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内向型と外向型の
科学的根拠


「内向的」「外向的」。

良い悪いでも勝ち負けでもなく
そんな気質が存在することは、
これを読んでいるあなたも知っていると思います^^

でも、それって一体何が違うんでしょうか?
そして、違う理由は?

今日は、内向的、外向的の科学的な違い
そしてその根拠についてお話ししますね!

内向型・外向型の祖


内向型、外向型の概念を作ったのは
心理学の3大巨匠の1人、
カール・グスタフ・ユング(スイス)です。
(『心理学的類型』1921の中で言及。)

ユングはタイプ論の中で、心の態度の傾向から、
人の気質を
内向型・外向型の2つに分けました。

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外向型とは…興味関心が
外の世界へと向かい、
外界の刺激に影響を受けやすい態度のこと。

内向型とは…興味関心が
自分の内なる世界へと向かい、
自己に関心が集まりやすい態度のこと。
-----

この分け方は、
外向型の人は、
人と関わったり
社交の場で活力を得るのに対し、

内向型は社交によって消耗し、
孤独の時間に充電するという

現在も続く両者の心的傾向と一致していますね。

また、彼は内向型、外向型は
一種のスペクトラムで、

どちらかにはっきりと分類されるものではなく、
その中間に位置する「両向型」の人もいるとしました。

内向型は”脳”で決まる


今までに様々な研究が行われてきましたが、
内向型と外向型の違い
科学的な違いは全て
「脳」に依存しています。

その中でも、発達心理学者ジェローム・ケーガン教授の
実験結果は、

内向型の人にとって最もしっくり来ると思うので、
ここで紹介しますね!

内向型の人は簡単にいうと「高反応」なのです。
つまり、何事においても「敏感」ということ。

=====敏感さに関する実験=====
ハーバード大学で生後4ヶ月の乳児500人に対し、

「録音した声」
「色鮮やかなモビール」
「先端にアルコールを浸した綿棒」

などの未知の体験で刺激を与える、
といったものから始まりました。

結果は

20%「高反応」元気よく泣く。
手足をばたつかせる。

40%「低反応」静かで落ち着いたまま、

40%「中間」。

その後、被験者に対し2、4、11歳の時に追跡調査をしたところ、

4ヶ月時点で「高反応」だった子
→ 思慮深く慎重な性格に成長
(シャイ、臆病、慎重、
「抑制的な気質」)

4ヶ月時点で「低反応」だった子
→ おおらかで自信家の性格に成長
(社交的、自発的、大胆不敵、
「非抑制的な気質」)

という結論が出たのです。

======

ポイントは「扁桃体」


上の実験からわかるように、
内向型=人嫌いではなく、
刺激に対して「敏感」なだけ。

また、そうなる理由は、
高反応の人の脳は生まれつき、
扁桃体が活性化しやすいからです。

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(扁桃体=大脳辺縁系の奥に位置する、感情脳とも呼ばれる部位。
ラットなど原始的な動物にもあり、食欲、性欲、恐怖などの根源的な本能を司る。)
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そのため、
乳児期には外界からの刺激に対して
大きく反応する気質、

成長すると、
初対面の人間に対して用心深く接する
といった傾向に繋がります。

また、

扁桃体の反応が高いということは、
全てのものに「敏感」で、
「注意を喚起する」
ということです。

・心拍数の上昇
・瞳孔の拡大
・声帯の緊張

そして、
コルチゾール(ストレスホルモン)値も
上昇します。

自分が気づいたことについて
深く考えたり感じたり、
あらゆる日常的な体験から
「微妙なニュアンス」を感じ取ることが
得意になります。

(と同時に、それらが
ストレスになりやすいのも内向型の特徴。)

「敏感さ」を受け入れろ、


そして愛せ!
私もかつては、
いつもクヨクヨ考え込んでしまう
自分の性格について悩んでいました。

でも、大切なのは、このような事実を知った上で
「そうなんだ」
と思うこと。

良い悪いではなく
そのまま「受け入れる」
ことです。

・自分はどうして
他の人と同じように盛り上がれないのだろう?
・大胆な人に憧れる
・いつも人に囲まれているムードメーカーになりたい

ないものねだりをしやすいのも、
真面目で頑張り屋な内向型の特徴。

でも、
その敏感さは「そのままで良い」んです。

むしろ、その敏感さを活かせる環境に身を置き、
自分の特性に合う仕事をする。

または、仕事の仕方、生き方を工夫する。

ちょっと疲れた時は「無理ですー!」と休む。

「敏感である」という大前提を
否定せずに受け入れて、
そのマネジメントさえうまくなれば、
内向型は実は最強なんですよ^^

ということで、今日のアクションプランはこちら。

今日のアクションプラン
「敏感な自分って素晴らしい」と声に出して言ってみる!

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