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【日記】ハンドルネームとID

■イントロ

 みなさん、こんばんは。みらいやまさると最強の生活です。突然ですが、名前を考えるのって大変ですよね。自分も、曲名を考えたりとか、キャラクターの名前を考えたりとか、それなりに「命名」を経験してきました。

 最近、こんな動画を見ました。

 スマブラをはじめ、ゲーム趣味の人は自分の「プレイヤーネーム」を考える機会があります。「電車内での呼びやすさ」は数ある基準の一つに過ぎませんが、少なくとも「色々な状況に考慮する必要がある」のは確かです。

 ゲームにせよ、SNSにせよ、インターネットと共に生きる以上は「自分のもう一つの名前」、つまり「ハンドルネーム」が必要になります。こういうのは最初が肝心です。適当に決めると後で引きずることになりますから。

 ということで、今回は「ハンドルネームとID」を考察します。


■おれの話

 回り道ですが、自分のハンドルネームについて話をさせてください。私には、音楽活動をしている「未来屋マサル」という名義と、ゲーム実況を中心に活動している「みらいやまさると最強の生活」という名義があります。

 ※興味がない人はマルゴト飛ばして、次の章から読んでください。


➀みらいやまさると最強の生活

 みらいやまさると最強の生活、はハンドルネームぽくないですが、音楽活動をしている未来屋マサルとは区別したかったのと、「なんか長い名前だな」というインパクトを与えたかったので、あえて文章にしてみました。

 (ちなみに、語呂の元ネタは「倉敷ちほりの快適な生活」です)

 それから、このチャンネルを作った当初は、今の家に引っ越したばかりだったので、防音室をはじめとして生活が最強になっていく様を投稿したり、ルームツアーとかモーニングルーティンとかやる気だったんですよね。

 ひらがな表記なので「未来山猿」と読まれてしまうなど不便もありますが、企画名をすべて「〇〇と最強の生活」にできる、という地味なメリットもあります。まあ、これに関しては完全に「よゐこの〇〇生活」ですが。


②未来屋マサル

 未来屋マサル、という芸名は、だいたい12~13年くらい前に名乗り始めました。それまでは「まらいあ」というハンドルネームでニュー速VIPのパートスレで作詞作曲していて、その名残で今も「まらいあ」と呼ばれます。

 まらいあ名義から変えた、というか新しい名義を作ったのは、いくつか理由がありました。最大の理由は、これから音楽を続けていくにあたって、ひ らがな四文字では、あまりにもオリジナリティがないと思ったからです。

 それから(今はもうやってませんが)当時はFacebookにアカウントを持っていて、本名で登録したくなかったので苗字+名前のハンドルネームを作った方が後々便利かも、とも考えました。実名SNSがなんぼのもんじゃい。

 かつて私が活動していた作曲スレに、「屋」のつくハンドルネームの方がいて、「〇〇屋ってなんか格好いいな」と思っていたので「屋」を入れるのはなんとなく決めていました。そのままサークル名っぽくなるのもいい。

 (ちなみに、TCGのサプライとかを作ってるサークルの「未来屋」さんと関係あるんですか?ってたまに聞かれるんですけど、完全に偶然です)

 ハンドルネームを決める時に重視した要素がもう一個あります。その作曲スレにミヤコさんという方も居たんですが、コラボする時の表記がMYKだったり、385だったり、だったり、ものすごくフレキシブルだったんです。

 これを見て「画期的すぎる」と思ったので、「自分のハンドルネームも数字で表記できないか?」と考えました。結果、「まらいあ」の響きを残したまま姓は未来屋、下の名前は「ま」の頭文字を残してマサルにしました。

 正直、3018で「みらいや」と読ませるのには少し無理がありますが、まあご愛嬌ということで。余談ですが、ゲームで部屋を立てる時のパスワード等は数字4文字のことが多いので、とりあえず3018と入力できて便利です。

 それから、語呂も大事にしました。口に出して気持ちいいかどうか、は大切な要素ですよね。どうですか「ミライヤマサル」の語感。思わずフルネームで呼びたくなるようなスムーズさ。少なくとも自分は読みやすいです。

 ハンドルネームを変えたので、TwitterのIDも「@maraia_sdc」から変更しました。SDCは「作曲できる奴ちょっとこい」の略。アンダーバーは便利ですが、サイトによっては使用できない記号なので変えたかったんです。

