「内省言語」を利用した無意識の書き換えのコツ!
こんにちは、さいたです。
コーチングセッションをしていると、クライアントの課題について、クライアントよりも先に気づくことがしばしばあります。
それはもちろんコーチ側がクライアントから見て現状の外側にいることだったり、単純に心理学/認知科学の知見ベースで課題がすぐにわかったりするからです。人間は自分自身に対してはスコトーマになるものが多いので、外から見たら一目瞭然、ということはしばしばあります。日常生活でも、似たような経験は多いのではないでしょうか。
それで、セッションで話を聞く中で、そのような課題がすぐに見えたとします。大事なのはここからです。
コーチ側から見て課題が明確だと思えても、決して、すぐに「それは◯◯が課題だね!」とか、「△△したほうがいいよ!」と飛びついてしまってはダメです。じっと耐えて、「傾聴」を続けていきます。軽率なアドバイスは、コーチングセッションとしては、かなりダメな部類だと思います。アドバイスの質がどうだというのはここでは関係ありません。無意識の書き換え、クライアントの思考や行動を変えていくという点においては、「アドバイス」というのが厄介になってきます。ここが難しいところです。
なぜアドバイスが良くないかというと、人間の思考や行動、無意識を本当に書き換えるには、「内省言語」が変わるしかないからです。簡単にいうと、クライアント自身がそれ(課題)に気づき、変わりたいと心から思わないと変化は起きません。
「北風と太陽」という話があります。
クライアントに対する「アドバイス」は、北風に近いものです。「勉強しなさい」と叱る母親と考えても良いかもしれません。知識が豊富であればあるほど、教えたがり、目の前の人を変えたがってしまいます。
どれだけ信頼関係があっても、他者(外部)から言われただけでやっていることは、真の変化にはなりません。それは意識が変わっているだけで、無意識の書き換えにはなりません。もっとひどければ、意識ですらも「(本当はやりたくないけど、言われたからやらないと…)」と思っているかもしれません。
無意識の書き換えは、自分自身の内省言語が「やりたい」「変わりたい」と思った時にだけ起こります!!
北風と太陽の例で言えば、暑いと感じるからコートを脱ぐんです。それは強制されたものではなく、「コートを脱ぎたい」と自分で感じたから変化が起こります。
なので、僕らコーチは「太陽」のようにならなければなりません。決してクライアントをコントロールしようとせず、丁寧に丁寧に書き変わる瞬間を待ち続けます。一言目から課題が見えていても、それでも傾聴をひたすらに続けます。
そうしているうちに、クライアント自身が「もしかして、私って◯◯なんですかね…?」と自分で気づくようになります。その瞬間が書き換わる時です!ここでも飛び付かず、傾聴を続けながら、必要に応じて新しい知識を入れたり、ゴールに必要な臨場感を高めていきます。そうして新しいセルフイメージが構築され、無意識が書き換わっていきます。変化する前とは別人に感じることすらあります。
ここで、アドバイスが必ずダメというわけではありません。誤った知識を持っている場合は正しい知識を入れ直す必要がありますし、抽象度を上げていくには知識は必須です。でもそれ自体が無意識の書き換えではないということです。正しい知識が土台となり初めてゴールが見え、内省言語によって変わっていくということです。
無意識が書き換わること自体は一瞬の出来事ですが、そのタイミングが来るのをひたむきに準備し、待ち続ける必要があります。早すぎてもダメですし、タイミングを逃したら一生戻ってこない場合もあります。
トム・プラッツのように、準備と機会が出会うのをひたむきに待ち続けるということです。コーチの力量は、そのタイミングを逃さない選球眼・観察力だったりします。
そしてタイミングをしっかり掴み、無意識が書き変わると効果は絶大です!!
心の奥底が変わっているので、自分が意識的に頑張って何かをしようとしなくても、勝手に人生が好転していきます。それがホメオスタシスでした。
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それではセッションでお待ちしています!!
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