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児童養護施設「クリスマスヴィレッジ」を視察しました!

こんにちは!

江東区議会議員の酒井なつみです。



昨日、子ども子育てlabo の運営メンバーとともに(事務局へ仲間入りしました!)で
足立区西新井にある児童養護施設「クリスマスヴィレッジ」を視察させていただきました。

社会福祉法人友興会が、設置運営する民営の施設です。

児童養護施設(じどうようごしせつ)とは、児童福祉法に定める児童福祉施設の一つ。

児童福祉法41条は、「児童養護施設は、保護者のない児童、虐待されている児童など、環境上養護を要する児童を入所させて、これを養護し、あわせて退所した者に対する相談その他の自立のための援助を行うことを目的とする施設」と定義する。
児童相談所長の判断に基づき、都道府県知事が入所措置を決定する児童福祉施設である。
略して養護施設(ようごしせつ)とも称する。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%85%90%E7%AB%A5%E9%A4%8A%E8%AD%B7%E6%96%BD%E8%A8%AD




きっかけは先日参加した日本子ども虐待防止学会で、青木所長のお話を伺ったことです。

施設について

青木所長からの説明



青木所長からは

〇施設の概要

〇職員配置やその労働環境

〇今後の広域調整(都や他自治体との連携)の課題

〇入所している子どもの生活環境・置かれた環境

についてお話を伺いました。



グループホーム(地域小規模児童養護施設)を4園分園として開設しており、子どもの特性や状況に応じて施設間を行き来するなど工夫して養育していらっしゃいます。

※児童福祉法の改正により、家庭的な環境での養育に力が注がれ、グループホームは職員配置が手厚くなっているものの、グループホームがたくさんあればいいわけではなく、連携が必要とのことでした。江東区にはありません💦😭



心理療法を必要とする子どもへの取り組みについて

心理士である職員の方からお話を伺いました。

心理士である職員さんのお話



〇心理療法担当職員は3名配置されているが、業務量が多くなっており優先度が高いケースから対応している現状。

〇1体1でゆっくり話せる“安心安全な場”として、自らの気持ちに気付くことのできる関わりをしていること。

〇思春期のイライラや体調不良には生理が関連していることも多いことや、性的接触などの予防のため、性教育が重要であること。

〇精神疾患や発達障害疑いなどの子どもが受診・入院する際の医療機関とのマッチングの困難さ、遠方まで行かなくてはならない。

などを伺いました。



建物は5階建てで、定員54名の子どもたちが暮らしています。  

男女別々に生活グループが構成されており、写真やイラストが飾ってあったり、男女で少し部屋の雰囲気が変わっていたり、生活の場であることがわかりました。


現在は2人部屋であり、来春荒川区に新設される児童養護施設が完成したら、定員を減らす方針とのことでした。

子どもショートステイ



児童養護施設である本園の他に、子どもショートステイを行う施設(足立区の委託事業)も視察させていただきました。

足立区はこのショートステイに予算を大きくかけており、緊急受入が可能で、当日利用ができること、利用実績年間1,200泊程度と都内一の実績があるとのお話でした。



参加した運営メンバーの先輩議員とも、それぞれの自治体での取り組みや、課題についてシェアすることもできました!



早速江東区で行えていないグループホームの事業開始や、社会的養護や子どもを中心とした養育について、取り組みたいと思います。



青木所長を始め、職員の皆さんにはお忙しいところ私たちの視察を引き受けてくださり、心から感謝申し上げます。



子ども子育てlaboの仲間に加えていただいたので、子育て支援に関する視察や学びを深め、政策実現に益々つなげていけそうです♪


ありがとうございます!

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