 こうして、私のハンドルネームは「未来屋マサル」になり、TwitterのIDは「msr3018」になりました。マサルを「masaru」と書く方法もありますが、「kwsk」とか「ksk」を使っていた時代の人間なので母音は省きました。

 今でこそ、Vtuber等の文化も隆盛して、苗字+名前のハンドルネームは珍しくなくなりましたが、当時はあまり多くなかったような。10年以上前に自力で命名したにしては、なかなか優秀なネーミングだったと思います。

 ちなみに、苗字+名前のハンドルネームはエゴサも便利で、フルネームで「未来屋マサル」にすると自分しかヒットせず、フォロワー内で検索する時は「未来屋」または「マサル」で検索する、といった工夫でヒットします。

 曲のタイトルの付け方でも書きましたが、「よく使われている言葉を使って新しい組み合わせを作る」のはオリジナリティの基本だと思います。奇抜な言葉や難しい漢字を使うんじゃなくて、組み合わせ方で自我を出そう。

 とか言ってますが、未だに「夢屋まさる」と混同されたり、札幌市に「未来少年まさる」という改造自転車に乗ってるオジサンがいたりして、どんなに工夫しても被るときは被るんだとも思います。それは諦めましょう。


③まらいあ

 いや、そもそも「まらいあ」はどっから来たんだ、という話も一応しておきます。20年くらい前、当時の2ちゃんねるの「AA長編板」に住んでいた私は、「マライア鈴木」という名前のハンドルネームを使っていました。

 私の苗字はぜんぜん鈴木ではないんですが、自分と誕生日が同じパパイヤ鈴木さんが何となく好きで「元祖でぶや」を見ていたりしたので、パパイヤ鈴木っぽいハンドルネームを使っていました。ダンサーっていいよね。

 マライアはどこから来たかと言うと、当時の私が好きだったアニメ「おねがいマイメロディ」から来ています。「おねがいマイメロディ」の主人公は歌ちゃん、そして、その歌ちゃんのお父さんが言ったダジャレの中に、

 「まらいあ~、あ、間違えた。ただいま~」

 という衝撃的な内容があり、いくらダジャレキャラとはいえ「朝の9時にこんなシュールなダジャレを?!」と面食らった私は、そのままマライアを自分のハンドルネームに組み込んでしまったのです。いや意味不明だな。

 そして「AA長編板」から「ニュース速報(VIP)」へ移り住み、そのまま「作曲できる奴ちょっとこい」へ取り込まれた私は、適当なハンドルネームが必要だったので、とりあえず鈴木を外して「まらいあ」になりました。

 とは言え、いちいち説明するのも面倒なので、「未来屋マサル」について聞かれた時は「まらいあから来てます」と話していて、「まらいあ」について聞かれた時は「パパイヤ鈴木と誕生日が一緒なんですよ」と話します。

 そう言えば、「名前の由来を聞かれた時にスムーズに説明できるかどうか」も、ハンドルネームを決める上で大切な要素の一つかもしれません。長くなりましたが、私のハンドルネームの由来については以上となります。


■理想のハンドルネームとは

 自分語りが長くなりましたが、いよいよ本題です。要するに、ご理解いただきたいことは「ハンドルネームを決めるなら、後々を考えて便利なものにしよう」ということです。後から変えられないくらいの気持ちで決める。

 まずは、何を以て理想的とするのか、条件を考えます。


➀覚えられる・呼べる・読める

 特に、私のように芸名として使ったり、Youtuberになったり、イラストレーターになったり、プロゲーマーになるなら、その名前をたくさんの人に覚えてもらう必要があります。難しい漢字や、難しい英単語は避けたいです。

 一方で、英語表記もないと海外進出した時に困るかもね、みたいな話もあります。多くの一般人にとって海外は無縁でしょうが、クリエイターならクレジット表記が英語になるかも、みたいなのは気にしたいところですね。

 呼びやすい、には滑舌的な課題と、精神的な課題があります。たとえば、早口言葉みたいな名前や、長すぎる名前は、自他共に不便です。精神的な課題とは、冒頭の電車問題のように、極端に言えば下ネタは避けるべきです。

 たとえば「未来屋マサルさん」というフルネームは流石に芸名っぽいですが、電車内で「マサルさん」と呼ばれるのは全く問題ありません。苗字+名前にして下の名前を普通なものにしておけば、電車問題もクリアできます。

