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カワスケのひとりごと~利益の機能~

皆さんこんにちは😊
9月に入り、一段と過ごしやすい気候になったな~と思いきや・・・
台風の影響がしばらく続きそうですが皆さんいかがお過ごしでしょうか?

本日のカワスケのひとりごとは

『利益の機能』

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本コラムでもおなじみの当社創業者の師匠である一倉定先生は、利益について次のように述べられています。

「利益の本質は、事業存続費」

会社を絶対に潰さないために必要なものが利益です。

ただし、利益よりも大切なものがあります。

それが、お客様からの信用です。利益はあくまでも積み上げてきた信用の対価として手元に残ったもの。最終的な目的ではありません。

金儲けを目的としてしまうと、信用よりも利益を先に採るような判断がなされてしまい、結果信用を失うような組織の在り方がお客様や世間に否定されて会社は潰れていきます。

京セラの創業者である稲盛さんは、人格というものは「性格+哲学」という式で表せると仰っています。先天的に持っている性格と後天的に学び身につけていく哲学の両方から人間の人格は成り立っているということです。

企業にとって利益とは生き残るために必要最低限な性格的な要素だとすれば、もう一方の哲学的な要素とは「企業としての思想・価値観」なのだと考えています。

なんのために、利益を上げていくのか。

この哲学的な思想や価値観が低い組織は、金儲けという目的のためにお客様に本来売ってはいけない商品やサービスを販売したり、自分本位の商売をしたりして世の中を騒がせることとなりますが、長続きしないというのも世の常です。

本来の組織というのは、お客様本位に混乱し、その混乱があるからこそ対応するための知恵が生まれ、新たな商品やサービス体制が生まれるのだと思います。

孟子の言葉に「恒産なければ因って恒心なし」というものがあります。

「一定の財産や定まった職業がないと、しっかりとした良識を持つことができない」という意味です。

組織に置き換えてみると「経営基盤がしっかりとしていなければ、信念に貫かれた安定的な組織運営を保つことはできない」という言い方にでもなるでしょうか。

利益があるからこそ、お客様本位のサービスに注力できます。

夢を夢物語で終わらせない。そのためには利益は必要ですが、利益は正しい目的ではなく、すべての正しい目的を可能にするものです。

利益とは「組織が存続するため」であり、「新たな価値を生み出す源泉」でもあるというのが当社の利益に対する考え方です。

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今日のカワスケのひとりごとはいかがでしたか?😉

9月も毎週月曜日にひとりごとを更新していくのでお楽しみに~✨✨


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