい。相手は悪だ。糾弾して良いのだ。周りからもほめられる。

 でも実際にはほめてくれる周りは世間からしたらほんの一部の数名だけ、ということがほとんどのはず。
 しかも本当の味方なのか、それともおだてて神輿に乗せるだけ乗せ、標的にされるのを楽しんでいるだけなのかはわかりません。

 承認欲求依存症になっているため、次から次へと話題と悪人を探し続け、SNSに付きっ切りとなる場合も多いでしょう。

 SNSに張り付いて叩いても良いアカウントを探し続ける人生。
 浪費にしか思えません。
 でも依存症だからやめられない。

 お酒はコンビニで買うことができるため依存症が再発しやすいでしょう。中にはエタノールや消毒液を飲む人までいるそうです。アルコールが入っていればなんでも飲んでしまう。もちろん身体に有害です。

 ギャンブルも今ではスマホで出来ます。パチンコ屋も減ってきているとは言えまだまだ見かけます。
 身近にあり続けるギャンブルを断つのもとても大変でしょう。

 SNSの場合はスマホからアプリを削除するだけです。
 今すぐできます。

 もし承認欲求を満たすためにSNSを利用していると気付いたら、今一度SNSとの向き合い方を考え直してみることが大切だと思います。

 投稿する前に一旦踏みとどまる。
 知らない人の投稿を拡散する前に一旦踏みとどまる。
 理性を飛び越えるスピードでSNSを利用するのはやめましょう。

 人生を大切に。

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