 読みやすい、は覚えてもらえるかどうかの話と似てますが、やはり読めない漢字は避けるべきでしょう。漢字そのものが簡単でも、どう読むのかわからないとか、一発変換で出てこない、みたいなのも微妙だと思ってます。


②エゴサしやすい(3文字以上)

 ストリートファイターで活躍されている「」選手が優勝した時に、名前が一文字なのでTwitterのトレンドに乗らない、という話があったそうです。また、「翔」の文字はよく使われているので、エゴサもし辛いでしょう。

 よくある問題として「親しみやすい名前にしようとしたあまり、単語が一般的すぎて固有名詞として認識されない」という悩みや「同じ名前の人がたくさんいて差別化できない」というトラブルがあります。難しいですね。

 エゴサ問題はよく話題になりますが、短すぎると検索対象が多くなってしまい、長すぎると表記揺れが激しくなって検索に引っかからない、というジレンマがありますよね。名前が長いとツイートする人もうんざりします。

 表記揺れをコントロールするのは大切で、シンプルに言えば「文字の見た目ごと覚えてもらう」のが大切だと思います。「未来屋マサル」を見た人に「ミライヤマサル」でもなく「未来屋まさる」でもないと覚えてもらう。

 先程の「難しい漢字や英単語を使わない」という話にもつながってきます。結局、ツイートする人がいなければエゴサもできないので、わざわざ変換できない漢字や、スペルミスしやすい英単語を使うのはナンセンスです。

 文字数も、短すぎると名前として認識されにくく、長すぎても入力する側が大変になってしまうので、そうですね、だいたい三文字から四文字くらいの単語、ないし呼び方が定着するのが理想的なんじゃないかと思います。


③一般名詞や固有名詞を避ける

 いや、「一般名詞も固有名詞も避けたら何も残らんやろがい」という話ではあるんですが。一般名詞を避けるとは、食べ物の名前とか動物の名前にしちゃうと色々と不便だよね、ということです。エゴサもできなくなるし。

 全く駄目な訳ではなくて、たとえば「高橋トマト」みたいな名前にするなら、それぞれの単語はポピュラーだけど、組み合わせると固有名詞になる、みたいなバランスなので、そんなに悪くないんじゃないかなと思います。

 固有名詞もそうで、よくあるのがアニメキャラの名前をそのままハンドルネームにするとか、歴史上の偉人をそのままプレイヤーネームにしちゃう、みたいなパターンです。ぶっちゃけると、幼稚な印象になると思います。

 あと普通に著作権的に微妙だったりとか、そもそも有名になることを想定していないネーミングだと思うので、多くの人の目につく場所で使うのは辞めた方がいいでしょうね。大人になった時にイタイというのもありますが。

 ですが、これも工夫次第だとは思っていて、たとえば「進撃の巨人が好きなのでハンドルネームにタイタンを入れました」みたいなのは別にいいと思います。自分の好きなものからハンドルネームを考える人は多いですね。


④自分のポリシーを表している

 名前の由来を説明する機会は、思っているよりも多いです。その名前が珍しければ特に。そんな時、自分の名前の由来を説明しながら、その理由や言葉遊びが格好良ければ、かなりドヤ顔できるポイントだと思いませんか?

 ブリヂストンは「石橋」から来ている、みたいな豆知識は世の中にたくさんあります。先程のタイタンの例もそうですが、とりあえず英語に変換してみる、みたいなアプローチは多いですよね。連想しやすいんでしょうね。

 もしも、全くハンドルネームが思い浮かばないなら、まずは自分の好きなものを考えてみるのがいいかもしれません。もしくは、自分の好きな台詞とか、格言みたいなものから持ってくると、由来の説明も格好良くなります。

 たとえば、自分は「LEAVE ME IN PEACE」という英文が好きです。ピースという単語が入ってますが「平和」という意味ではなく「そのままにしておいてくれ」、つまり「僕を放っといてくれ」という意味の文章になります。

 なので、この頭文字を使って「LMIP」みたいなIDを使っていたことがありました。アナグラムですが、「LIMP」という単語も好きです。「LIMP」には「ぐったりする」みたいな意味があって、自分に合ってるな、と思います。

