アマチュアオーケストラのチェロ奏者。パラグライダーパイロット。バイクにも乗ります。趣味…

アマチュアオーケストラのチェロ奏者。パラグライダーパイロット。バイクにも乗ります。趣味と日々の生活日記的記録。

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  • チェロレッスン記録

    習っているチェロのレッスン記録です。

最近の記事

24.5月チェロ先生の家

ゴールデンウィークのある日、先生に遊びに来ないかと誘われた。 私はいつものように上がり込むと、ダイニングへ入った。 はめ込み窓の向こうには、遠く海が見える。 「良い天気ですねー。貨物船が航行しているのが見えます。」 「お前、相変わらず目がいいな。」 と先生。 私は子供の頃から遠視ぎみである。 ダイニングテーブルにケーキの箱を置いた。 「今日は私の誕生日です。」 「知ってるよ。」と先生。 「だから今日を提案したんだけど、本当に来ると思わなかった。てっきり家族で過ごすのかと

    • 24.4月パート練習会・オケ練習会②

      その日は午前中チェロパートの練習会、午後全体練習会だった。一日中チェロ漬け。 パート練習会には、チェロトレーナーのT先生が来てくださった。 たった2時間しかないのでベートーヴェンとブラームス二つを全部練習することができず、難しいところだけ取り出し練習となった。 今回のチェロの見せ場は、なんと言ってもブラ3番3楽章のチェロソロ。 「天に昇るような感じで!」弾くように、とのT先生のご指導。 この3楽章だけで30分以上かかった。 大学オケではヴィオラだった私。チェロとヴィオラ

      • 24.4月弦楽器工房

        チェロ師匠から着信があった。 「今、大丈夫?」 「センセ、お久しぶりですね。はい、いいですよ。」 私が仕事中と分かっていて電話をしてくるなんて、珍しい。 「ゴールデンウィーク中、ボクの家に遊びに来たいって言ってたじゃない。◯日はどう?」 「ああ、私もその日はどうかなって思っていました。でも、いいんですか?センセ疲れてるって言っていたし、ゆっくりしたいなら、私は遠慮します。」 「別にいいよ。じゃ、その日に。」 「それよりセンセ、今から本番じゃないんですか?いいんですか、

        • 24.4月オケ合宿:プロ奏者のエピソード。

          私が入団して初めてのオケ合宿。 音楽活動の合宿なんて、学生の頃以来である。 会場は、市街中心から車で1時間弱の宿泊施設。 私は仕事の都合で合奏練習の途中から参加した。 合奏に集中している皆さんの邪魔にならぬよう、後ろでコソコソ準備をして、一番後ろの席に着いた。 30分ほど弾いて小休憩になる。 前方に座るチェロパートの皆さんが振り向いて、「よく来た、いらっしゃい」と手を振ってくださる。嬉しい。私、応えてぺこぺことお辞儀をする。            ★ 合奏練習後、半分

        24.5月チェロ先生の家

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        記事

          24.4月オケ練習会①:イジられているかもしれない。

          近頃なかなか練習会に参加できていない。 5月本番だというのに。 4月からの練習会は、マエストロH先生の指揮となっている。だから、なるべく休みたくないのだが、仕事が優先だ。仕方がない。 そして、結局遅刻。 でも、指揮者H先生も遅刻。 粛々とブラームス交響曲第3番の練習が進む。 私の隣で弾くHさんに、途中私が逆弓になっていたことを注意される。 やはり、練習不足だ。分かっちゃいるけれど、地味に落ち込む。 1楽章と4楽章に皆が苦手とする高速パッセージがある。 「うーん、ココは

          24.4月オケ練習会①:イジられているかもしれない。

          24.4月チェロレッスン②:自宅レッスン再開?

          レッスン室に入ってレッスンの準備をする前に、先生に私の所属するアマオケの定期演奏会チラシを渡した。 「チラシ、やっとできたんだね。それにしても浮かない顔して。どうした?」 と先生が私の顔をを覗き込む。 「定期演奏会の楽譜をもらったときには、本番が5月だってちゃんと分かってたんです。 3月から6月って私、仕事がめちゃめちゃ忙しくってマトモに練習できないのも分かってました。 でも、今回降りる(出ない)という選択もできなかった。 とても後悔しています。」 私はそう吐露した。

          24.4月チェロレッスン②:自宅レッスン再開?

          24.4月チェロレッスン①:ちょっとしんどい時期。

          レッスンを行うビルのエレベーターが改装工事中だった。 仕方がないので、チェロを背負って階段で5階まで上がる。 レッスン室に入ると、 「階段、大変だったろう。」 と先生が労ってくれた。 「いいえ。貧血治ったから、楽勝ですよ♪」 しまった。口が滑った。 案の定、先生の表情が険しくなった。 「なに、お前また貧血になってたの?」 幼少期からの栄養不足が祟って、私は栄養の吸収が悪い体質である。 チェロ先生にお世話になるきっかけになったのは、レッスン中に貧血で倒れて救急搬送され

          24.4月チェロレッスン①:ちょっとしんどい時期。

          24.3月 チェロ師匠の家

          日差しの暖かい日の午後。チェロ先生宅へ行った。 私がお邪魔するなり先生が話し出したのは、ベーレンライター出版のバッハチェロソナタの楽譜のことだった。 前々回のレッスンの際、楽譜の譜めくりの部分がおかしいと話していた。 先生は、ドイツ本社へ直接メールで問い合わせたらしい。 「一週間後に返事があったんだけど。この楽譜は研究資料として出版しているのであって演奏用ではないから、譜めくり位置など考えていないって。そんなことって、あるかな。」 師匠、ご不満の様子。 「じゃあ、ベーレ

