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マネージャーって、ナンだ?~「はたらく哲学」マネジメント論考 三十三選集~
⚡️ "マネージャーって、ナンだ?~「はたらく哲学」マネジメント論考 三十三選集~"
— 阪井慎一朗 (@smokycafe) May 6, 2020
(阪井慎一朗による初のモーメント: https://t.co/MUU9zNdXkO)
先達の知恵を学び、実践の自他評価を経て、自己分析に基づいたマネジメント論を構築する。この過程が、自分のキャリアの点を線に、そして面とします。
「マネージャーって何をする人ですか?」
— 阪井慎一朗 (@smokycafe) April 30, 2020
複数の企業や部署でマネージャーを経験された方であれば、この問いの奥深さを痛感なさってるのではないでしょうか。
経営学の教科書にも定義が明確に記されてるとは読めない節があります。それは会社や部署、時機によって要求される役割が異なるからでしょう。
「マネージャーってメンバーを管理する人でしょ?」
— 阪井慎一朗 (@smokycafe) May 1, 2020
管理職の別称とも言えますね。但し、そこで「私はマネージャーの職責を果たしてます!」と断言するには「私が管理する対象(目標、メンバー等)の全体像の可視化、目的と手段の正当性」が求められるので、私の正解は教科書をコピペ出来ないですよね。
「マネージャーって何を管理してるのですか?」
— 阪井慎一朗 (@smokycafe) May 2, 2020
管理の対象は「自部門に与えられた使命を果たすためにメンバーが行動出来ているか」ではないか?と仮説を立ててみます。すると、メンバーを監視するのは、管理の目的ではなく、方法の一つにしか過ぎないことが分かります。大義を忘れずにいたいですね。
「マネージャーって誰がふさわしいですか?」
— 阪井慎一朗 (@smokycafe) May 3, 2020
使命感が最も大切で、あらゆる行動の源泉です。使命感があればこそ、企業理念と遵法精神から外れた行動を慎むことができ、チームの成果にコミットするのに必要なこと全てに当事者意識を持って臨みます。また、メンバーにも当事者意識を正当に求めます。
「マネージャーって孤独ですか?」
— 阪井慎一朗 (@smokycafe) May 4, 2020
立ち位置を目まぐるしく変えつつ、孤軍奮闘もしばしばです。
・自部門の総意を発信するとき、先頭に立つ
・責任を問われたとき、矢面に立つ
・会議が紛糾したとき、輪に割って入る
・メンバーを支援するとき、後方に立つ
・メンバーの話を聴くとき、斜め横並びに座る
「マネージャーって経験した方がいいですか?」
— 阪井慎一朗 (@smokycafe) May 4, 2020
私は自薦と引き合いの両方の経路でマネージャーを経験させてもらいました。
・胸の内:仕事の幅、奥行き、高さを広げたい
・頭の中:書籍での学びを実践したい
仕事に追われるだけでなく、好奇心を満たしつつ、自己効力感向上に繋がる挑戦は楽しいです。
「マネージャーって大変ですか?」
— 阪井慎一朗 (@smokycafe) May 4, 2020
どのメンバーよりも、前任者よりも学ぶ必要があります。マネージャー職に就いたら、上位層や他部署、外部と真っ当に渡り合えるしたたかな人材になれないと、不本意な形でその立場を失います。学び続けることが支えになります。さて、マネージャーが「学ぶ」とは?
「マネージャーって何を学んだらいいですか?」
— 阪井慎一朗 (@smokycafe) May 5, 2020
・基礎編:ボキャブラリ(数字リテラシー含む)→あらゆる立場の人との意思疏通の質を決める言動の一致が、他者と協働する原動力になります。
・応用編:リベラルアーツ→大局観を持って現実を観る力を鍛練することで、仕事に取り組む姿勢が変わります。
「マネージャーやってみませんか?」
— 阪井慎一朗 (@smokycafe) May 5, 2020
かつて在籍したベンチャーで二期連続の成長基調となったとき、私は経営統括職からサブに退き、マネージャーを育成したいと計画→社内公募したところ、応募者0でした。「私にも出来そう!」って思ってもらえる振舞を徹底したつもりが…背中で語るには未熟でした。
「マネージャーって、つまりは何者ですか?」
— 阪井慎一朗 (@smokycafe) May 6, 2020
「マネージャー」10連続ツイート最終回です。
「マネージャーとは?」には多種多様な答えがあって、私も改めて自問自答した次第です。
独自の経験則をポータブルスキルにまで昇華させるには、机上の学びが、実務能力や人心掌握と同じく重要だと思います。
新米または伸び悩み中のマネージャーへ
— 阪井慎一朗 (@smokycafe) January 24, 2020
おはよう!から、おつかれさま!まで、メンバー全員の仕事を一緒にやってみよう!