 音楽をする人にオススメなのは、やっぱり「SING」と「SIGN」じゃないでしょうか。「歌う」と「信号」がアナグラムになってるの、すごく素敵だなと思います。こういう言葉遊びを見付けて名前にするのはいいですね。

 アナグラムや言葉遊びは、オリジナリティが簡単に出せるうえに、名前の由来も格好良くなりがちなので、オシャレにまとまることが多いです。ですが、やりすぎると覚えにくくなったりわざわざ感がイタイ時もあります。


⑤苗字+名前を用意しておく

 これは諸説ありますが、個人的にはおすすめです。プロゲーマーには少ないですが、ペンネームとかは未だに苗字+名前になってることが多いのではないでしょうか。アーティストは半々って感じですかね。どちらもいる。

 肝要なのは「よくリスナーに呼ばれるのは名前オンリーだけど、正式な表記はフルネーム」みたいな感じで、それぞれの良いところを活用することだと思います。呼びやすさとオリジナリティを兼ね備えているのがいい。

 ハンドルネームらしくするなら、苗字か名前のどちらかで「遊ぶ」のがいいでしょうか。簡単に言えば、片方は普通にして、片方はちょっと変える、という意味です。名前の表記をカタカナにしたり、ありえない苗字にする。

 もし、「高橋トマト」のように名前の方で「遊ぶ」なら、苗字の方は普通にした方がバランスがいいでしょう。もちろん、「赤見かるび」のようにフルネームでダジャレのようになっているのも、芸術点が高いと思います。

 あと余談ですが、苗字を普通にしておくと「オフ会でサイゼリヤに行った時に困らない」みたいな小技も使えます。本名を知らない人と飯を食う時に「なんか適当な苗字ないかな…」とはならずに「タカハシ」と書けます。

 スマブラ勢は「サクライ」と書くことが多いらしいです、マジで?


⑥数字やアルファベットで表現

 私の友達に「ざくろ」というハンドルネームの方がいて、ポケモン剣盾の背番号を「396」にしていたのが印象的でした。それ私もやりたかったんですが、背番号は最大3桁だったので「3018」は入らなかったんですよね。

 自分の名前が「たまたま」数字で表せるのは面白いですが、ハンドルネームの良いところは「どんな名前にしてもいい」という点です。どんな名前にするのも自由なら、どうせなら数字ネタも仕込んでおきたくないですか?

 また、アルファベットで表現できるようにしておけば、SNSのID等を決める時にも役立てることができます。昔のゲーセンの筐体とか、ランキングにアルファベット三文字で入力とか、ありましたよね。そこでMSRですよ。

 そんな感じで、「ひらがな四文字で自分を表現して」とか、「アルファベット三文字で」とか、「数字四文字で」と言われた時に、「こうきたらこう」「それにはこれ」というピッタリの表記があるのは嬉しくなります。


⑦あだ名(愛称)があってもいい

 ポケットモンスターがポケモンと呼ばれるように、スマッシュブラザースがスマブラと呼ばれるように、ドラゴンクエストがドラクエと呼ばれるように、「本当の名前」と「親しまれた呼び名」は、別々でも構いません。

 イベント名や番組名を決めるとき、あざとい人は「どう略されるか」まで想定して命名しています。お笑い芸人で言えば、「ジャングルポケット」や「コロコロチキチキペッパーズ」は略される前提で命名したそうです。

 私の友達にもお笑い好きがいるのですが、いつも「コンビ名が『磁石』なのは最悪のネーミングだ」とこぼしています。まあ、渋くていい名前だとは思いますが、エゴサするのは難しいでしょうね。Google検索も辛そう。

 自分で自分の愛称まで想定するのは、ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、「略すと下ネタになっちゃう」みたいな事件は避けることができるので、少しは考えた方がいいと思います。どう呼ばれるのかな、みたいな。

 たとえば、自分は「マサルさん」と呼ばれることが多いのですが、どうしても我々の世代だと「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」を思い浮かべてしまうでしょう。まあ、実際にロマンスとかも歌うんですが。

 名前イジりは、イジりの中でも最もシンプルな手法で、なぜかと言うと「その人のパーソナリティを知らなくても名前だけ知っていればイジれる」という性質を持っているからです。だからつまんねえ奴が使うんだけど

 ネガティブな話はさておき、先程の「マサルさん」は札幌での音楽活動で呼ばれることが多く、インターネットで知り合った昔からの友達のほとんどは、私のことを「まらいあ」と呼んでいます。これは本当にあだ名ですね。

