趣味がお金に代わった日。
こんにちは。
前列右の白ジャケットを着ております、sjk(新米熟女唎酒師)兼コピーライター兼AllAbout子育てガイドのさいとう です。
エゲつないタイトルですが、2020年2月11日、各方面のご協力により、
人生初の日本酒会「権田酒造がやってくる!日本酒3種飲み比べほぼ飲み放題」企画を開催することができました。
2人目の子供の卒乳後、あるきっかけから日本酒を飲み、
「こ……こんなうまい液体がこの世に存在するのかーーーカカロット!?!?……う、うぉーたーぁああああッッ!!!」
と刮目、うまいと言われる日本酒を飲み漁り、勢いで大枚をはたき、SSI認定唎酒師なるものを取得しました。
大枚……授業料約5万、受験料約10万、年会費約15,000円。
……いやいや、高すぎでしょ。
これで「趣味です」なんつったら私の問屋が卸さないわけです。
だっていい日本酒、何本買えるよ!?
というわけで、日本酒好きと公認されたい、モト取りたい、どうせ飲むなら日本酒もどう?と広めたいが合わさり、イベントに至りました。
受験料を取り返すために、今後もがんばります!(※この動機は一部です)
さて、友人たちからは「好きなことをどんどん仕事にしているね」と言われます。子を生めば子育てガイドやママライター、酒にハマれば、酒ライターやイベンター。
それらは仕事の一部になったかもしれませんが、それで永年喰っていけるほどの稼ぎはない、というのが実情です。
こづかいは稼げる、でも家計の柱ではない。
これ、履き違えると大変です。
東大名誉教授の上野千鶴子先生は著書のなかで「女性はマルチプルであれ」と説かれた。
私は、おう、文章だけじゃなく、イラストも、動画も、日本酒もやってとりあえず総合点で稼ごうと思った。
けどね、それで稼げるってことはプロになること。
いいですか、スーパーマルチウルトラクリエイターコンサルにならなきゃいけない。
それまでにコストと時間がかかります。
エネルギーが分散し、アラサーの頃は勉強ができたけど、アラフォーになったら疲れが止まらない。進まない。
やっぱり一点突破で行った方がよかったのじゃないか、なんて後悔と、いやこれらがあってこそ、1点に集中して実を結ぶことがあるかもしれない期待がシーソーゲームなのです。
さて、最近、流行っている仕事観に
・好きなことで食っていこう
・いやそれは一部の人だけ。堅実にやれることを積み重ねよう。
・本業はコツコツ、好きなことを副業にして一発あてよう。
・フリーランスいいぞ!
・自由な会社員もっといいぞ!
があるように思えます。
私はどれもちょっとずつ賛成で、最後の「自由な会社員」にいたく賛同しています。鎧をもらえた武士みたいな感じがします。フリーランスは丸腰にシャベルって感じ。
二児と夫と暮らしながらフリーランスをやっていると、仕事について、稼ぎについて同年代の会社員から大きく差を開けられているなあと感じます。
妊娠したら思いつわりで仕事ができず、出産育児の際は産休育休などなく、
キャリアが成熟してくる時期に子育てをし、手が離れてきて途方にくれる。再就職しようにも落ちる。いや、それは私だけかな……。
悲しいかな、情けないかな、私はフリーランスで生きていくしかなく、好きな仕事の方面には、一流の諸先輩方(ライバルというのもおこがましいですが、競合ですぞ)がいらっしゃる。
これからどうやって食って食わして行けばいいんだよ……が本音です。
あ、暗くならないでください。いや私だけか。
でもそこは人間。いつまでも同じ感情でいられない性質が幸いし、こう考えるようにもなる。
食うために金になりそうな領域を察知し、
そのなかで一番向いている沼にとびこめ。
40歳になり、4歳のときに感じていた自分の強みを再確認しています。
(いったん忘れていました)
強みを信じながら、沼にもぐるしかない。
背水の陣は下策か上策か。
おかげさまでスリルにはことかかない仕事人生です。
やるしかなーい。