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おいしい食べ物、たのしい食べ方

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おいしく食べてやろう。 たのしんでやろうと思うと、いつもの料理、いつものお店も違ってみえる。 飲食店を嫌いになるのはもったいない。
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#おむすび

年始のあいさつ。ふるまい雑煮でリッツボン

新宿二丁目の「おにぎりスタンドリッツボン」が今日から営業。 やってきました。 気持ちがはやって開店ちょっと前に着く。窓越しにマダム手招き。お店に入ると仕込みの最中、世間話をしながら待ちます。 間借り営業の店だから道具、食材を出したりしまったりと準備が大変。開店前のとっ散らかった様子が、実家に帰ってきたような感じがするのが心地よい。 里帰りしてた徳島でも揺れたのよぉ…、飛行機に乗るのもちょっと怖かったしネって今年の正月の会話は物騒。キリッと気持ちをひきしめていい一年にしましょ

今日もおしゃべり。おにぎりスタンドリッツボン!

さぁ、ひさしぶりに「おにぎりスタンドリッツボン」。 10時の開店時間に合わせてテクリテクリと日陰を探してゆっくり歩く。 朝から暑くてお店に作る頃にはすっかり汗だく。 そう言えば今年に入って汗をかくようになってきた。体の代謝がよくなったんでしょう…、入院してから1年以上、夏でも汗をかかなかった。 歩いて汗をかくってうれしい。汗をかけばお腹も空こうものであります。 一番乗りでお店に入って、いつもの席でゴキゲンマダムとおしゃべりしながら料理ができていくのを待った。 シュワシュワ

ライスケーキみたいなおむすびだったけど…。

昼におむすび。「teishoku美松」。 入り口脇に「結」の看板。おむすびの売店も併設されてて、店名にteishokuとあるけど、ボクにとってはおむすび屋さん。 いつもおむすびを食べにくる。 ふっくら握って崩れをたのしむおむすび屋さんの中で一番好きな店。 定食はだいたい2000円くらい。 けれどおむすびセットは1250円というのもうれしく、今日もそれ。 おむすび2個に汁に小鉢に漬物がつく。しゃけのおむすびを雑穀米で、梅を白米で作ってもらう。 いつものベテランさんに混じっ

今日はおむすびを食べたいと思った…!

目がさめると同時にリッツボンのおむすびがボクを呼ぶ。 今日も午後から残暑厳しい。たしかに朝からすでに暑くて蒸しもするけど、最近、散歩も怠っていて今日はのんびり散歩のついでにおむすびにしよう…。 それでのんびり。途中新宿御苑の脇を通ったら空気は思いのほかすずしく軽くて、公園は秋の準備をはじめてるんだ…、と思ったりした。 「おはようございます」ってお店についたら開店直後で、朝のゴキゲンをひとりじめ。 梅干しとスパムのおむすびを一個づつ。甘辛味の卵焼きと鶏の唐揚げを2個づつもらい

おむすびスナックみたいなお昼

やっているかなぁ…、と思ってリッツボン。 新宿二丁目にあるおにぎりスタンドで、たしか週末だけ休むんだと聞いていた。それでやってきたらありがたいかな、営業中。 勝手知ったるおなじみさんがぽつりぽつりとやってきてなかなかにぎやか。 マダムひとりで切り盛りしてるから料理づくりに時間がかかる。けれど誰も急がずのんびり、ときに会話をたのしみながら待ってるムードがまたステキ。 ここではいつも「ニコデニコニコ味噌汁付き」。 おむすびニ個に卵焼きと唐揚げそれぞれ2個づつに今日の味噌汁を

にぎりたてのにぎりたてはおいしい!

代々木の「田んぼ」で朝ごはんを食べようと代々木の駅からてくてく歩く。 とびきりご飯の和朝食を今日は食べるぞ…、とやる気満々。 元気に両手をふって足上げて。てくてく歩いてお店の中に飛び込んでテーブルにつく。 そしたら「にぎりたて」のメニューがパッと目に入る。 実はお店の名前は「おひつ膳田んぼ」。炊きたてのご飯をおひつに入れた定食が売り物で、朝ごはんもおひつご飯がたのしめる。 でもおむすびもおいしくて、あっけなくも心変わりをしてにぎりたて。 ここではおむすびのことを「にぎり

