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"和竿"に関する情報を体系的にまとめます

こんにちは!スタジオサイタマ合同会社の加藤です。
埼玉県の伝統工芸「和竿(竹釣竿)」の販売と発信について日々考えています。

先のnoteでは工芸品を販売することがどういうことなのかを考えた話をしました。

👆の要旨
・工芸品とは費用対効果の観点からすると非合理な存在
・それゆえに、共感を得て納得してもらうプロセスが複雑
・提供主体は、ユーザーとの密なコミュニケーション手段を持つ必要がある

こんなことから、WAZAO-IPPONでは様々アップデートをはかっていこうとチーム一同士気が上がっております。

和竿がわかりにくいプロダクトである反面、現状のストアページには情報が少なすぎるので、まずはオンライン上で商品について知っていただくためのコンテンツ拡充を致します。

コンテンツの拡充内容
・作者のプロフィール拡充(職人の経歴)
・素材の良さ
・珠玉の技工(技術面)

こういうの、ネット上で以外と体系的にまとまっていないんです。

作者のプロフィール拡充(職人の経歴)

和竿には"銘"がついています。ようは作者やブランド名ということになるのですが、これをぽんとだされても何がなにやら、、、って感じですよね。リリースを急いだので間に合わずでほんとにすみません。。。

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作者の中にはもう既に職を降りてしまったり、あるいは亡くなっていたりという方も多くおり、今現在ナマの声をインタビューしに行くことが叶わない場合も多くあるのですが、出来る限り情報を集めてお出ししようと思います。オンライン上でも情報がまとまっていなかったりするので、書籍を漁ったり、ご存知の方に尋ねにいくことになると思います。

職人ごとの情報だけでなく、職人間の繋がりなども示せたらいいなぁ。

素材の良さ

竹は竹でも和竿に使われる竹は様々種類があります。ヘラ竿には矢竹が使われることが多く、川口和竿は布袋竹を使うのが特徴...など。

使ってる竹が違うと、何がいいことあるの?理由は?というのが1番肝心なわけですので、WAZAO-IPPONで扱っている竹材については少なくとも、みなさんに知っていただけるようにします。それぞれの持ち味、希少性、素材として使われ始めた背景など。

加えて、和竿は竹だけではなく、グラス素材や"クジラの髭"と言われる素材と繋ぎ合わせて作られたりする場合があります。穂先だけグラス、など。竹がこれらの素材と相性がいいと言われるためなのですが、どう相性が良いのか?組み合わせた結果どういうことが実現されたのか?ということをお伝えします。

珠玉の技工(技術面)

和竿の製作工程には100程度の作業があります。工程一つ一つの意味、テクニック、それらを惜しむことなくお伝えできるように致します。

以上です!

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