未来の世界一の料理人
今の餃子酒場をする前。
6年ほど前かな。
僕が串カツバルを経営していた時のアルバイトだったOくん。現在23歳。
当時、調理師専門学校生。
うちと、フレンチレストランで掛け持ちバイトしていた子。
調理師専門学校卒業後、フランス留学。今は神戸の老舗ホテルで修行中。メキメキと頭角を表して、最近はメイン料理にも携わっているということ。
口癖は昔から、今も、、、
【世界一の料理人になる】である。
そんな彼も昨年結婚し、お子さんにも恵まれて家庭を持っている。
そんな彼の家庭に先日家族で招待してもらった。
ちょっと凄すぎるクオリティの料理にびっくりしつつ、2歳のうちの息子もオムライスデビューを果たしつつ、、、。
オムライスソースの牛肉が美味しくて、興味本位で、、、
僕「これはどれくらい仕込みしたん?」
Oくん「牛すじ肉をミンチにしてソースとミキサーして味をなじませてから、つなぎをいれて成型してから、同じソースで3時間煮込みました。」との返答。
手間のかけ方が、普段僕がしている居酒屋の料理とは別物で、他の料理の仕込み時間のことは、怖くて聞けなかった、、、笑
おもてなしをしよう、うちの家族に喜んでもらおう、という気持ちが前面に出ていた料理は本当に大満足だった。
食事をしながら、彼はひたすら、僕に自分の近況と、当時バイトだったときにお世話になったとのお礼を話し続けた(そんなに特別お世話した覚えもないけど)。
僕はほぼ、うなづくだけやったなぁ笑
学生時代の挫折の話。
今のレストランでうまくいかないこともあるけど、戦っている話。
戦っている話には、愚痴はなく、口癖のように「幸せなんです!」を連呼。
主体的で、人のせいにすることなく、前向きに戦っている姿に、ものすごく刺激を受けた。
飲食店オーナーと元アルバイトの関係やけど、僕にとっては、15歳下の若い友人やね。
ええ時間過ごせました。ありがとう。
世界一の料理人、楽しみにしてるでー。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?