ごきげんなおしゃべりもゴチソウ

ひさしぶりのリッツボン。コロナ前は朝食営業をしてたけど今は朝はやっていなくて、早めの昼食を食べに来た。 早い時間はいつものんびりしていて今日は貸し切り。 お店のマダムと世間話をしながら料理ができるのを待つ。もともとスナック。今でも夜はスナックとして営業しているカウンターだけの店だから、よもやま話が似合う場所。 新宿御苑の桜の話や、二丁目という街の今どきの話をあれやこれやと話して待った。 この前来たときにはオキニイリのスパムおむすびが売り切れで食べ残った。 今日はあるからとス

美松のおむすび、焼いたたらこに玉子焼き

おいしいおむすびを食べましょう…、と定食美松。 開店時間に間に合うかしらとハラハラしながら、電車の中で気持ちが走る。 電車を降りて階段あがり早足あるきで到着しました。時間は開店とほぼ同時。カウンターにふたり組。3人目のお客様として入店し、カウンターの一番端に座って注文。 おむすびを食べようと思ってやってきたのに、厨房の中の黒板に書かれた定食メニューがまた魅力的。 今日は鰆の焼き魚。ささみのフライもおいしそうだし、野菜とイカのかき揚げなんておいしい香りが料理の名前から立ち上が

歩けるところにご馳走のあるシアワセ

テクリテクリと歩いて新宿。三丁目で仕事を終えて、夕食用の食材の買い出し。 伊勢丹の地下は平日の昼前ということもあって静かではある。 けれどレジに行列ができるのですネ。スーパーマーケット式の集中レジは効率的で便利だけれど、緊急事態には対面販売の売り場の方が安心できる。 ちなみに半年ほど前にできた自分で買ったものを袋に詰めるセミセルフレジは行列少なく、フルサービスのレジはスゴイ混雑。密度が高い。なんでそんなにサービスしてもらうことにこだわるんだろう…、って不思議に思う。 セルフの

代々木の田んぼ。おむすびの店

代々木においしいご飯のお店がある。 プロの目利きで仕入れたお米。時期で産地を刻々と変え、産地産地にあわせた炊き方にこだわり炊いたおいしいご飯が主役のメニューがとてもたのしい。 代々木の駅から参宮橋に向かって走る通りに面した小さなお店。ちなみにこの通りには日本でボクが一番おいしいと思うピザのお店であったり、日本一たのしいしゃぶしゃぶの店があったりして、ボクにとっては歩くだけでお腹が空いてくる通り。 その入り口の役目を果たすのがこの店。名前は「おひつ膳田んぼ」といいます。 イ

雨の日のおむすび

雨が降った朝。 家を出たらほぼやんでいて、西の空が明るかった。昨日は霞んで見えなかった都庁の頭が今日は見通せ、新宿まで歩いて行こう…、と家を出た。 地方出張に出ると車移動で足を使わない。 体がちょっと重たく感じてテクリと歩く。そしたら雨がまた降ってきて、それも構わずテクテク歩く。 初冬の雨に濡れていこうか、初老のオヤジ(笑)。 景気付けにビートルズのレインを歌って、シドのレインから大江千里のレインにつなぎ、岩崎良美のレインを歌いはじめる頃に新宿二丁目に到着。 お腹が鳴った。

ご飯に魔法がかかっておむすびになる…、のかも。

おむすびって誰でも作れる料理のひとつ。 …、って言われる。 たしかにご飯をにぎればできるから、誰にでもできると言えばできる料理ではあるのだけれど、その握り方でまるで違った料理になる。 おむすびがうりものにしているお店にいくと、おんなじおむすびでもこんなに作り方が違うんだ…、ってあらためて「単純に見える料理の複雑」を感じてニッコリしたりする。 代々木に本店のある「おひつ膳田んぼ」っていう店。 お米のセレクション。 ご飯の炊き方。 炊けたご飯の保存の仕方と、おいしいごはんにこ

おむすび

おむすびって不思議な料理です。 簡単に作ろうと思えばいくらだって簡単になる。 残ったご飯にラップをかけて電子レンジでチンして、鰹節と醤油をたらして混ぜむすぶ。 3分かからずできる。 家の中にあるありあわせのモノで作れる、イタリア料理でいえばペペロンチーノアリオリオのような料理。 なのにその専門店も成り立つ。 繁盛しつづけることができるという料理でもある。 最近、オキニイリの「リッツボン」。 新宿二丁目のおむすび専門店で、もともとスナックだった場所。 大々的な厨房設備を必要