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鬱病との闘い

3年前より業務過多、得意先からの理不尽な要求に心が折れてしまい、重度の鬱病と診断されました。そこからは毎月の通院及び毎日の薬の服用を続けています。
直属の上司が理解のある方だったので、休職という選択はせず、仕事量を減らし何とか持ち堪えていました。
しかし昨年10月に、当時0歳の次男が右腕を骨折。私も妻もいつ、どのタイミングで骨折させてしまったのか、正直判らず‥それから1週間後、職場へ刑事が3名やってきました。
「次男の骨折のことでお話を伺いたい」
あぁ虐待を疑われているんだなと思いました。
任意の聴取ながら取調は5時間にも及び妻も別室で取調を受け、無関係の長男はその晩、施設にて預かると言われ‥翌日、児童相談所にて福祉司との面談がありました。
「虐待の疑いがある以上、あなた方の元へお子さんは返せない」一時保護通告を受けた瞬間、崩れ落ちました。
その後、子供達の家庭復帰へ向け、やれることは全てやり切りました。結果、妻の実家にて第三者がいる場所での生活を条件に子供達は家庭復帰しました。今年1月から私のみ元々暮らしていた部屋で単身生活を開始。仕事へ打ち込もうと先月迄必死に働きました。
そんな中、仕事に没頭するあまり、同じプロジェクトメンバーの男性2名、女性1名へ心無いメールをしてしまいました。
やる気ないなら外すぞ、力があるんだからちゃんとやってくれ、俺は強い組織にしか興味がない‥などかなり強めの言葉を送りました。
自分一人が突っ走って、結果感情のコントロールが効かなくなってしまいました。
男性2名には直接謝罪出来ましたが、女性方からセクハラを受けていたと人事を通じて訴えがありました。
私自身、その言葉には驚き、当惑し、根拠はなんだろうかとずっと考えていました。
彼女は普段から頑張り過ぎる傾向にあり、時折「消えたい、辞めたい、誰も認めてくれない」等と口にしており、私のようにはなってほしくない、させたくないという強い思いから労いや感謝の言葉、無理しすぎないようにとの言葉を頻繁にかけていました。
食事にも複数回誘いましたが、コロナワクチンを接種してからとの返事だったので何の考えもなしに誘っていた私に非があるなと理解しました。
彼女は私の誘いを断った報復で、心無いメールを送られたと感じ怖くなったと話していたそうです。
正直ショックでした。良かれと思ってした行動が、そう捉えられていたこと、またそれに気付けなかった自分への罪責感、何をやっても空回りする虚無感。
この半年間、控えめにいっても生き地獄でした。
そこへ更に追い討ちをかける形で今回の事。
もう生きていくのが嫌になりました。
それでも家族や友人や職場の理解者がいてくれるのが、私の心の支えになっています。
今後暫くは地元へ拠点を移し、ゆっくり治療に専念する事に決めました。
相手を尊重、心配、優先するあまり、私は自分自身を蔑ろにしていました。
起きてしまったことは仕方ない、誤解されたことも仕方ない、今後自分がどう行動していくのか、どう生きていくのか、まずはそこから考えなければ。自分ファーストになれれば楽なんでしょうね。
もっと自分を肯定したいです。
ただ、セクハラという言葉、噂が独り歩きするのも正直許せない気持ちもあります。
これは今後の自分の在り方で証明していくしかないのかな。
まだまだ朝起きたとき、夕方から夜になるとき、根拠なき不安感と絶望感が襲ってきます。

ただちゃんと向き合わなければ、このまま俺は死ぬんだなと思います。

ちゃんとしなきゃなぁ。それだけです。

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