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大きな時代の変化に「教育」は追いついていっているか?

小学生が就きたい職業、あこがれの職業は多くは男の子であれば「医師」「教員」「スポーツ選手」等が昭和生まれの常識だった。女の子は「ケーキ屋・パン屋」「保育士」「看護師」など。

そしてこれらは「親が子供に希望する職業」と多くは一致する。もちろん公務員や資格業(含:薬剤師や弁護士など)は子供たちが知っているか同課の違いも出てくる。

ところが最近は「時代の変化」が早く、親の知らない仕事が出てきている。

ここからは賛否両論あることは承知の上で。

知識の差

親の希望と子供の希望に変化ができている。
以前は仕事に関して
「親の知識」>>「子供の知識」
であった。

しかしながら、小学生も高学年になってくると、ネットを使える友達や兄弟から様々な知識が流れ込み
「親の知識」<<「子供の知識」
という構図ができてきている。

「Youtuber」に代表されるネットで稼いでいる人たち、親世代はどうやってお金を稼いでいるか理解できているだろうか?

新しい価値観

さらに、親の世代は「頑張ればいつか実を結ぶ」と信じて、それなりに成果を上げて来ていた。

しかし平成後期から令和時代、「頑張れば…」という人たちが報われてきているだろうか?

汗水たらして最低賃金。そして政治家や大企業は何をしているのかわからないのに高収入。

子どもたちが仕事をしている親を見て「幸せ」「やりがい」を感じられているだろうか?

「Youtuber」やインフルエンサーと呼ばれている人たちは、楽しんで仕事をしていて、最低賃金額をそれこそ「秒」で稼いでしまう人もいる。

「頑張る」ことが今は評価されていない。

また、お金を稼ぐよりも最近は「フォロワー何万人」の方が偉い。

極端に言えば「頑張れ!」は良い事なのか?時代にあっているのか?という問題もあります。

学校では当たり前に「努力」「がんばれ」が美徳。実社会はどうでしょう?

そして子供たちはどう思うでしょう?

むしろ「楽しんで!」の方が良いのかもしれません。

社会問題も身近な問題として

教員の過酷な労働環境もしかり。

モンスターペアレンツの対応や長時間勤務。過労死などはメディアでは取り上げられる事がない程当たり前になりつつある。

声は上がっているものの、なかなか改善されない。

それどころかメディアでは連日「不安をあおる」事ばかりを流している。

韓国や中国の反日活動、北の国のミサイル、ネタ切れの頃に「南海トラフ地震」。

大人世代であれば取捨選択できていると思われるが、子供にとっては怖い事ばかりで夢がない。

むしろ「怖い世の中」に慣れてしまっている。

世界的な感染症も同様。常に隣り合わせであり詳細を知らなければ「死に至る怖い病気」となっている。

すぐに答えを求める

ネット時代になると、わからない事はすぐにネットで回答を見つけてしまう。それが正解か不正解かは問題ない。

ネットで有名な人が相談などしている姿などを見ると、あっと言う間に「回答」している。

そうすると自分で考えず、そして自分で責任取らず、の姿勢になる。

自分で深く考えれば、自分に合った答えの候補が見つかり、比較することをある。しかしながら「これはこうです!」と断言されると「考える」という時間がないしとても楽であるため、ネットに頼ってしまう。


学校の役割・先生の役割

様々な物事に興味を持つ子供たち。ユニークで自由な考えはとても大切。

しかしながら教員含め、親世代は理解できていないことが多い。

子どもたちの「なりたい職業」は興味と共に、「夢」なのか「安定」なのかを考える必要がある。

子どもたちが一言「公務員になりたい」と言った場合、それは「安定した仕事を親が望んでいるから」と考えている可能性もある。もしくは不安定な親の状況を見て、「安定した仕事をしたい」と考えてしまったのかもしれない。

逆に公務員になって「日本を変えたい・守りたい」などと考えれば「夢」があって良いのではないか。

学校では様々な仕事があることを教える、魅せる必要がある。そして先生たちは子供たちが職業を選択し始める10年後に向けて、準備をする必要がある。

将来性云々ではなく、例えばYoutuberやネットで稼ぎたい、と子供が言った際には今現在と、これからの比較する必要ができてくる。そしてそのころには新しい仕事が生まれ出てくるはずである。

カタカナ仕事が増えてくると、それこそ年配の先生には理解が難しいかもしれない。そこは若い世代の先生に良い点悪い点を聞く必要がある。

子供たちの情報収集能力は時として先生たちを遥かに上回る事がある。

その為には集めた情報を「一緒に考えてみる」というのが大切になってくる。これが先生の役割でもある。

教えるという事はもちろん大切であり、時代にあった教え方、教える情報等が時代に沿っているか?という事になる

まさに教育、教師の「不易流行」と言ったところ。変わるものは変えていく。変わらない本流は変えない。

まとめ

最近の風潮について、以前は「頑張る」事が美化され評価されてきました。しかし今は評価も美化もされません。時代の大きな変化の中で楽しんでフォロワーを増やしている人が正義で、努力して最低賃金非正規雇用の世の中になっています。学校や先生は時代にあった教え方をする一方で、子供たちの頼りになる存在でありたいものです

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