#57日目 元気になれた

こんにちは。ロンドンではじめての移住生活を送っているsacaikumiです。

3日前のマガジンに、正直に「今すごく精神的に参ってます」と書いた結果、周りの方々を心配させてしまいました。

でも心が疲れていると言葉にした事で思い切って気持ちを休める事ができました。今はもう大分落ち着いて元気になれたので、前回の日記から立ち直りまでの話を書きとめておきたいと思います。

先週金曜日、前回の記事を書いたあとから早速、気晴らしがしたいと思って、何人かの友達に連絡させてもらいました。

そして翌日土曜日は昼間から友人達とビデオチャット。

日本の会社で同僚だったフランス人のピエール&イクミ夫婦、スイス人のルカ&アカネカップル、チュニジア人のラドワン&アキコ夫婦、計7人でわいわいお喋り！画面上はちょっとしたパーティー状態。

イギリスよりも規制がさらに厳しいマルセイユでの日常を聞いたり、はたまた日本はまだ皆カフェで仕事したりする人も多くいると聞いて、温度差に心配になったり。

でもとにかく皆元気いっぱいで、エネルギーを沢山分けて貰いました。コロナが終わったらどこの国で集まったらいいかな？と少し先の未来の話をしたら大分気持ちが前向きになれた。

その後は、家から45分歩いたところにある大きな公園までお散歩。沢山の公園がクローズしているなかでここの公園はまだ開いていて、意外と多くの人が気晴らしに来ていました。

公園のそばで近所に住むカナちゃんと落ち合って二人でのんびりお喋り。寒すぎて凍えながらも平和な景色にうっとりした。今なかなか買えない卵も分けてくれて、とってもハッピー。

その日の夜は日本の友人達と、ここへは書けないような内容のくだらない会話をラインで楽しんだ！（内輪ネタですが、忘れないためにめちゃモテ委員長とだけ書いておく。笑）

日曜日も公園で散歩しよう！の会に誘ってもらったので、はじめましての白石くんとクニシゲ家に集合して、三人でお昼ご飯。(今となってはロックダウンの前日、これが最後の集会のチャンスでした。)

二人はへこたれる私とは対照的に元気いっぱいだったので、だいぶ気持ちを引っ張り上げてもらいました。あと、カナちゃんの料理が「手作りは美味しい」といういわゆる温かみのレベルじゃなくて、レストランで「うまい！」となるほど美味しいから、胃の中からちょう幸せになりました。

白石くんが買ってきてくれたビオワインもまた最高に美味しかった！お酒に弱い私は甘口の白ワインしか飲めないんだけど、たまたまそうだったからつい沢山飲んでしまいました。

その後はお腹いっぱいになりながら土曜と同じ公園をふわふわ散歩。道ゆく犬に癒されながら、占いって信じてる？とか、夏は池で泳ごうか、なんてなんでもない話をし続けた。なんだか小説の中みたいだね。

公園ってとにかく景色が平和だから、コロナで世界が大変なことになってる事をいっとき忘れさせてくれて良かったです。もしまだ開いているなら、運動をしに定期的に通いたいな。

実はその時、抱えている仕事が沢山あって心の奥はちょっとザワザワしていたのですが、気持ちが元に戻らないことには先へ進めないことももう十分頭で理解していたから、土日は思い切って楽しませてもらいました。

そうやって過ごした甲斐があり、今はもうすっかり元気です。新規案件のデザイン2件もその後形になりました。(ほっとした)

先週末、参っていることに早めに気が付いて、自分の中で「心を休ませよう」ってすぐ行動に移せたことが良い判断だったと思う。

頑張らなくちゃ自分が駄目な人みたいに思えちゃう、だけど不安で仕事が中々手につかない…と悩んでいる人は、是非一度深呼吸してみてはいかがでしょうか。

一方、イギリス国内の社会の流れとしては、今週からロックダウンが始まったり、スーパーが文字通り空っぽになったり、治安が悪くなったという噂が絶えなかったり、、とても能天気にはいられない状況です。

だけど、コロナや不安定な社会に対して出来る対策をすることと、ナーバスになることとを混同させちゃいけないなぁというのが個人的な答えです。

やっと分かったけど、今、気を病んでも良いことひとつもない！力を抜くのは勇気がいるけど、心のために大事なことだ。

この生活が少なくともあと3週間は続くなんてまだ想像つかないけど、なるべく気楽にいきたい。いつか笑い話になるといいな。

恥ずかしながら子供の日記のように冗長になってしまったけれど、どうしても言葉に残しておきたかったので、ここ数日の気持ちの変化をまとめました。

先週の私と同じように塞ぎ込んでいる人が、この記事を読んで肩の力を抜くきっかけになったら嬉しいです。