          24.3月 チェロ師匠の家

          日常雑記:春、別れの季節。

          3月下旬。 この時期、私の職場では毎年職員の異動がある。 この職場に赴任して丸3年になる私。 今年、私に異動辞令はなかった。 昨年9月に一緒にロビーコンサートをやったピアノのY先生、クラリネットのK先生は異動となった。 ロビコントリオは解散だ(音楽教室じゃないよ笑)。 そして、私の直属の上司も。 ここぞというときに、大変頼りになる上司。 私が今までに出会った上司の中で、一番信頼の置ける方だった。 人事発表の翌日。 私はその上司の部屋に呼ばれた。 「ご栄転、おめでと

          日常雑記:春、別れの季節。

          24.3月オケ練習会②:懇親会の打診。

          これからは、ほぼマエストロ・H先生の指揮練習となる。 果たして、このカオスなブラームス交響曲第3番の演奏をマエストロはどうまとめるのか…(ちゃんと弾け、自分!)。 H先生の前で全楽章を弾くのは、今日が初めてだった。 私たちにしても、H先生がどういうテンポを求めてくるのか、この時までわからなかった。 私たちが練習していたよりも、若干速い。 とはいえ、常識の範囲内だ。ついていけない私たちが悪い。 指揮者って本当に大変だなぁと思う。 このカオスな音の集合体を、何をどうすれば良い

          24.3月オケ練習会②:懇親会の打診。

          24.3月チェロレッスン②:次のステップへ。

          「夜、久しぶりだなぁ。3週間ぶりか。」 レッスン室に入ると、開口一番先生にそう言われた。 3週間ってそんなに久しぶりでもないと思うのだが、なんだかんだで先生とは毎週顔を合わせていたからな。 「確定申告は終わりましたか?」 私が聞くと、 「15日には終わったよ。年明けから少しずつ書類揃えるようにしていたからね。」 先生、得意げにVサインしてみせる…かわいい。 先生の家、物が多いからなぁ。 「えらいですね〜。」 と言ってあげた。 「ところで、お前んトコのオケ。大丈夫なのか?

          24.3月チェロレッスン②:次のステップへ。

          24.3月オケ練①:困った、困った。

          今回の練習会は、本番指揮者による指揮練だった。 なので、ピアノソリストさんをはじめ、エキストラの方々もご参加くださった。 私自身、ちょっと緊張気味。 今回のマエストロ、何だかご機嫌な雰囲気だった。合わせ練習が陽気な感じで進み、楽しく思えた。 マエストロ、チェロパートに指示を出す際、なぜかトップのMさんにではなく、2プルト表に座っている私に指示する。 ホントになぜ?? 指揮台から見やすいから? 私の後方にはコントラバスもいるから? 仕方がないから、出された指示に私は一つ

          24.3月オケ練①:困った、困った。

          日常雑記:少しは楽しいことも。

          ここのところ、noteには悩ましいことばかり書いていた。 ちょっと良かったことも記録しておこうと思う。            ★ 長男が中学校を卒業した。 雪の舞う寒い天気だったが、晴れ晴れとした卒業式だった。 先輩後輩問わず、学校内で人気者だった長男。沢山の同級生に囲まれて、とても嬉しそうだった。 息子は同級生とは違う学校へ、一人で進学することになる。 受験を終えたことで、LINEを解禁した。 卒業式の3日前に初めてLINE登録した。 クラスLINEに入っていなかっ

          日常雑記:少しは楽しいことも。

          日常雑記:存在意義とか。

          右上の奥歯にヒビが入った。 噛み締めが原因である。 私は仕事中、どうも無意識に奥歯を噛み締めているらしい。四つの奥歯全てが欠けている。 右上の奥歯はヒビがとうとう神経に達してしまった。 激痛のため、たまらずいつものS先生の歯科医院へ駆け込んだ。 処置後、少しS先生と話した。 「今度の研修会、夜先生も出席だって?」 「どうしてそれを?」 S先生と私は専門分野が違う。 「M先生に聞いた。」 「ああ、なるほど。」 M先生はS先生の高校と大学の後輩だ。今も交流があるらしい。

          日常雑記:存在意義とか。

          日常雑記:居場所がない。

          中1次男のことである。 彼は、クラスに自分の居場所がないと感じている。 子どもの立場から見るクラス内の居場所というと、 ①仲の良い友達がいる。 ②自分が所属できる仲良しグループがある。 ③クラス内で何か秀でた存在として認められている。 ということではなかろうか。大雑把だが。 ①〜③全部でなくとも良い。一つが支えになれば、クラスでやっていける。 次男はというと。 ①は、一人だけいる。しかし、相手はとても社交的で、誰とでも仲がいい。よって、次男とのつながりが薄い。 ②③はない

          日常雑記:居場所がない。

          24.2月オケ練習会②/3月パート練習会

          2月2回目オケ練習会今回の練習会では、チェロのトップサイドをお願いされていた。トップは、いつもはトップサイドのKさん。 そして、この日はオケトレーナーU先生の指揮練だった。そんな日にトップサイドなど、しごかれるに決まっている。 曲は、ブラームス 交響曲第3番1楽章からスタート。 ディヴィジ(上下分かれて弾く)のピッツィカートに課題が出る。上下で合わさるところがハモってないとのこと。難しい部分でないために、油断が出てしまった。 3楽章はチェロのソロから始まる。 「さて。最

          24.2月オケ練習会②/3月パート練習会