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京都に行きたい

口を開けば「京都に行きたい」と呟いています。このご時世でしかもワクチン未接種(今月末に1回目予定です)、緊急事態宣言が出ている地域に暮らしている以上、まだしばらくは叶いそうもありません。

京都には修学旅行や出張も含めると10回ほど行っています。半分くらいは一人旅です。一人だと自分の行きたいところを好きなだけ回れるし、食べたいものを誰の好みに合わせることもなく食べられるのは良いのですが、予定を詰め込み過ぎて毎回疲労困憊状態になってしまうのが困りものです。

なかでも毎回のように訪れているのが「東寺」。高校の修学旅行で初めて訪れた時に漆黒をまとい聳え立つ五重塔の美しさに心を奪われてしまいました。新幹線の車窓から五重塔が見えると間違いなくテンションが上がってしまいます。現在の塔は焼失を重ねて1644年に再建されたものとか。それでも300年以上この地に在るわけです。修学旅行で訪れたのは30年以上前。あれから何度訪れてもその佇まいは17歳の自分が見た時のまま変わりません。今後何回京都に行けるかわかりませんが、おばあさんになっても歩いて動けるうちは何度でも訪れたい場所です。

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祇園から白川沿いを歩き、八坂神社を経由して清水寺まで歩くのも好きです。かなりの距離ですが歩けてしまいます。そういえば15年ほど前に八坂神社を訪れた時、ちょうど結婚式に出くわしました。9月の残暑厳しい日だったので相当暑かったのではと心配にもなりましたが、雅楽の生演奏が響く中、とても感動したのを覚えています。

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八坂神社の「美容水」毎回お参りしては、ありがたいお水をお肌にいただいてしまいます(笑)

二年坂、三年坂ではついつい寄り道をしてしまいます。お香屋さんや飴屋さんに立ち寄って、石畳の道を振り返ったら八坂の塔。

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お気付きでしょうか。東寺の五重塔の写真とは別日(別の年)なのですが、もれなくどれも天気が悪いです。この後見事に降られました。雨女もたいがいにしてほしいものです。

二年坂の途中で立ち寄りたいのが、甘味処「かさぎ屋」さん。三色のおはぎが有名ですが、この日は蒸し暑かったので「しるこセーキ」をいただきました。

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すてきな茶器でお茶が出てきます。まずここで心をわしづかみにされました。お盆に彫られた柿がまたいい。

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こちらがしるこセーキ。あんこのスムージーといったところでしょうか。甘すぎるあんこが苦手で、小豆そのものの味が好きな私にぴったりのやさしい甘さ。冷たい白玉が良いアクセントです。この時は6年ほど前だったかな。今度は少し寒い時期に、あたたかいお汁粉をいただいてみたいです。

他にも繰り返し訪れているのは、平安神宮、三十三間堂、竜安寺、東福寺、壬生寺(新選組好きなもので)、野宮神社、祇王寺(苔の美しさ!)等々。まだまだ行けていない観光スポットも多かったのですが、実は昨年の秋にGOTOとかプレミアムクーポンが使えた頃、ちょうどコロナも今に比べたら少し落ち着いていた時期ですが、自己責任で一人で、京都に行きました。

大好きな京都に少しでもお金を落としたい、しかし関東から来てほしくないという人もいるかも知れない……色々な考えはあると思いますが、誰にも会わず、人混みには行かない。ホテルや飲食店のスタッフ以外とは喋らない。消毒グッズは多めに持参しマスクもこまめに替えて、細心の注意で行こう、と。恐らく観光地が空いているタイミングで京都に行ける機会もそうないだろうということで、思い切って行ってきました。

どうせならこれまでなかなか行っていないところに行こう、ということで、大型観光スポットでない場所を選びました。次回の記事で旅レポを綴りたいと思います。

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