 ちょっと複雑にはなりますが「活動名は未来屋マサルだけど、大抵の人はまらいあって呼びますよ」みたいな構造でもいいと思います。たとえば、正式表記は「Killin9Hit」だけど「ケーエイチ」と呼ばれている、みたいな。

 ⇩貫禄のある例


■理想のIDも考えてみよう

 さて、ハンドルネームについての考察が進んだところで、理想のIDについても考えてみます。今の時代、プロゲーマーでも、イラストレーターでも、アーティストでも、SNSのアカウントが絶対に必要になってきますよね。

 そして、Twitterと、Youtubeと、ドメインと、メールアドレスと、どうせアカウントを作るなら、表記を全部統一したい。ですが、行き当たりばったりで決めてしまうと、後から変えたくなったりしてバラバラになります。

 自分が何かプロジェクトを始めるときは、とりあえず「全部のSNSで共通のアカウント名が取れるか」を先にチェックすることもあります。先に取られている場合もあるし、文字数や記号が制限されている場合もあります。

 SNSのIDとは、名刺のようなものです。SNSのIDがバッチリ決まっていて、そして統一されていて、覚えやすく、オリジナリティがあり、長すぎず、短すぎず、美しければ、そのブランドは魅力的に見えると思います。


➀長すぎず、短すぎない

 結論から言えば、8文字前後がいいと思います。IDで8文字以上、みたいな基準は結構あると思うので、条件を満たしたいですね。英語の場合は、二つの単語くらいで短くまとまっていると格好いいと思います。ZETAとか。

 とは言っても、個人レベルなので、派手にする必要はないと思います。それよりは、シンプルにまとまっていて、あまり長くないIDだと「ちゃんとしてるんだな~」と思います。SNS毎にバラバラなのは、わりと気になる…。

 それから、SNSのアカウントや、ゲームID等は友達に教えることも多いので、口頭で読んだ時に伝わるのも大事だと思います。たとえば「msr3018」だったら、「アルファベットでmsr、数字で3018」だけで済みますから。


②アルファベット+数字

 記号は使わない方がいいです。理由はシンプルで、SNSによって記号が使えるかどうか、基準がバラバラだからです。アンダーバーとかハイフンとか、基本的な記号ですら「え、駄目なの?」というパターンがあります。

 アルファベットと数字が使えないSNSは、まあ存在しないと思います。逆に「必ず数字を混ぜてください」というパターンもあるので、アルファベットだけじゃなく数字も使うのがベターでしょう。被りも避けられますし。

 それから、アルファベットと数字を混ぜるのは見映えの問題もあります。アルファベットだけだとスペルミスを誘発しますし、数字だけだと覚え間違いがあります。「msr3018」は七文字ではなく三文字+四文字なんですね。

 ちなみに「3018」みたいな「自分しか使わない4桁の数字」を決めておくと、専用アカウントを作るときにIDに迷わなくて済みます。たとえば私の場合、遊戯王垢は「@yugioh3018」でボカロ垢は「@vocalo3018」でした。


③誰とも被らない文字列にする

 先にちょっと書いちゃいましたが、誰にも被らない文字列にしましょう。オシャレなIDは、取られていることが多いです。たとえば「@zakuro396」というIDは、TwitterとInstagramで明らかに別人でした。被りですね。

 ハンドルネームもそうですが、被ってないかどうかは、Googleで検索したり、Twitterで検索すれば、だいたい事前にわかると思います。自分なりの素晴らしいアイデアが誰かと被っていたときは潔く諦めるといいでしょう。


④英語<ローマ字にする

 多くの日本人の第一言語は日本語です。英語のスペルには得意/不得意があるので、覚えやすい簡単な単語にするか、ローマ字にして読みやすい表記にするのがベターでしょう。地味に、自分がスペルミスするのも防げます。

 それから「@msr3018」のように母音を省くのも一つの手段です。そうなると、ハンドルネームにaiueoの音は含まれない方が美しいかもしれません。また、ナ行も「n」が「ん」になってしまうので考慮する必要があります。

 また、ローマ字で表記するなら、「shi」や「tsu」や「chi」など、3文字になってしまう読みは避けた方がいいのでしょうね。促音(ッ)も扱うのが難しそうです。結局は、実際に文字を書いてみて見た目で決めるんですが。