外線電話対応、問合せメールの返信、ゴミ出しもぜ~んぶやろう!
メンバーが如何に手際よく仕事してるか分かるはず!
他にも何かが見えてくるはず!#マネージャー頼りにしてます
マネージャーは、バリバリもノビノビも全てのプレイヤーをグングン伸ばす「無茶振り多めの環境」をマネジメントする。
— 阪井慎一朗 (@smokycafe) January 27, 2020
プレイヤーは、自らの手で「困難を何とか突破するチカラ」をマネジメントする。
チーム力を上げるプロセスは、ドキドキ・ワクワク・ハラハラだね。#マネージャー頼りにしてます
「何かにつけて"◯◯ハラ"と言われちゃうご時世だから、何を話したらよいか分からない」
— 阪井慎一朗 (@smokycafe) January 27, 2020
リアルでもこんな声を聞きます。
話すことないならば、「訊く時間」を作ったらいかがでしょう?
組織運営でお悩みでしょ?
訊きましょ、訊きましょ。
さて、何から訊きましょうか?#マネージャー頼りにしてます
・マネージャー候補
— 阪井慎一朗 (@smokycafe) February 24, 2020
全ての評価軸でチーム内順位一位を目指して努力して、チカラは相当ついた感じがするけど、そこまで止まり。
・マネージャー
各分野の一位がチカラを発揮できる環境を整備しつつ、縁の下の力持ちの自尊心を育みつつ、チームが成果を出す使命を果たす!#マネージャー頼りにしてます
未経験業界でマネージャー候補に抜擢されたら、さぁ、どうする?
— 阪井慎一朗 (@smokycafe) February 25, 2020
前職の華々しい実績を振りかざしてメンバーを従わせる、そんなことする訳ないよね。
ただ、大人しく教わる一方ではプレイヤーと変わらない。
教えてもらいつつ、誰よりも多く「何故?」を見つけられるか?#マネージャー頼りにしてます
プレイングマネージャーを任命するときは期間限定にした方がいいのかな。優秀なプレイヤーがマネージャーになることが大半でしょうけれど、マネージャーとしての適性は未知数だから、柔軟に、マネージャーからプレイヤーに戻し易くするのも一考の余地はあるでしょう。「往ったり来たりのキャリア構築」 https://t.co/9PbDnbp4o0
— 阪井慎一朗 (@smokycafe) September 6, 2019
組織と個人の思惑が一致しないとき、どんどんズレていってしまったとき、プレイングマネージャーの処遇をどうするか?予め、期限と判断基準を双方で合意しておいて、専任マネージャーとするか、プレイヤーに戻すか、別の役割を与えるかなど決める、そして、その不一致やズレを解消できたらいいですね。 https://t.co/Wic458RZbe
— 阪井慎一朗 (@smokycafe) September 6, 2019
「プレイングマネージャーの未練と葛藤」
— 阪井慎一朗 (@smokycafe) January 8, 2020
顧客に向き合った時間の多くを、メンバーに寄り添う時間に割り振る。
顧客が信用してくれるのも、メンバーが信頼してくれるのも、同じ重さで有難い。
それなのに、ふとした瞬間に、揺らぐ。
プレイヤーに未練のあるマネージャーのセルフマネジメントは如何に?
一点の曇りもなく、信じたい。
— 阪井慎一朗 (@smokycafe) January 8, 2020
あらゆる試練で、あなたの本気が本物か、試してる。
最後には、信じると決めたら、信じ貫くと、約束する。
マネージャーが孤独たる所以は、組織を危機に晒さないために、先頭に立って、健全な猜疑心で、物事を人物を疑い、吟味する役回りに徹しなければならないからだ。
組織には、"面従腹背"と思しきメンバーが居る可能性を無視しない。
— 阪井慎一朗 (@smokycafe) January 12, 2020
「自分に対する」支持率100%の体制は創れない。
しかし、「組織に対する」愛情は100%で満たされてなくてはならない。
妄信的で、強権的な、まやかしの100%は無意味だ。
さぁ、超難問だ。
いざ、マネージャーの本領を発揮するときだ。
私は協調性がない。群れたり派閥に属したりに対する拒否反応が強い。学生の頃から"一対一対応"を好んで人間関係を作ってきた。
— 阪井慎一朗 (@smokycafe) December 28, 2019
それでも、組織人として生きるのに困らない。部署をマネジメントするには"孤独への耐性"も求められるから、強みにさえなる。
自分好みの人間関係構築の方法を磨き上げよう!
