黒沢富尾神社の「神踊り・杖踊り」。
のどかな景色のこちらは、佐伯市青山の黒沢地区です。
大きな杉のご神木の下には、神社があります。黒沢富尾神社です。
黒沢富尾神社は、「佐伯惟治」が祭祀された1527年創祀の神社。
佐伯市と延岡市にある「富尾神社23社」の本宮であります。
この大きな杉のご神木も、神社の創建と同じ頃からのものと言われており、
佐伯の歴史を静かに見守り続けてくれています。
さて、子どもたちが独特な衣装で、杖を振ります。「杖踊り」です。
そして、大人も。
さらには、「神踊り」も。
この「神踊り・杖踊り」は大分県の無形民俗文化財に指定されております。
神社の境内で行われる姿は素敵です。
木漏れ日が射す厳粛な雰囲気の中、伝統的なその様子が見れました。
「神踊りをするか、杖踊りをするか」、
これは各家庭で決まっているそうです。
代々受け継がれてきていて、
神踊りから杖踊りに担当替えをすることはないとのこと。
この伝統行事が続いていきますように。