⑤ゲーム名・クラン名を入れる

 自分はスマブラ勢なので、周りには「SSBU」とか「SSB4」みたいなIDが多いです。前者のIDは「大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL(英語名はULTIMATE)」なのでSSBU、後者のIDは前作の「for WiiU」なので4です。

 そのゲーム用にアカウントを作るなら、こういう頭文字を入れるのもアリです。ただし「SSB4」のように、そのゲーム自体が過去作になってしまう場合もあるので、どのくらいの期間そのIDを使用するのかは考慮しましょう。

 その点、ゲームジャンル全体を指している「FPS」は使いやすい頭文字ですよね。遊戯王プレイヤーは「YGO」とか、カードゲーム色々なら「TCG」でもいい。ぷよぷよプレイヤーは「GTR」とか使ってもいいと思います。

 ⇩貫禄のある例

 私も、過去のIDでは「作曲できる奴ちょっとこい」の略である「SDC」を入れていたし、友達はパルクールが趣味なので「PK」を入れてました。いずれにしても、その趣味に生涯を捧げる気がないと、いつか古くなります。


⑥leetspeak(ハッカー語)を使う

 これは理想とはちょっと違いますが、わざと「A」を「4」に置き換えたり「E」を「3」に置き換えたりする言葉遊びがあります。日本の文化で例えるなら(かなり古いですが)「ギャル文字」がそれにあたるんでしょうか。

 ⇩貫禄のある例

 プロゲーマーぽいですし、スタイリッシュさは半端ないですが、やはり一発で変換できないところとか、正式な表記でツイートしてくれる人が少ないとか、読み方を間違えられた、みたいな細かい問題点は多そうですよね。


■いざ命名

 さて、ウダウダと書いてもオチがつかないので、なにか「架空のハンドルネーム」でも考えて、この記事を終わりにしたいと思います。ハンドルネームだけではなく、各種SNSで使うIDも考慮して命名していきましょうか。

 今回は、架空のハンドルネームということで、ポリシーや趣味から命名するのは難しそうなので、「IDにした時のおさまりのよさ」とか「数字で表せる」とか「苗字+名前にする」みたいな条件で考えていきたいと思います。

 まずは、数字と漢字で表記できるように、語呂合わせを考えていきます。「城」「白」「黒」「波」「花」「石」「南」「西」「箱」「橋」「色」「肉」「梨」「母」「串」、漢字一文字だと、こんなもんでしょうか。

 次に、ここから苗字に使えそうな組み合わせを考えてみます。できるだけ普通の苗字にすれば、前述のサイゼリヤ問題も解決できそうです。色々な組み合わせが考えられますが、今回は「石橋」をチョイスすることにします。

 さて、これで「1484」の部分は完成です。ここでピンと来ました。「石橋を叩いて渡る」という諺から「ワタル」という名前を取るのはどうでしょうか。ちょっと普通すぎる気もしますが「@wataru1484」は超美しいです。


 石橋ワタル「ハンドルネームの由来ですか。まあ、本当にそのままなんですけど、石橋を叩いて渡るって言葉がありますよね。自分は慎重な性格なんで・・・・まあ、適当につけたんで、面白味はないんですけどね(笑)」


 ほら、石橋ワタルもこう言ってます。電車内で「石橋さん」と呼ばれても、「ワタルさん」と呼ばれても、特に問題なさそうです。そうと決まれば早速、この素晴らしいアイデアが既出でないか、検索してみましょう。


おや…?


まずい


ウオオオオオオオオオ


■アウトロ

 いかがでしたか? まあ、ぶっちゃけハンドルネームにも、SNSのIDにも、正解なんてありゃしないので、好きにつければいいと思います。自由に決まってんだろ、そんなもん。適当につけても、そのうち馴染んだりするし。

 自分はもう、未来屋マサルって名前から変えることはないので、これからハンドルネームを考える人はうらやましいなって思います。本名は親に決められてしまいますが、ハンドルネームは自分自身で決められますからね。

 でも、どうせ名乗るならクレバーで、キャッチーで、スタイリッシュで、オリジナリティがあって、それでいてクサくなく、電車内で呼べて、利便性にも富んでいる、完璧なハンドルネームにしたいものです。おれだけ?

 書くことなくなったので以上。みらいやまさると最強の生活でした。

 

 

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