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おいしい食べ物、たのしい食べ方

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おいしく食べてやろう。 たのしんでやろうと思うと、いつもの料理、いつものお店も違ってみえる。 飲食店を嫌いになるのはもったいない。
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精肉店のステーキ丼のち、エスプレッソトニック

ひさしぶりに高島屋にくる。新宿の駅に直結した百貨店。食品フロアの品揃えが好きでよく来てた。 伊勢丹のデパ地下、特に生鮮売り場の品揃えは浮世離れしていて何周しても夜の献立が決まらない。 高島屋の食品売り場はリアリティがあるとでもいいますか…、ほどよい品質の食品がズラリ揃って好きな場所。 イートインが数軒あっておいしいものを気軽に食べることができるのもありがたい。 今半の精肉店に併設されたイートインが特にステキでオキニイリ。 すき焼き定食とステーキ丼が用意されてて、それぞれ肉

渋谷の町の天下寿司

渋谷の町に出てぶらり。 原宿から渋谷にかけておそろしいほどの人出で、特に渋谷はインバウンドさんの勢いすさまじい。 目を閉じて町の声だけを聞いてると、どこの国にいるんだろうってわからなくなる。 それが今の渋谷という町。 スクランブル交差点を写すカメラに思いっきり写ったはずで、世界のどこか遠くの人の記憶にボクが永遠に残るんだ…、って思うとなんだか不思議な気持ち。 天下寿司で寿司をつまんで帰ることにする。 お店に入るとこれまたインバウンドさんたちでにぎやかで、またまたびっくり。

おいしいうえに気持ち良い店。よきランチ

西の方から大雨がゆっくり近づいてくる土曜日の朝。 気圧の変化にちょっと胸が苦しゅうござる。夜には大雨になるというので、ちょっと歩いておきましょうと新宿御苑の近くをテクリ。 そういえば、豚汁がメインの昼ごはんをやってるお店に行ってみよう…、と「べっぴんしゃん」にやってくる。 以前近所を歩いてたときメニュー看板を見ていつか来てみようと思ってた店。 今日みたいな肌寒い日にはぴったりじゃないかと思ってきました。 メインの料理が6種類ほど。 どれを選んでも豚汁とご飯に小鉢がついてく

銀座ウエストのモザイク

食後の時間を贅沢に…、と銀座ウエストにやってくる。 今日はケーキを食べようと思ってきました。 サンプルケーキがうやうやしく運ばれてきて、テーブルの上にそっと置かれる。 季節の栗のケーキも揃ってございます…、と。なるほど台の上は秋色。 実は先日、東銀座でしたイベントで「ウエストのケーキで何が一番好きですか?」って質問されてそのときケーキの名前を思い出せず「茶色と白いケーキがモンドリアンみたいになったの」って答えちゃったのネ。 そのあとあれは「モザイクだった」と思い出し、今日は

開店前に並んで靴脱ぎ、ジュージュー食べる

ハンバーグとステーキの定食で行列ができるお店が銀座にある…、というので来てみる。 「牛庵」という店でオキニイリの中国料理店「羽衣」に行った帰りに何度かお店の前を通った記憶がある。 銀座についたのが11時ちょっと前。開店時間は11時半。どこかでお茶を飲んで時間を潰そうと思うも、まず場所をたしかめて置こうと思ってお店の前まで行ってみた。そしたらなんともう行列ができていて、これはいかんとその行列の後ろについた。聞きしに勝る人気のお店。 開店時間がやってきて、お店に入ると「何人です

朝のラーメン、ワンコイン

朝からラーメン。 昔はちょっと変わった趣味のように感じるこのフレーズも、今となっては「朝ラー」というジャンルがすっかりできちゃった。 朝ラーの店も増えて新宿だけでも10軒くらいはあるかなぁ。 体があったまる上、スルスルお腹に流れ込んでくる食べやすさが朝にピッタリなんでしょう。 どこもほどほどにぎわっている。 その1軒の「百日紅」。 新宿三丁目の交差点の角。ルイヴィトンが一階で、その足元に朝からやってるラーメン屋があるっていうのがなんだか痛快。 商業ビルの地下2階。 目立た

バイロンベイが名前を変えてサーボコーヒー

四番町の高台から坂を降りる途中に一軒。 コーヒースタンド。 バンコーヒーバイロンベイというお店でずっとやってたのだけど、いつの間にか「サーボコーヒー」って名前になってた。 お店の造りは昔のままで、食後のコーヒーをのむことにした。 お店の人があいかわらず明るく元気でひと懐っこい。お馴染みさんとかわす会話もたのしくて、チェーンストアにない心地よさ。 フラットホワイトを選んでたのむ。 食後のお腹にいいようにスモールサイズを選ぶと紙のカップに作ってくれる。 深煎り、浅煎り2種類の