私は協調性がない。
— 阪井慎一朗 (@smokycafe) January 14, 2020
そんな私がマネジメントを経験できる立場に就けたのは
「ポジションは自力で獲れ!」
元上司の15年前の教えを実践してるから。
最多数の顧客を抱えるチームのリーダーを拝命したのが、私のマネジメント経験の始まりだけど、自薦で掴んだポジションです。
虎視眈々、時々、大胆に! https://t.co/JHnV88wdNu
「ポジションは自力で獲れ!」
— 阪井慎一朗 (@smokycafe) January 27, 2020
昔話をひとつ
メンバーが固定され、経営指標が安定してきた頃に
「私が務めたマネージャーをやりたい者は自薦してくれ!」
メンバー全員対象に後継者を募集した。
立候補は0だった。
私のやるべき仕事が一つ増えた。
「やってみたい!」と思わせる顔つきと背中を作れ! https://t.co/P086U3MIoa
私がマネジメントを引き継いだ会社では、福利厚生で「ウォーターサーバ」を導入していた。
— 阪井慎一朗 (@smokycafe) January 28, 2020
筋肉質の会社に建て直すのが急務だった中、経営コンサルタントが「サーバも止めたら?」と発言したときの従業員の悲しげな表情が印象深い。
私はサーバを死守した。
費用と投資は現場を知らずに分けられない。
#バレンタインデー 前日ですね。
— 阪井慎一朗 (@smokycafe) February 13, 2020
「義理チョコばっかで、今からホワイトデーが憂鬱だな」なんてボヤいてるマネージャーへ
「部下全員分(女性の分も!)のチョコと一言付箋」のご用意は?
照れ屋のあなたは、お礼の一言がなかなか言えてないでしょ?イベントに乗っかっちゃえば?#義理という言葉は好き
私のマネジメント追究の原点は、小学二年生から高校まで務めた #学級委員
— 阪井慎一朗 (@smokycafe) February 13, 2020
・奔放に振舞う子、他人との距離感に悩む子etc.十人十色の面々
・親以外で初めて深く関わる大人である先生
彼らと"お話しできる技術"を手探りで身に付けた…つもり。
学級委員が大好きだったあの頃に恥じない生き方をしたい。
マネージャーはプレイヤーとの化学反応を求めてる。
— 阪井慎一朗 (@smokycafe) February 18, 2020
役割が異なるから、同じ土俵、同じ目線で、諸々を判断する訳にはゆかない。
プレイヤーは「思い通りにマネージャーに動いてもらおう」と先回りを急ぐばかりでなく、ときには、マネージャーからの"想定外の返し"にも不貞腐れないで、向き合ってみて。
マネージャーもかつてはプレイヤーだったし、プレイングマネージャーが圧倒的に多数ですよね。
— 阪井慎一朗 (@smokycafe) February 18, 2020
そんな中、できるorできない問わず色々なプレイヤーとの絡みは純粋に勉強になります。まだまだ成長中だなって。とても疲れますが(苦笑)
だから、向き合うことを避けるような関係にはなりたくないですよね。
ダイナミックさは学習効果が高いように思います。
— 阪井慎一朗 (@smokycafe) February 18, 2020
予想外の展開がまぁ多いこと(笑)
お陰で、タイプやパターンに分けて、相対することは早々にあきらめました(笑)
再現性云々という観点もあるかと思うのですが、何百人というサンプルが取れない以上は、刹那的なマネジメントになってしまいますね。
「経験豊富」であることは、宝として御守として、そっと大切にしまっておいた方がスマートですね。
— 阪井慎一朗 (@smokycafe) March 10, 2020
勉強を欠かさず、知識を常にアップデートすることが、相談者の安心感に繋がるのではないかな?
後に携わることになった会社経営マネジメントにも活かせたのかな?
すっかりお引き留めしちゃいました。
・自分の意見を押し殺したら、我慢強い人材と評価される。
— 阪井慎一朗 (@smokycafe) March 11, 2020
・自分の意見を持たないでいたら、従順な人材と評価される。
・自分の意見を単刀直入に話したら、協調性のない人材と評価される。
「協調」とは、組織と個人が共に目標に向かって、助け合うことだ。
個人を犠牲にしちゃったら、成立しない。
・我慢強い人って、自分の意見を諦められる人?
— 阪井慎一朗 (@smokycafe) March 11, 2020
・従順な人って、自分の意見を言わない人?
・協調性のない人って、自分の意見をざっくばらんに話せちゃう人?
では、「協調性のある人」って、どんな人?
我慢強く、譲る余裕もあり、最後にズバッと言える人?
「協調性のある人」って、希少で貴重だ。
中間管理職がメンバーに対して「なんで私なの?」とか「それ、今やること?」と思われる質の悪いトップダウンを繰り返してると、メンバーの主体性や協調性を奪い、ついには「不本意だけど、給料戴いてるから仕方なくやる」みたいな低レベルのアウトプットが増えて、「組織の不機嫌」は醸成されますね。
— 阪井慎一朗 (@smokycafe) March 17, 2020
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