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10月チェロレッスン2回目:楽器と少し仲良くなれた…かな?
本当は先週レッスンのはずだったが、感染症を患ったため、1週延ばしてもらった。
練習曲は、引き続き発表会で弾く無伴奏3番サラバンド。
ウォーミングアップに解放弦弾いていたら、
「その楽器、さらに響くようになったなぁ。」と先生が言った。
「そうなんですよ。
ログハウスな自宅で弱音器なしで弾くと音が木に反響して、家全体がコンサートホールみたいになってしまってうるさいくらいです。
それで気付いたのですが…左手、キチンと弦をおさえないと、音がスッカスカになります。」
起き上がれず、チェロが弾けなかった2日間、ひたすらYouTubeで「チェロ奏法の基本」的な動画を見ていた。
複数の講師の先生が「左手はそんなに力はいらないです。弦に触れれば音は出ます。」と言っていた。
確かに前に使っていた初心者楽器ではそれで良かった。
しかし、このニセマンテガッツァではそれができない。
先生、「ははぁ。」とワケ知り顔。
「弦の振動が激しいんだろう。それだけ響けば指でキチンとおさえて弦の振動を制御しないと、音を出すことが難しいね。」
そのとおりだ。特に一番太くて音の低いC線。
それで、左手指に筋肉を付けるように、繰り返しC線を弾いた。
今では小指でもタンッと音を立ててC線をおさえることができる。
指に筋肉が少なかった初心者の頃にこの楽器を触っても、音は出せなかっただろう、と思う。
「それで、楽器鳴るくらい弾き込んだ練習の成果は?」
先生、曲を弾いてみるように促す。
「繰り返し記号も入れて、全部弾きますよ。」
と前置きして、私は弾き始めた。
途中から先生が前のめりになってリズムを刻み始めた。こういう時先生は、曲の途中でストップを入れてこない。最後まで弾いてみなさい、ということだ。
最後まで弾き切ったところで、
「2箇所直して。14小節目のシ♭、情感込めてタップリと。四分音符だけど、多めにのばしていいから。シに全集中、くらいで。」
との指示。
10小節目から弾いて、先生のタクトに合わせる。確かに結構長めに音をのばす感じだ。ビブラートをたっぷり効かせる。
「OK。次、最後のコードだけど、ミとド、指を気持ち広めに音取って。狭いと音がこもって広がりを感じない。」
なるほど。
「そのチェロ、適当に音出しても良く鳴っちゃうから、楽器に甘えないで正確に音取って。」
甘えちゃダメね💧
「センセ、後半の繰り返しなんですけど、1度目は割とサラッと行って、2度目はたっぷりドッシリに弾いていいですか?」
「この曲は1度目も2度目も同じ感じに弾いて、最後だけ変えるのでも違和感はないけどね。後半部分かなり忙しいじゃない。息切れしない?」
「うーん、大丈夫だと思います。たとえば、こんなふうに。」
後半部分のみ繰り返し弾いた。
「あー、夜の言いたいことわかった。
この前佐藤晴真君が1番のサラバンド弾いた時に、繰り返しのところで装飾付けて違いを際立たせていたけれど、そんなふうにしたいのね。
それくらい体力あるならいいよ。好きにしてごらん。」
やった🙌
「前回のレッスンではメッタメタに言われましたけど、今日の出来はどうでしたか?」
と私は言った。
前回の左手の切り傷も、適当に縫った割にはキレイにくっついた。指は絶好調である。
先生笑って、
「確かにね。間に合わないと思ったし、今日だって病み上がりだからどんだけヘロヘロで来るんだろ、と思ったよ。
まさかここまで仕上げてくるとはね。いや、ホントお前ってよくわかんなくて計り知れないな。」と。
「今日レッスンお願いしますって言ったのは私なんだから、体調不良を弾けないことへの言い訳にはしませんよ。」
「うん、知ってる。」
先生がここまで手放しに褒めることは滅多にない。今日はケーキを買って帰ろう♪
「だけどお前って、今回良くても次がズタボロのこともけっこうあるからなぁ。油断ならないよ。」
あらら〜💦
レッスン終えたら、汗だくだった。クタクタだ。
次回はもう仕上げである。
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