エンチラーダスにもう虜

原宿、表参道はインバウンドさんですごいにぎわい。 まい泉で遅めの昼ごはんをと思ったのだけど、2時過ぎというのに20人以上が待ってらっしゃった。 昼の中抜き営業をしているお店がなのに多くて、どうしようかと思った末に「グズマンイーゴメズ」に行ってみようと思った。 ラフォーレ原宿の2階のお店。 そしたらここもかなりのにぎわい。オーストラリア出身のメキシコ料理のセルフのお店。こういう店ってインバウンドさんの嗜好にぴったりハマるんでしょう。 ひと席ようやく見つけてホッとする。 ブリ

ハロウィン前のコーヒーにロイホ

ディーンアンドデルーカでコーヒー飲んで時間調節。 朝食をとりにくるインバウンドさんが目立って朝からとてもにぎやか。 食品マーケットのイートイン的カフェだから物販用のレジとカフェのレジが分かれてる。 右往左往する人たちを片言だけで英語で見事に交通整理するスタッフに感心しました。たおやかにしてたくましい。 コーヒーのスリーブがパンプキンカラーのハロウィン仕様。 お店のディスプレイもかぼちゃ色。 蓋をとるとコーヒーのおいしい香りが湧き上がってきて朝の頭をスッキリさせる。 のん

昭和喫茶の岐阜の朝。昼はそばに天重食す

岐阜の雨の朝。今年に入ってボクが岐阜に来るときは1日も外さず雨。岐阜限定の雨男(笑)。 朝食を「ティファニー」って喫茶店でとる。 昭和で時間がとまった店です。 赤いビロードのソファにマーブル模様のデコラ張りのテーブル。 ナポリタンやピラフにカレー、ステーキ定食なんてメニューもあってお客さまはほぼ全員が年金世代。 店も人も昭和な感じでホッとする。 コーヒーはハンドドリップ。コーヒーポットやケトルじゃなくて園芸のじょうろのような器に入れられやってきて、カップに向けてシューって

ワインをねだる岐阜の夜

岐阜の夜。「COA」というレストランに来る。 岐阜の中心街にあって外観はちょっと軽めに見えるのだけど、中に入ると雰囲気一転。 右手に大きなオープンキッチン。 シェフが仕事をする様子を見ながら客席ホールに向かう。間接照明の大人ムードのインテリア。平日というのに次々お客さまがやってきてほぼ満席の人気ぶり。 メニューの基本はイタリア料理。ワインをねだる料理が揃う。 今日はなんだか気持ちがよくてメルローを抜く。ワイングラスに見事な垂れがついた様子にウットリします。 お供に生ハム。

お薬前の虫養い

名古屋から移動の前に食後用のお薬飲まなきゃいけなくて、せっかくだったらオキニイリのおむすび食べて飲みましょう…、とそれで「にぎりたて」というお店に寄った。 2時間ほどで夕食時間。だからおむすび一個選んで、電車の中で食べることにした。 「めはり」おむすび。ここで一番好きなのがこれ。 高菜の漬物で包んで仕上げたおむすびで、パッケージをあけると緑の香りがフワッと出てくる。 高菜はしっとりみずみずしくて噛むのに少々難儀するけど、シャキッと歯切れてこれがおいしい。 ご飯はふっくら

浅草参りにあんかけのそば

明日は月命日。でも今日から出張しなきゃいけないから一日前の今日、浅草にお参りにくる。 ついでに昼を「翁そば」。開店と同時にお店に入る。 あとから続々、お客さまがきて店はたちまちにぎやかになる。 夏にはカレー南蛮で汗をかきました。 今日はあんかけ。 カレー南蛮そばで有名な店ではあるけど、カレー南蛮とあんかけのどちらが好き?って聞かれれば、ボクはあんかけ。 ぽってりとした餡の状態、出汁の風味に汁のコク。どれをとっても一級品でボク好み。 「あんかけください」っていうとすかさず「

そば屋さんの朝ご飯

そばの「いまゐ」で朝ごはん。 四谷三丁目の交差点に面したお店。この交差点。 4つの角にあるビルがどれも交差点に面した角を落とした五角形の形をしている。四谷4丁目の交差点も同じ設えで、昭和40年代の都市計画の結果なのかなぁ…。 ここにはかつて都電の路面電車の駅があった場所でもあるからドラマティックな景観を作りたかったのかもって思う。 今はぼんやりした町だけど(笑)。 ドトールコーヒーと従兄弟にあたるお店で、モノトーンのインテリアが大人なムード。立ち食いそばよりちょっと高めの値